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十三階シリーズの第4弾
なんか今回は雑でした。
ツッコミ所が満載で…そうゆう面では面白かったです。
そんな訳で、いつもはイッキ読みでしたが、内容が入ってこなくて、読み返しが多々あり、時間が掛かってしまいました。
帯に『大人気スパイサスペンス衝撃のクライマックス‼︎』と書いてある。これで本当に終わるのだろうか?
だとしたらお粗末な終わり方である。
仇ってそう言う事だったのね。
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シリーズ4作目。
作者の数あるシリーズの中でも一番過激な部類に入るかと思うが、その「十三階」も前作で首相の娘である天方美月によって解体されてしまう。
「十三階」がなくなった後、それぞれの作業員は左遷に近い人事を受けていたが、律子と古池は息子を連れて、インドで親子水入らずの時間を過ごしていた。
「十三階」なき後、コロンビアで邦人の惨殺事件が起きる。
事情が分からないまま、惨殺事件の被害者は「国民の娘」として嘆かれ、国民受けを狙う外務大臣が現地に向かうことに。
しかし、それは犯人の罠で外務大臣の囮となった元「十三階」の校長が何者かに拉致されてしまう。
なかなか犯人との交渉が上手く行かない中、以前の協力者を殺人した疑いで逮捕され、帰国していた古池が捜査の現場に復帰する。
難航する犯人との交渉、十三階を解体に追い込んだ者たちに対する復讐、十三階がなくなった間に蔓延る海外の諜報員たちなど、描かれている内容が盛りだくさんで、本来のコロンビアの事件からどんどん逸れて行ってしまうところも。
相変わらず、内容もグロテスクで性描写も多いのは、まぁ、しょうがいないとして、律子がどんどん壊れて行ってしまい、どれが律子の本心なのか、古池も見失っているが、読んでいる方もかなり混乱する。
十三階の復活は、メンバーにとっての念願なのかもしれないが、前作で完全に敵だった天方美月の変わりようが気持ち悪いほど。
このシリーズが今後どこに向かっていきたいのか、いまいちよく分からなかった。
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黒江律子、怖っ‼️
警察庁の公安秘密組織『十三階』が解体させられた。
律子と古池は息子を連れてインドで逃亡生活をしていたが古池は過去の殺人容疑で逮捕されてしまう。
さらにコロンビア大使館に左遷させられたかつての上官が過激派に誘拐される。
十三階の復活計画を目論む古池と第三国のスパイとの戦い。
しかし、これら全て律子のシナリオ、「ユダ計画」だった?だとしたら、、、。
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シリーズ4作目。1作目が頗る面白かったのだが、シリーズの法則ともいえる過激度のエスカレートと面白さが反比例する尻すぼみ状態になっていたが、ここで少し息を吹き返した感。セックス&バイオレンスの描写の過激さは相変わらずだが、プロットの面白さはなかなか。このエピローグの書きっぷりでは5作目ありそうだが、そろそろ収束でもいいかな。
逆に天方美月のスピンオフというのはどうだろう。。
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NGO職員の女性がコロンビアで惨殺される。解決のため外務大臣が向かうが、影武者になった元十三階(公安)職員が拉致される。外務副大臣天方に崩壊させられた十三階。リーダー格の黒江と古池はインドに逃亡中。拉致事件の犯人が交渉相手に指示してきたのは古池・・・
なかなか面白かった。冒頭延々と前作の解説があるので、忘れていても大丈夫。事件の裏側が最も手が込んでいて感心した。
※自分用ネタバレ
裏で仕組んだのは黒江。十三階復活のため、女性を殺し、古池を交渉に引っ張りださせることまで予定してた。十三階潰しに活躍した佐倉は官房副長官は、ストラディバリウスを貰って中国に情報を渡していたが、中国スパイ二殺された。そして黒江律子は統合失調症になったふり。
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解体されてしまった「十三階」、そしてそれに代わる組織として設置された内閣情報調査室。やがて数々の事件との関与を問われた古池が逮捕されるものの、コロンビアで起こった邦人誘拐事件を内閣情報調査室は解決することができず、再度起こった事件の解決のために古池は釈放されることに。「十三階」はやはり必要な組織だったのか。今回も圧倒的にえげつない壮絶な物語です。
プロローグの「十三階の女、独白」からして、あまりにとんでもない展開に絶句。どうなっちゃうの? とその時点から読む手が止まりません。つかの間の家族の幸せも、ただただ過酷な状況を強調するためのものとしか思えない……今回も暗澹。どこまでも暗澹。拷問シーンはえぐいし痛いし、美月のキャラクターにちょっと好感が持てるようになってくるものの、それはそれで先の雲行きが不安になるばかりだし。一番平和に思えた場面が、拉致された乃里子の苦難だってのが普通じゃないです。ワニとかアナコンダとか、全然たいしたことないわー(笑)。
しかしそれにしても、黒幕だったあの人が十三階を憎んでいた理由がまさかそんなことだったなんて。あまりに馬鹿馬鹿しいだけに恐ろしく思えました。そして一層壊れていく律子が怖いやら、切ないやら。惨劇の始まりっていったい何。これ以上の惨劇なんてもういらないんだけど……。
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12階のシリーズの5作目だ。既刊の作品を読んでいないので何とも感想の書きようがない。ただセックスシーンが多くて辟易。警視庁公安組織の物語としては現実味に欠けて架空の世界感で緊迫感に欠けている。
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十三階シリーズの5作目。相変わらずバイオレンス色満載ですさまじいが、これまでの様々な謎に解答が与えられ、一番読み応えはあった。それにしても、どこの世界の話かと思うような壮絶な展開、果ては、エンディングの驚愕。読み応えはあるが、疲れるのもまた事実。覚悟して読み切りましょう。
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大好きな十三階シリーズの第五弾。第四弾は未読なのだが先にこちらを読了。
今回もなかなか読み応えがありました。
律子のやったことは人としてゆるされることではないのだが、「十三階」によって国民の平和が保たれているとするならば、百歩譲って必要悪なんだろうかと考えさせられた。
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59スパイの話しはいつでもなかなかに受け入れられないけど、特に今回の家族と業務への使命との狭間の狂気に気持ちが暗くなった。初めのページを最後に持って来るのが普通と思うけど、これが人気作家に技でしょうか。
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律子の物語でしかなかった(´・ω・`)
十三階シリーズで登場人物がスパイ活動の末に
生命の危機・精神の限界を読者は見せつけられ
突かれる作品だと思ってきたし、女スパイ律子
の不安定な精神は、読むものの心まで削り取る
と感傷的に受け止めていたが・・・全てスパイ
が作戦を練り、夫を含めて全てを犠牲にさせて
国家に身を捧げる恐ろしい作品だった
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すごい話だった。
国家のために自分を犠牲にして働いてきた十三階の方々に、特に古池ファミリーには
次作では少しでも幸せな日々をを過ごしててほしいと願います。
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もうね吉川英梨さん記念すべき10冊目読了ですよ
恐い!
もう恐い!
10冊読んで全部★5なんだがw
大好きか!というね
うんまぁそうだろうね
抜群に相性がいいんだと思います
吉川英梨さん、生まれてきてくれてありがとうという心持ちです
はい、『十三階の仇』!
いやもうリっちゃんのモンスターレベルの上昇がすごい
遂にラスボスレベルになってしまいました
この後どうすんだろ?
今回もめちゃくちゃ強烈!
強烈すぎてこの後まだ続くんだよね?大丈夫?と心配
今回のさらに上をいく話なんてあるんかいな
でもやってくれるんだろうな〜
わいも最後まで見届けるぜ!
リっちゃんに振り回される古池を!(そっちか〜い!)
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公安秘密組織「十三階」、第5弾!
そろそろシリーズは、最終に向かうと思っていたのに、どうもまだ続くようです。
十三階は、前作の失墜から、解体となってしまう。
元作業員達は、別部署へ。スパイ夫婦は、インドで普通の親子っぽい逃亡生活の時間を過ごす。
そして、夫古池は、逮捕されてー。
そんな中、コロンビアで過激派の誘拐事件が起こり、対応しきれない政府は「十三階」の再集結を依頼する。
どの事件もすっきりしない。やはり、何かに振り回されて事件の中核が見えてこない。
それは、律子の仇計画だったから。
律子さんの成長譚を期待して読んでいたのに、いつのまにか崩壊譚へ。
それさえも戦略なのか。
“仇”的終焉は好みでないので別の落とし所を期待して次作を待ちます。待ちは嫌いなのに。
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ひょえーー、どこまで行くんだ黒江…っ!凄まじい展開に思わず感想を書き留めておきたくなってしまった。
シリーズを通して、ずっとドキドキハラハラ、それでも黒江と古池の関係が強固だからこそ安心して読んでいられたのに、最後の最後にそれすら危うげな感じが…。
国家安寧のため、そこまで犠牲を払うのか、と恐ろしくて黒江から逃げ出したくなる古池の気持ちも、古池に嫌われたくないが国のため子供のためやらねばならないと計画を実行する黒江の気持ちも分かるだけに辛い。
正直壮絶すぎて(そこまでやるのか?と人間味がなさすぎて)主人公の黒江に全く感情移入できないから、何を軸に読んだらいいのか困惑しながら終盤までいくが、あぁなるほど子どものため、国のためなら何でもやるのか、と最後に納得。小説だからこそのありえない展開だけど、根っこはそういうピュアな気持ちを濃縮させた結果なのかも!こんなふうに強烈な気持ちを行動にして表現できるのって小説の醍醐味かもしれない。
シリーズ5巻の中で女(1作目)とこの仇(5作目)が1番好きかも。
元校長・乃里子のコロンビアパートや、良きリーダーに成長していく美月と古池の会話部分も面白く読めた。
万人受けする作品じゃないから、オススメだよー!って言って回ることができないのでここで発散しよう。私この作品好きだ!読むと疲れるのでしばらくはご馳走様だけど、数年したらまた読もうかなと思うくらいには好きだー。