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5人の対話形式で、コンパクトにまとまっていますが、今日の課題は的確に押さえられています。また、課題が抽象的でなく個別具体的なエピソードや実感で語られているのが、とても良いです。中高生から幅広く読まれてほしい一冊。水平社100年の今年、ここから部落問題を学ぶ扉を開いて踏み込んでほしいと思います
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『部落』にルーツのある五人の女性がリモートで話し合った内容を書籍化したもの。『部落問題』の何が"問題"なのかが、分かりやすく書かれている。西日本、特に関西圏では同和教育が盛んなようだが、東日本、関東圏ではなかなか盛んな話はされていないように見られる。そもそも、『部落』というものが何なのか、その成立から解き明かして行かなければならないのではないか、と思った。
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昔ながらの(?)部落差別もありつつ、これだけ人が自由に移動するようになると、ここに出てくるような果たして自分も「被差別部落」の人だと言ってよいのかみたいなことも生じるのだな。
「わたしは違う」というのも違うと思うし…だからつまり部落差別というのは不自然で理屈に合わないものなのだと思う。