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全部面白い。
「眼帯のミニーマウス」「神田タ」痛いけど行き過ぎないからホッとする。
「嫌いなら呼ぶなよ」1番笑った。
「老は害で若も輩」綿谷りさの京都弁や芥川賞いじり等自虐が可笑しい。
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オーラの発表会に登場したみるこちゃんが出てきましたね。彼女の特技である誰にでもあだ名をつける事がまさか継承されていたとは。みるこちゃんの周りは彼女並みに面白い子が居たんですね。こういう前の作品読まなくても分かるけど、読んでいた人はおぉってなる繋がり良いですよね。
マリトッツォとシュークリームの話とか綿矢さんの言葉選び好きです。
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まぁまぁ面白かった。
最後の「老は害で若も輩」の3人のやり取りが笑えた。
綿矢りさって本当に心の中の中の部分を言葉にするのうまいよなぁ。
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ちょっとブラックな綿矢さん。
著者のデビュー作から追いかけているけど、ブラック綿矢さんは昔から居た訳で、本書ではそのブラックさが多めに出ている気がする。
表題作は、気が進まない3家族合同BBQに呼ばれた主人公が、気がついたらなぜか被告人のような状態になっているというびっくりな展開。一番びっくりしているのはそりゃあ本人なんだけど、これがまたちょっとやそっとではへこたれないメンタルを持っているため、いけしゃあしゃあと切り抜けようとする。それどころか、自分が世の中の人より優れていると思い始める始末。
ここまで突っ走っているならばもう何も言うまい。笑
ラストは本当に「嫌いなら呼ぶなよ!!」と言い捨てたくなる。言い捨てられたらスッキリするのにねぇ。
「眼帯のミニーマウス」では、周りの人の悪意を耐えて耐えて耐えてついに耐えきれなくなった主人公が起こす行動が凄い。
そうされちゃあ、誰ももうからかえないだろう。間違いな面白い人物。
表題作の主人公なら人からの好奇の視線も「自分が周りより秀でているため」と考え、むしろ得意にこそなるだろう。一方、眼帯のミニーマウスの主人公は好奇の視線が鬱陶しくてしょうがない。
他の短編の主人公も困ったちゃんだらけだ。
でも彼らも必死に生きている。毒を吐くかもしれないけれど、彼らを(離れたところで)見守っていたい。しかし放火はいかん。
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綿矢りささんの書く文が本当に好き〜
自分も書けそうな気がする文を読むと、そうそうわかる!となるのにそれを言語化するのは難しい
それをサラッとやって退けるから読んでる間にすごく親近感が湧いてしまうけどサラッとやってるように見えてサラッとしてないみたいな感じ。
メモに書き留めておきたい言葉や文章がたくさん出てきたまじぴえんすぎる
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何度も吹き出した。
読むというより
語りが軽やかだから
コントを4本見ている感じだった。
架空の出来事だけど
こんな人たち、どこにもいそうで
実際かかわりあったら面倒で
笑い話じゃ済まないだろうなー。
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4つほど話が入っている。
どれもこれも、あまり触れられないようなそういうところにスポットが当たっている。
性格が悪いというか、でもみんなこういう感情あるよね、みたいな。
私はおもしろいと思った。
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とても面白かった。
すごい好みの書き方で読み易くて全く飽きなかった。
無駄がなく、スラスラ読めて一気読みしちゃう作品って自分にとってはこういう作品だった。
最近は生きづらさをテーマに人生を描く作品が多いけど、これは真正面からぶつかってよりリアルに現実的な展開を表現してる。
純文学は共感して感動するものだけど、これは今の世代に刺さる共感を表していて、感動はしなくてもこれまでに無い強烈な共感がある。
登場人物の名前も独特の面白さや馴染み易さがあって、世代によっては特にウケる。
若い世代は好きだと思う。
とても好みの作品でした。
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表題作はそんなシチュエーションまずないなと思ってしまい、そんなに刺さらなかった。
この本は別に読まなくてもよかったかなあと思いつつ読んだ最後の「老は害で若も輩」が思いの外面白かった。綿矢りさの振り切れ方に脱帽。
この短編だけは読む価値有り。
綿矢りさが登場人物として出てくるのだが、それがまた本当にいそうないやらしい作家で、自分の名前で創作しちゃうところの自虐的面白さは並でない。
こんなふうに相手を追い詰めたり、自分を上手いこと擁護したり、粘着質にやる人いるよなあというところを拾い上げていて、洞察力がさすが。
自分にも思い当たることもあり、苦笑してしまう。
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整形依存女子、YouTuberの粘着ファンなど4編。
皮肉たっぷりが小気味いい。
整形したかしてないか厳しい整形ポリスとか、いるいる〜って思った。
面白かった。
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ひさしぶりにちゃんとザ綿谷りさを読んだ。
ウォーキングクローゼットあたりから、当たり障りないおもしろさで、
キレが全く感じられなかったけど、
ひさびさに、この文句全部垂れ流し短編集を読んでスカッとした。
そうよ綿谷りさにはこの暴走女子ぶりを求めていたんだよ
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コロナ禍の世界で、著者いわく「明るい闇」を抱えた人たちの姿を描く4作の短編集。
ある意味ポジティブで自分が闇を抱えているとも認識していなさそうだが、明らかに闇深い登場人物たち。あまり共感するところはなく、読んでいて楽しいという感じでもなかったが、現代人特有の「闇」の一端を垣間見ることができた気がした。
「眼帯のミニーマウス」において、主人公が包帯を顔中に巻いた姿について「誰よりも目立ちつつ、誰よりも正体不明でいられたあの安らぎ」と述懐している感覚や、「神田タ」において、推しのYoutuberに振り向いてほしくて挑発的なことを繰り返す主人公の感覚は、なんとなくわかる気がした。
表題作の「嫌いなら呼ぶなよ」の不倫を繰り返す主人公の感覚は全然理解できず、こんな人いるんかなという感想。逆に、主人公を責める人々は、いかにもこんな人いそうだと思った。
「老は害で若も輩」は、著者が登場するメタ的な小説で、ほんとにこれに似たやりとりがあったのかなと思わされ、なかなか興味深かった。
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綿矢りさ全開
爽快ですね、テーマは決して軽くないのに
表に出る自分と、内側でもっと密着した自分が別人の顔をしてるのが好き
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すごく現代っぽい、コロナ禍の短編集。
読んでて登場人物達のイライラが移ってストレスが溜まってしまった。
元気な時に読む方が良いのかもしれない。
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綿矢りさの物語ってリアルとファンタジーと邪気と無邪気が合わさってすごい色のスムージーみたい!!!
コロナ禍や令和時代のあれやこれやを綿矢さんの目線で見られて、最高だったなあー!
煩雑な文章もまたよかった。