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笑い方を忘れてしまった、藤枝蒼。そんな彼を笑わせたいと言う、日高咲良。そんな彼ら二人による、ピュアで不器用な、心温まる青春物語。
登場人物が少なく、各登場人物の心情や機微が丁寧に描かれるため、ゆったりとほのぼのとしながら楽しめ、また、前向きになれる作品でした。
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これただの仕事一方的にちょっかい出してくる女の子の話なのかなあと思ってたら「ごめんね」の一言から全く異なる方向に展開していきました。笑うことを忘れた主人公と泣けないヒロインの物語。
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ライト文芸のような文体で、景色や心情を書いてくれる作品でとても読みやすかったです。徐々に前向きになっていくあお君が、眩しくてかっこよくて真っ直ぐで、素晴らしい主人公でした。また、さくらちゃんはあお君の前では明るい自分を演じていて、本当はとても無口で悩みを一人で抱えてしまう女の子だった。というのが良いなと思います。
どこかにはありそうな青春で、日常で、壮大ではない作品です。魔法も技も出てこない。でも、だからこそ響くものがありました。素晴らしい作品でした。
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友人から借りて読んだ小説。
少しずつでも確実に成長していく登場人物たちもいいけど成長しようと頑張る様子が特に好きです!
人との出会い・繋がりの素晴らしさを改めて感じさせてくれる作品( ´ ▽ ` )
お勧めしてくれた友人に感謝!
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【笑い方を忘れた君にその出逢いで笑顔に変えたい】
笑えなくなった哀しき少年が、地元図書館で笑顔が素敵な少女と出逢い、恋の形へと発展する物語。
自分に無い物があるからこそ、強く惹かれ合い、心がときめく。
笑えなくなった蒼と屈託ない笑顔が魅力的な咲良。
共通点がまるでないふたりを繋げる糸は地元の図書館。何気ない会話から、秘密の共有を経て。
その出逢いは恋へと変わる。
笑顔を忘れてしまった蒼の為に、自分の全てをさらけ出す咲良。
大切な物の為に、少しずつ歩幅を合わせて駆け出していく蒼。
二人の青春はまだ始まったばかりなのだ。