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純くんを巡って綱引きを繰り返す琉実と那織。両親や友人が動く事で、三角関係が徐々に進展するお話。
序盤は今までと似た展開も多いですが、中盤~終盤に掛けては3人の関係が動いてゆき、その変化を3人それぞれの視点から丁寧に描かれた、面白い作品でした。
また、那織の面倒くさい行動や独特の会話を引き続き楽しめたのも、個人的に良かったです。押して駄目なら引いてみろ。
後は、両家の両親の、適切なタイミングで適切な行動を起こす、その存在感が印象に残りました。
次巻決着がつくのか、ボーナストラックは伏線なのか、などなど、楽しみです。
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【保留出来ない恋の答え、一人を選ぶ難しさと葛藤】
那織の悪戯が三人の関係に変化を齎す物語。
ちょっとした悪戯が思わぬ変化を与える。
一番わがままであった事を自覚する琉実。
そして、純に那織とした事を全てやって欲しいと懇願する。
無茶苦茶な欲求に戸惑う純を取り残すように、積極的な那織の無我夢中なアプローチ。
どちらか一人を選んで欲しい切実さと、今のままで中途半端な関係を続けたいと思う純。
答えを出さなければ向かう先は泥沼の修羅場。
もう既にぬるま湯のような居心地の良いモラトリアムは過ぎた。
これから先は傷付け、傷付いたとしても、自らのエゴで選択せねばならぬ。
三人の割り切れぬ関係も遂に佳境を迎える中、純の下した決断がどの様な変化を齎すだろうか?
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ようやく答えが出たか。次の巻で決着かな?
答えが出て、これから告白するというところで終わる展開は珍しい。