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図書館で見つけ、ふと惹かれたので読了。
子供向けの本ですが、表現も綺麗だと感じます。
色々な見え方が生まれそうな本。
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戦争の音が犬の声よりも遠くで響く時、五歳半の少女は「ロザリー大尉」となった。誰にも知られず「文字」という武器を得るために彼女が選んだ、静かで勇敢な任務。本当は、私は貴方に冷たい勲章じゃなく、温かい手のひらだけをあげたかった。
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ロザリーが秘密でしていることがわかった瞬間、心に大きな衝撃がきた。色んなことがわかることで苦しみを感じるが、とても素晴らしいお話。中学年以上。
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児童書らしいサイズと、愛らしい少女の絵の表紙に惹かれ手に取った。
5歳半の赤い髪のロザリー。おとうさんは戦地へ行ってしまった。おかあさんは工場で働くため、ロザリーを校長先生の計らいで特別に学校で預かってもらっている。少年たちが勉強している間、ロザリーは教室の後ろで大切なノートを握りしめている。ロザリーには大切な任務があった。それが明らかになったとき涙が込み上げてきた。彼女が真剣に求めていたものを知り、胸がいっぱいになった。
小さな本が私の心の中で大きな存在になっている。
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これは過去の話しではない。
今もこの小さなロザリーは世界のどこかにいて、もしかするとそう遠くない未来、日本にもおきてしまうかもしれない。
そうならないためにできることはなんなのだろう?!
一人一人が考えなくてはいけない時がきているような気がする。
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戦地にいる父と、軍需工場で働く母をもつ5才のロザリーが、戦争の真実を探ろうとする物語。自分が読めるようになった文字をたよりに、父の手紙を判読していくロザリー。そこに書かれた一単語一単語が、戦争の真実を伝えていて、胸が少し痛くなる。母やロザリーの悲しみに寄り添うラストに希望がもてる。
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夏読62冊目。
お父さんは戦地へ行き、お母さんは軍需工場で働く中、5歳の少女ロザリーはある任務を自分に課していた。
どんな任務か気になって読み進めたけど…
わかってしまうと、そのために頑張る姿がとても切なかった。
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〝お母さんは戦争が始まってから、ずっと軍需工場で働いていてて、お父さんは戦地で戦っている。あたしはもう赤ちゃんじゃないから、お母さんが働いている間、近くの学校の教室の片隅に坐って、お母さんのお迎えを待っている。小さなノートを広げて・・・。あたしロザリーは、自分に指令を出し、秘密の任務につく「大尉」になり、敵を見張りながらノートの上で作戦を練っている・・・〟 戦争の暗い影に怯えながら毎日を生き、真実を切実に望んだ少女ロザリ-の姿、悲しみに耐えながら娘に寄り添う母親の愛情、学校の先生や生徒たちの思いやりが、切なく心にしみわたる珠玉の物語。