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"Mr.プロレス"と評されるプロレスラー 天龍源一郎。
その奥様 故 嶋田まき代夫人視点から見た天龍源一郎が書かれている。
嶋田まき代氏なくして天龍源一郎はなかった。
本著を通じてそれを改めて感じた。
僕は天龍源一郎というと、寡黙で頑固、一本気な印象だが、本著を通して感じた印象は"寂しがり屋"という印象である。
常にそばに居たからこそ語れる様々な出来事の裏側。
その全てが真実とは限らないが、アレってこうだったのか。と記憶中が補完されていく。
そんな一冊でした。
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ゴング派になるきっかけが天龍源一郎だった気がする。その当時まわりでは週プロを読んでる人ばかりで色々言われたりもしたが、それで逆にゴングを買い続けたのは自分の中の小さな天龍イズムだったのかもしれないと今は思える
この本を読んで感じたのは、まき代さんがいてくれたからこそ天龍源一郎がより光って見えたなだという事
そしてまき代さん自身がとっても魅力に溢れた方だったことを知れたのが良かった
またいずれお酒を飲みながら再読してみようと思う
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「大将を一等賞のレスラーにする!」
1982年、全日本プロレスの天龍源一郎と結婚した嶋田まき代氏は、
女房として、母として、そして時にはチーフとして天龍源一郎を全力で支えてきた。
2020年10月、2度目のがん告知を受けて自らの死期を悟ったまき代氏は、
「妻の私が知る天龍源一郎の〝本当〟を世に遺したい」と、
自らの人生の集大成に取り組んできたが、志半ばで2022年6月24日に天国へと旅立った。
そして、その想いは娘・紋奈へとバトンタッチされた。
全日本プロレス、SWS、WAR、新日本プロレス、ノア、ハッスル、天龍プロジェクト……
茨の道を歩み続けた〝ミスター・プロレス〟と呼ばれる男と、その家族の物語。
「まき代は金も人生も注いでくれたよ」(天龍源一郎)
「私としては〝天龍は、結婚してから奥さんの尻に敷かれている〟と思われるのが嫌だったので、たとえそれが最後の1万円札だったとしても、ありったけのお金を握りしめさせて飲みに行かせました。だから天龍源一郎には家庭臭さがまったくなかったと思います」(嶋田まき代)
全日本プロレス、SWS、WAR、ハッスル、天龍プロジェクト…家族で歩み続けた40年間の追憶。
第1章 裕福だった生い立ち―男社会のなかでお転婆に
第2章 天龍源一郎との出会い―私が結婚を決意した理由
第3章 夫、父親としての天龍―誰も知らないその素顔
第4章 プロレスラーの妻として―天龍を絶対に一等賞に!
第5章 全日本退団、SWS、WAR終焉まで―いわれなきバッシング
第6章 タフ・ネゴシエーター―あまりにも険し過ぎた道のり
第7章 父の引退と二人の人生―娘が間近で見た寄り添い合う両親
最終章 誰からも愛された母へ―共に過ごした最後の1年7か月
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”天龍が男を張れないでしょ”周りの人間とともに豪快に飲み会をして金を使う、古い時代のレスラー天龍源一郎の妻。本書を読むまでは夫の後ろを影を踏まないように歩いて、耐え忍ぶ。。というイメージだったのが、むしろ真逆。夫を立てるのではあるが、夫のために自分で事業を起こし、マネジメントを行って新日本プロレスを相手にネゴシエーションを行う、まさに女傑。最終章は涙なしでは読めない。まさに”天龍家”の家族愛が読んでとれる。天龍源一郎も、著者も、そして娘さんも、互いにレスペクトしあっていたんだな。