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webちくまでずっと楽しみに読んでいた連載をまとめたもの。
10代の子どもたちに向けて書いているが、親世代や教員も読んでおいたほうがいいと思う。
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10代の時に読みたかった本。
と言いつつも、19歳から20歳にかけて休み休み読んだ。大人(周り)に対する不信感、現実に対する不安に悩まされて、グラグラと揺れていると感じている人に(年齢関係なく)読んでほしいと思う。私がそうであるようにきっと、刺さるものがある
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鳥羽さんの著作は毎回胸に刺さり、何度も繰り返し考えさせられます。子どもに対してだけだなく自分はどうして世の中の理不尽に抵抗しなくなってしまったのでしょう?大人になるってそんなにつまらない事ばかりなのだろうか?生きている限りの抵抗をしていきたいと思った。
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子ども達の人生を大きく変え得る本であり、間違いなく良書です。正直、中高生が腹落ちするのは難しいかもしれませんが、理解できないままでもとりあえず本書を持っておいて、そして時折読み返してほしいと思います。また、子どもに関わる大人達に広く読まれてほしいとも思います。
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生きる活動の中に現れる
様々な関係性に対して
感じた違和感を大事にし
そこに当てはまる言葉を
自分は探し続けていくのだろうな
と思った
とても読みやすいと感じたが
その現象内容は深く複雑で
読後の身体に反響している
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全てに同意、ではないけれど、他の本では出会えたことのない、自分にとって大切だと思えることといくつも出会えた本でした。
「言葉はそれ自体が傷跡」というのにしびれました。
年齢を重ねるごとに、そのことを痛感します。
「悩み」は「抵抗の拠点」という言葉も、言われてみればそうだな、と。
子どもを育てる親の立場で読むと胸がどきり、としますが、納得もします。子どもが反抗期の時に読めていたら、子どもへの接し方も違っていたかも、と思います。そう考える時点ですでにコントロールが入っている気もしますが。
難しくてよく理解できなかった場所もあるので、時間をおいて、また読もうと思います。
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読み終えるのに時間がかかりました。
やっと読み終えました。
親の立場で読むので、第三章の「親からの逃走線を確保する」は、少々耳が痛い思いをしました。
第一章「学校に支配されないためのメゾット」
第五章「勉強という名のレジスタンス」
この2つの章は、共感する部分が多かったです。
この本を読みながら「こんな風に人生歩んでほしいな~」
と子を持つ親として思いました。
「君は君の人生の主役になれ」
力強い、励ましの書でした。
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大人が読むとぐさぐさくる話が多い。
ターゲットは10代の中高生だと思うけれども、
10代の中高生が悩んでる事は、
そもそも大人から与えられた思考の枠でしか考えていないからでは?
というのが言いたいことか。
・学校に行けない、学校で問題行動をとる。子どもがそうなったとき、大人は、子どものどこに問題があるのか?
と考えがち。でもこれは罠。
大人はいつもそうやって、問題を子どものせいにする。そのせいで子どもはいつの間にか、大人の設定した問いの中でしか考えられなくなる。
・この先生は、私が知らない謎を知っているんだと言う思い込みで学ぶことができる。つまり学びは、一方がもう一方をむやみに信じ込むで非対称な関係のもとでなければ成立しない。
・教育の成果って、いかに優れた教育を施すかではなく、どれほどにうまく教育されるか、というそれ方の方にかかっている
・教育を生業とする人たちの多くは、不安を煽れば煽るほど稼げる
・人を手段として使うな、差異として使うな
・親は自分の都合で勝手にあなたを育てた
(これは確かにそうかもしれないけれど、
そうまじまじと言われるとなんとも言えなさがある。)
・差別があるのがデフォルト。差別があるままに、他者と隣り合う世界に生きている
・そもそも言葉とは自分のものとは、言いがたく、もともと他のもの
言葉を習得することは、他人の視点から見ていることであり、他人に無理やりに合わせてみるということ
・なぜ勉強するのか?という問いに対して
人の役に立つためという答えは知らず知らずのうちに、未来の可能性を封じてしまう。
・人の想像力なんてたかが知れている。現実世界では、人の想像を遥かに超える偶発的なことが起こる。
あなたが勉強を通して、自分自身が変化することを発見して、それに伴って世界中の見方が変わると
そのことによってあなたを取り巻く人や物との関係性さえも変わることを許容できるのかということにかかっている。
・将来の夢
目標があることが良いとも限らない
自分の将来の夢を見定めたいなら、他者の欲望にまみれていない自分独特な欲望を見つけることから始めなければならない
・必要なのは、皆と違う自分独特の生き方を見つけることなのに、
大人が耳にするのはどうすれば普通になれるか、みんなとうまく合わせられるかということばかり
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子供の時に読みたかったと思ったけど、当時の自分には刺さらないだろうな。
今の自分の興味からしても高校の生徒会室の話だけでも読む価値があった。多様性の時代だからこそ、マイクロアグレッションについて考えなければならない。
子供に向けた本だが、教師、親がよんでも十分に価値があると思う。
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中学生、高校生向けの本だが、これを読んで理解できるのはかなりレベルの高い子だと思います。既に管理社会の中でもがいて生きている大人たちからすると、ちょっと作者の主張に受け入れ難いところはありますが、なかなか刺激的な示唆もあり、自分も反省するところが大いにあるなと思いました。
作者の考えを受け入れるか、受け入れないかは別として、とても良い本だと思うので、中学生、高校生は頑張って読んでほしいし、親も読む価値が十分にあると思います。
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主に中高生に向けた人生の指南書。難しい内容の部分もあり、大人になってから読むと受け入れ難い部分もあるが、若い人たちへの啓発、啓蒙の一冊と言える。
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10代の若者に向けて書かれたものですが、その年代の子どもを持つ親、学校の先生が読むにはいいかと思いました。
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めちゃくちゃいい本なんじゃないかと思う。大人でも読んでいて難しい部分があるが、学校、恋愛、お金、親、勉強という子どもの関心事、心配事、悩みに関する固定観念を、次々とほどいていき、少しでも子どもが自分のものとしての人生を生きやすくしたいという、本気の本。劇薬。
問題が隠されてしまっているために大人でもなんか変だなーという違和感だけ持ってた問題がほぐれてすっきりする。
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社会の理不尽さの中で生きる中高生に向けて書かれた本。
理不尽さに乗っからずに自分であるためにどうすればいいのか。でもその理不尽は大人が作ったものだ。それに抗うことを若者に求めるのは酷ではないかとも思った。
簡単には楽にしてくれない本です。
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いっき読みした。おもしろかったんだけど何が印象に残ったかというとパッと出てこない。。
千葉雅也さんの現代思想入門の内容と重なる部分があったように感じる。まあ引用もされていたから影響は受けているでしょう。差異に着目せよという話で。同じレールで競争したりルールメイキングしなくていいぞ的な。
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パラパラと再読
印象に残ったことあった
・多くの人は自分の生きる実感よりも適応を優先させることで自信を失っていく
・生徒とフラットな関係の先生にいい先生はいない 先生は謎を秘めた存在であり、私がまだ気づいていない何かを感じさせる
・恋というのは好きな人がいるから生まれるのではなく、好きな人がいたら自分の穴ぼこが満たされるかもしれないという思いから生まれる
・親ガチャとはいうけれど、ガチャに当たりはない ワンチャン 当たりがあるだろうという幻想に浸れるだけ
・マイノリティの人は、生まれ落ちた社会がデフォルトで自分用に作られていないことに気づかされる体験をしている
・思考が言葉を与えるのではなく、言葉が思考を作り出す
・親の余計なお世話が子どもの偶然的な未来を奪ってしまう
・子どもの「好き」を質にとる親
・自己肯定感なんてものは存在しない 自分ひとりで自分を肯定することなんてできない
・自由というのは常に自分自身が揺れ動くことを許容することであり、安定や安心とは真逆の価値観なのです