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裏染天馬シリーズにどハマリしてしまった流れで、青崎有吾さんの新刊が出ていたので購入。
開いてから(苦手な)短編集だったのかと思いつつ最後まで読み終えた今時点の感想としては、7編目の『恋澤姉妹』は是非とも恋澤姉妹を主人公としたシリーズ化を強く希望したいです!!
カリスマ性の高い魅力的な姉妹、世界観や設定も私好みでした。後半の姉妹のやり取りのギャップ萌えの余韻が凄い。
そして最後の書き下ろし『11文字の檻』は途方もない話で、面白さはあったものの、ちょっとしっくりこない答えでした。私の知識不足かもしれませんが……。
『まえがき』で青崎有吾さんは、「洗練された短編集を求めているなら、この本はおすすめしない。」と読者への思い遣りとも汲み取れる言い方をされていますが、『恋澤姉妹』はオススメします!!
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お気に入りは「your name 」
あの短い中にも驚きがあり、びっくりでした。
全体的に、短編集なのに読み応えあって満足でした。
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青崎有吾先生の短編集。
それぞれに登場人物は異なり、背景も違う。あるときは実際の事件を元にしたミステリー、あるときはSF、あるときは公式二次創作と幅広いジャンルがこの中に展開されており、飽きせずに読むことができた。
特に面白かったのが最初の『加速してゆく』という作品である。福知山線脱線事故という実際に起きた事故を元にミステリーを展開させていくという所が面白く、さらには主人公の植戸という名字とその当時に放送されていたドラマとを上手く絡ませて少年の秘密を暗にほのめかしている所も上手いなぁと思いました。
青崎さんの作品はまだ読めていない作品も多いのでこれからも読んでいきたいです。
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裏染天馬シリーズ(続編期待)でファンになった青崎有吾先生の短編集。ミステリだけでなく様々なジャンルの作品が勢揃いです。『加速していく』、既読でしたが『恋澤姉妹』、そして書き下ろしの「11文字の檻」が特に良かったです。
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とっても面白かったです!
様々な企画の短編からショートショートまで色々読めました。
JR福知山線脱線事故を題材にした『加速してゆく』は臨場感があり本当にその場にいるかのように錯覚しました。祖父がこういったニュースは隠さず説明する人だったので事故のこと自体は知っていましたが、当時の私はニュースをどんな気持ちで見ていたのか…全然思い出せず、時間が進むとこうなるのかと少し悲しくなりました。
百合要素のある『恋澤姉妹』はこれが初の百合小説なこともあって、なんだか恥ずかしくなりました。でもとても面白かったです!
1番好きなのは表題作の『11文字の檻』です。
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短編集。作者が最初に書いているように、全体として洗練されているとは言えない。漫画のトリビュートなどの企画ものはよく理解できなかったし、他にもうーんと思うものが多かった。しかし最後の表題作はすばらしい。私好みの構造と展開。この作品だけでも読んだ価値あり。
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密室殺人に日常の謎に近未来風の物語など、様々なジャンルを楽しめるとともに、作者の豊富な想像力に驚かされる。表題作の、緊迫感のある雰囲気と主人公の試行錯誤の過程が特に面白いと感じた。
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書き下ろしの表題作を含む短編集成。
著名な作家様達の読了ツイにそそられて購入して即読了しました。各アンソロジーに収録されていた短編ということもあり八編全て趣が違う贅沢な短編集。
表題作、面白かったのですが閉所恐怖症ぎみとしては表題作が短編でよかった…。
ご自身での各短編への解説も面白い!
またTwitterで仰っていた帯の話も面白い!
本編、解説、帯の全て面白いという贅沢な短編集でした。
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超絶可愛いキャラがいっぱい! 青崎有吾先生の魅力がたっぷり詰まったミステリー短編集 #11文字の檻
平成のエラリークイーンと呼ばれるロジカルな本格ミステリーを提供してくれる青崎有吾先生の短編集です。
論理的な解法も確かに魅力的なんですが、私としては超ドエンタメなキャラクターを作り上げる、先生の天才的発想力を推したい。本作も惹きつけられるキャラばかりで、しかも物語も気軽に読めるものが多く、熱中して読み切ってしまいました。
そしていつもの田中寛崇さんの装画もキュート。思わず本棚に飾りたくなりますね。
■加速してゆく
JR福知山線脱線事故をテーマにした、人情溢れるミステリー。
メインである登場人物の二人の未来に幸あれ。
■噤ヶ森の硝子屋敷
おかしな館で発生する密室殺人、単純ながらも強烈なトリック。
木を隠すなら…
■前髪は空を向いている
女子高生の交流関係を切り取った作品、これは純文ですね。
周りとの価値観とのズレを不安に思う心情が、とても綺麗に描かれていました。
■your name
あっという間に解決しちゃう掌編ミステリー。
これ、自分でも失敗しそうですよね。怖い怖い…
■飽くまで
捻りの効いた掌編ミステリー。
新しく、そして変態的な発想力にビビりました。
■クレープまでは終わらせない
背景設定と場面切り取りが素晴らしい。SF純文学といった感じ。
キャラクターが可愛く、妙なエロさもあり、またセリフに不思議な品の良さがあって大好きな作品。
■恋澤姉妹
「彼女。百合アンソロジー」で既読済の作品でしたが、再読してみても超面白いです。
先生の得意分野が思い切り発揮されていて、キャラクターやセリフが鬼カッコいい。物語も破天荒な世界観が天才的発想。そしてなにより恋澤姉妹が抱く圧倒的にシンプルな感情が強烈で、やってることとのギャップが鬼カワ。
正直、今年読んだ短編の中では一番好きな作品で、未読の方はこれだけでもぜひ読んでほしいです。
■11文字の檻
11文字のキーワードを当てるまで檻から出られないという軟禁脱出モノ。
水曜日のダウンタウン 〇〇するまで出られない、といった企画ネタを思い出してしまいました。
まったくヒントがない中、ロジカルに解き明かしていく様はさすが。そして衝撃の急展開。先生らしい作品をめいっぱい楽しませていただきました。
バラエティに富んだ短編集で先生の魅力や特徴がいっぱい詰まった作品です。読み物として楽しい一冊でした。
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まえがき/加速してゆく/鶫ヶ森の硝子屋敷/
前髪は空を向いている/your name/飽くまで/
クレープまでは終わらせない/恋澤姉妹/11文字の檻/
著者による各話解説
表題に惹かれて初めましての作家さんを読む。読み味に不思議な感じがする。
さて 次は……
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1冊の本としては初、青崎有吾さん。
正直、全体的に自分には合わなかった……。が、幅広い作風をお持ちの方だなということは純粋にすごいなと思った。
そしてタイトルであり、書き下ろし短編でもある「11文字の檻」がめちゃくちゃ面白かった。
惰性で「最後も読むかー」と思って読み始めたら、最後に大当たりでした。
評価は全体の評価です。
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SF的なのが多いかな。これだけバラエティで、全部面白いんだからすごいよね。渡辺温的な感じもする。加速してゆくも、平成ストライクで唯一好きだった話。表題作の読み応え。
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様々な作風の短編・ショートショートが収録された短編集。たった5ページですべてが覆る『your name』、特殊な館を舞台にした『噤ヶ森の硝子屋敷』、そして表題作『11文字の檻』が特に面白かった。表題作『11文字の檻』は収監施設からの脱出を目指すミステリ。脱出のためのパスワード当てに加えてパスワードを当てるまでの試行錯誤は読んでいて「そんな手もあるのか」と思わされた。
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発売を知ってから、買うと決めていた本。様々なところで書かれた短編集のためお題など分かるか不安だったが、最終ページに解説があり、その分楽しく読むことができた。どの話も続きが読みたくなるお話ばかりだった。特に11文字の檻が好きだった。
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短編集。初めて読む感じの文章のリズムだったのではまらないものもあったけれど全て色が違って楽しめた。恋澤姉妹、表題作が得によかったです