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ぐっすり眠れるなら、死んでも構わない。
入居しているのは、眠りに問題を抱える人ばかり。
騙りの名手が仕掛ける、不眠と悪夢の「グランドマンション」へようこそ。
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わけありで怪しい人物ばかりが住まうアパート「メゾン・ソレイユ」。噂によれば推理作家の梅野優作が住んでいるらしいということを聞いてやってくる者や、DVの問題を抱えて逃げてきた者などによって引き起こされるさまざまな事件。ここで何が起こっているのか、そして梅野優作の正体とは。たくらみに満ちたミステリです。
折原さんの作品なのでもちろん身構えて読むのですが。それでもなかなか見抜けないなあ。あの人もこの人も癖がありすぎて、まったくもって不可解な物語。しかしそれにしても「髑髏枕」ってー! これは笑っていいのですよね。よりにもよって「チャカポコ」だし。愉快なようでひたすらに募っていく狂気には怖気を感じました。タイトルは「グッドナイト」だけれど。これは本当に怖すぎて眠れませんよ……。
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「チャッポン」「チャカポコ、チャカポコ」
隣室から聞こえる奇妙な音。
また別の部屋では、母親が息子にスリリングなミステリを読み聞かせる声が壁伝いに漏れ聞こえて来る。
築五十年ほどの古びたアパート『メゾン・ソレイユ』の入居者は眠りに問題を抱えた人ばかり。
不眠に輪を掛けるように様々な音に悩まされ、あげくに殺人事件まで起きる始末。
7つの短編は、他作品のパロディーを織り交ぜながら、緩く繋がっていき、最終話でおおっ!という種明かしが待っている。
折原マジックと呼ばれる仕掛けが随所に張り巡らされた刺激的なアパートミステリー。
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築50年、3階建てのアパート「メゾン・ソレイユ」が物語の舞台…。ここに入居している人々と管理人、そして謎の覆面作家梅野優作を巡るストーリー。
読み終えてみて、すっきりしないのは結局梅野優作先生は…??ってことでそれが解明されないままのラストで残念でした…。「チャカポコ…」って何だろう?まぁ…いいや(^^;)個性的ないろんな入居者さんが登場して、特にオークションとかは面白かったです。こんなにネットニュースに話題を提供するアパートには住みたくないかな…。
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【収録作品】永遠におやすみ/ドクロの枕/デストラップ/泣きやまない夜/見ざるの部屋/自由研究には向かない小説/ラストメッセージ
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折原一ワールド全開の作品!
メゾン・ソレイユに住む、ワケありばかりの人々。そして梅野優作という小説家が住んでるという都市伝説は本当なのか…
一個一個の話は面白かった。最後、住民の関係性が複雑で頭の中が混乱してしまった…
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とあるアパートで起きる不可解な事件。作中作と現実の事件がどちらがどちらか翻弄される構成。折原さんらしい作品だったけれど、昔のような「おお~」という感動や衝撃は薄かった。
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著者久々の2冊目。必然か偶然か眠りに支障をきたした人達が集うアパート、メゾン・ソレイユを舞台にした連作短編集。前回読んだのが「グランドマンション」、何だろう?著者のお部屋別オムニバスな作品に惹き付けられている感があるwww「デストラップ」が自分の中で一番面白く盛り上がった話であったが、「髑髏枕」や「見ざるの部屋」などニヤリとさせるワードもあり、全体を通して面白い作品であった。「グッドナイト」の掛け声と共に集中して読みながら何だか夢心地になる所を各話の終盤のニュース記事で覚醒させられる感覚は好きである。
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アパートの住民は、眠りに問題を抱えている。そのアパートには夢野久作のような名前の梅野勇作という有名作家が住んでいるという伝説がある。