投稿元:
レビューを見る
足リラのウェブサイトで連載されていた、割と短めのコラムを一冊にまとめられた今作。
寝る前に読んで、ちょっと心をほぐされる感じ。スーさん節は控えめ、でもじんわり沁みる。
気に入ったのは…
婚活のしんどさについて
なんのために生きているか
人の気持ちを矮小化すると致命傷になるよ
上手に休むのも能力だ
面倒と感動の全面対決
「おつかれさま」に込めた気持ち
辻褄が合わなすぎる
なにをしても許されてしまう人をうらやむ
この人と一緒にいれば……
一度、ぜんぶ止めてみたらいいのよ
しあわせについてのネオ真理
投稿元:
レビューを見る
2022/12/11リクエスト 1
★10
誰にでも
ねぎらわれたい夜がある
つい頑張っちゃう人
必携の書をお届けします
今日の疲れは、今日のうちにさよなら
自分を慈しむセルフケア・エッセイ
こんなこと書かれていたら、読まずにはいられない。
スーさんの大ファンで、ラジオも、ポッドキャストも書籍も全て網羅していると自負していて、連載中も本当に楽しみに読んだ。
どの文章も、今までのものより、優しい。今までのものも、大好きです。でも今回のエッセイは、普段、スーさんが、ラジオの相談コーナーで話していることと同じで、しかもいまの自分に響くものがとても多く、ポロポロ泣きました。
なんか同い年のスーさんに、よしよし、ってされた気がしました。
スーさん、ありがとう!!
これからも、エッセイも、ラジオもポッドキャストも、ゆるり長く続けてください!!
○だから私を低く見積もる人たちに囲まれたら、さっさと撤退することにした。私のことをいいねと言ってくれる人達のところへ移動するために。
○自分のために頑張って休むのもアリじゃない?
○頑張り屋さんのスイッチは非常に固いから、思い切って力ずくでオフにするしかない。後ろめたくなる必要もない。非難されても耳を貸さないで。だってあなたは、いまは休むことを頑張っているのだから。
○右から黒が、左から白が突進してきたとしても、衝突したあとのグレーやモザイクを楽しめるよう努めたい。
○「本当におつかれさま」って。あなたが一生懸命にやったことを私は知ってるよ、と伝えたいから。
○仲良くしたいと思ったら本音を言うしかないのだ。それでウマが合わなかったら、ご縁がなかっただけなのたから。
投稿元:
レビューを見る
ジェーン・スーさんに「おつかれ」と言ってもらえているようで、少し心が軽くなる。文章でそんなことできるって、すごい人だな。
投稿元:
レビューを見る
正月に読み始めた。
ちょうど、身体と精神を緩めている時期に読み始め、読み終えた。
林真理子さんの美女入門を読んでいるようなイメージを抱いた。一定して、面白い。
深く考えようとすればどこまでも考えられるし、軽く、そうそうと思いながら読むこともできる、いろいろな読み方ができる。
本と心の距離感をうまく調節してくれる一冊。
投稿元:
レビューを見る
とっっっても響いた!
どれも、「そうそう!」同じ様な溝に落っこちてる事あるある!
夜のバスタイム読書にピッタリと思ってたらこの表装!まさにこれです。
みなさん、おつかれさま。
所々に欲しい言葉が沢山。
付箋や横線で印を付けて、心が弱っている時にピッタリの部分を読み返したい。
投稿元:
レビューを見る
■どんな本か
女性に人気な40代半ばのエッセイスト、ジェーン・スーによる労いの短編集。
■感想
気づいたら今年3冊目のジェーン・スーだった。サクサクと読める。あとがきにもあったが、従来より笑いと皮肉は少なめ。
コロナ只中に書かれたこともあり、読む人におつかれさんと語りかけるような内容。
毒や笑の物足りなさはあるものの、深いなと思う観点もやはりあって頷くことも多かった。
■印象に残った文章、ドキリとした気づき
・『仕事でも恋愛でも、自分が相手の眼鏡に適うことを証明し続けなければ存在価値なんかないと、無意識に思ってしまう不器用組のみなさん、お元気ですか』
はい、元気です(笑)。
・『一度、ぜんぶ止めてみたらいいのよ』
手を出さない胆力を育てよ。
・世間のストライクゾーンに自らを無理やりはめなくていい。
・『控えめ 大人しい サポートが得意 よく気がつく など旧来型の女らしさ(つまり脇役としての資質)を持つと、女は自動的に主役になる自信を失ってしまう仕組みになっている。自身が漲ってないほうが女らしいとばかり、いつだって影に回ることをヨシとするのが旧来型の女らしさだ。
この旧来型のひな型に囚われている限り、私は自分で自分に一生OKが出せないのだ。』
投稿元:
レビューを見る
1つずつが短いのでゆったり過ごすひと息タイムのお供にぴったりのエッセイです。
そう、そう!と激しく共感したり、大変だったよねーと思いを寄せたり、こんな風に乗り切る方法もあるのねと知恵を授けてもらったり、力を抜いて読めました。
お気に入りの1篇がそれぞれに見つかると思います。
投稿元:
レビューを見る
知らず知らずのうちに自分でも気づいてなかった方向の疲れに、心からの労いの言葉をかけてもらってる感じ。
『ほんとにほんとにおつかれさま』と気持ちのこもった著者の声が聞こえる一冊。
投稿元:
レビューを見る
ジェーン・スーさんのエッセイ集。
コロナ禍で"おつかれ"モードだったのか、そういう読者を慮ってなのか、期待していたほど、いつものキレ(トゲ?)のある文章が少なかった気がするが、
コロナで世の中全体がおつかれモードな中、適度に力を抜いて、"おつかれ"と、自分にも人にも言ってあげられるくらいの生き方でよいのかも、と思わされる。
共感したのは、
専業主婦だったお母さんに料理を一度もしてあげなかったことを悔やむ"洗い物をしながら母を思う"とか、
職場の上司や営業先の人に媚びない、よい意味で空気を読まない同僚を描いた"働く人の輝きと強さの話"など。
投稿元:
レビューを見る
初日に読みました。オーバーザサンと生活は踊るのリスナーです。「貴様女子」や中野さんとの「女に生まれてモヤってる」は過去に読んだことがあり、今回もこの本を手に取りました。
おつかれ、今日の私。このコンセプトの通り、理不尽な世の中のあれこれ、それでも休んでまた頑張ろうというようなストーリーがつまったエッセイ。
貴様女子の「ズバッと」表現しているジェンダー論や婚活感が好きだったのでこの本は少し物足りないですね
「ねぎらう」ような内容なので断定的な表現も少なめでしたね。
ラジオなどで活躍の幅を広げるにあたり、いわゆる万人受けする本を出版されたのかなと思います。
投稿元:
レビューを見る
スーさんをはじめとした女性の先輩方が引いてくれた、切り開いてくれた道を歩いていきたい。スーさんの、「職掌を超えた仕事はしなくて良い こだわってるのは意外と自分だけ」に何度も救われてる。刺さる部分と刺さらない部分があって、でも人生経験が長くなるにつれて刺さる部分が増えていくんだろうなって思った。また読み返したいな
投稿元:
レビューを見る
感想
今日疲れた自分を癒す。仕事がうまくいかない、友達とケンカした。ちょっとしたモヤモヤはまぁ明日なんとかすれば良いか。今日はひとまず寝よう。
投稿元:
レビューを見る
・サラッと読み終えた。良い。
・こんなちスルッと読める文章の人だったっけ?と思ったけど、あとがきを読むと、それは意図的だった事がわかった。
・数多のストレスを稀代の「仕事人」(?)であるジェーンスーが解きほぐす。ずっと自分の事情と照らし合わせながら読んだ。少し因数分解できた(気がする)
・考えてみたらジェーンスーの本を読んでいる時は必ず、己との答え合わせ(普段考えている事やしている事等との)を行っているかも。
投稿元:
レビューを見る
ジェーン・スーさんの自伝ドラマを観たあとでもあったので、お父様やお母様の話もイメージがわきやすく、読んでいて面白かった。
優しいエッセイも多いけど、やはり多少の毒気…強めの毒気がある話が特に好きでした。
よくここまでさらせたなぁ、という失敗談もありました。オススメです。
投稿元:
レビューを見る
「一度、ぜんぶ止めてみたらいいのよ」の章が
刺さりすぎた…!
勝手な正義感を振りかざして勝手に越境して
勝手に疲れて怒り出す、この無限ループは
もうやめだ!笑
どの章も、時に寄り添われて励まされ、
時に背中を押され、
読み終わったあとは気持ちが軽くなって
自分や誰かに「おつかれ」って言いたくなる。
そんな一冊です。