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主人公が聞き手に周り、話す人のエゴを際立たせる視点が新鮮というか戸惑いました
冒頭からとにかく喋る!全員圧倒的に喋る!
途中、自分は何を読まされているのか不安になった
架空の人に成り切って、いや、乗り移ったかのように文字で喋り尽くす作者の洞察力こそミステリーと感じた
多分「コンバトラーV」の歌詞まで出すのやばすぎ
当たってますかね?
体重〜550トン!身長〜‥なんだったっけ?
最後はあまりにも皮肉で切なくて泣いた
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湊さんのよくある手法(二人いるのに、片方の目線で全て物語を進行していきな)が、やはり苦手だったため途中脱落
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自殺した女の子の真相を
関連する人々が順に語っていく運び。
全7章とプロローグ、エピローグで
しっかりグラデーション的に
女の子の真意に近づいてく感じがさすが湊さん…。
「人は見た目で判断してはいけない」
子供の頃から何度も何度も耳にする言葉ですが、
どうしてもどうしてもどうしても、
人と接する場面で切っても切り離せないと思うんだよなぁ。
これは人それぞれだし価値観の違いもあるけど…
湊かなえさんとしてはまた新たなテーマで
かつミステリーも交えてのお話で面白いかった。
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おもしろかったな〜。
全部聞き役に徹しているからこそまるで自分が橘久乃になったかのように物語を進めれたから没入度は高めやった気がする。
もちろん事件の真相を知って、なるほどな。って納得は出来たしゾワッともなった。
整形が必ずしも他人を幸せにするわけではない。だってそれはカケラの形を変えただけなんやから。自分はパズル完成!って思ってても他人が完成してないやんって言うのも違う。特に登紀子。お前や。笑あいつのせいで有羽は狂ってしまったんやって最後に思えたな〜。友利さんの解説でも言ってたけど笑
また読も。
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終始、主人公の医師と知人との会話形式で成り立っているちょっと変わった小説。読み手は、詳しい形容詞がないので相手の容姿を会話から想像しなければならない。それはそれで面白い。体型は?顔立ちは?性格は?
容姿の評価は人それぞれだし、主観も客観もギャップがあるだろう。そしてどの時代でも他人の評価が気になるし、その評価が絶対的なものだと思い込んでしまう。
「容姿の欠点は治せば幸せになる」と言う持論を掲げる医師であったが、果たして欠点とは何だ?他人の視線によって生まれるものなのか?容姿に多様性は存在しないのか?
私自身も偏見のカタマリだと気づかされた。
ルッキズムに鋭いメスを入れた作品だと思う。
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大量のドーナツに囲まれて自殺した少女の話?
太っていたとも、美しいとも言われた少女は何故、自ら命を絶ったのか?
主人公で美人整形外科医の橘久乃は知り合いの患者から、自分の故郷で自殺した少女の話を知る事になる・・・
物語は終始、橘久乃が事件に関わっていると思える人達からインタビュー形式の口語体で物語は進んでいく。
ドーナツと少女の自殺!?
非常に奇妙な組み合わせに惹かれてしまうのは私だけでしょうか・・・
→単行本が発売された頃、帯が非常に気になりました
人を外見で判断してはいけないと言うのは道徳として皆んな解っているはず、しかし外見で好きか嫌いか判断できても、中身を判断するのは難しい。
血液型や星座である程度、性格を判断してしまう人達がいるように見た目で判断してしまう人達がいるのは、手っ取り早いからだと私は思う。
かといって、一年程度の付き合いで相手の中身の良悪を判断するのには時間が短く、かといって全ての人と一緒に3年ぐらい暮らしてみるわけにもいかない・・・
限られた時間を有効活用して、良き友、良き伴侶と巡り会える事は奇跡かもしれない・・・
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美容外科:橘久乃が知古の友人、知人たち一人一人から話を聞き続ける設定。
学生時代について、同級生について、当時の久乃について、今の自分たちについて。そしてある少女が散らばったドーナツに囲まれて自殺した最近の話題について。
窮屈にも感じる田舎での学生時代に、各々が過ごした時間や出来事は同じなのに、感じ方は様々で語り手それぞれの受け止めた事実はバラバラ。
聞き手である人物が美容外科医という設定に繋がるのは、容姿についてのプライドやコンプレックス、それにまつわるストーリーも各々赤裸々に語られたのがまるで種類のちがうスパイスになっている点。
あり得ないシチュエーションも、作者の言葉になると内側から抉り取ったような女という生き物の生々しさが露わになる!
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ある少女が大量のドーナツに囲まれて自殺した。
彼女の死の真相に迫るべく美容外科医の久乃は関係者に話を聞くが、その内容が一致しない。
人によってモノの見え方や捉え方は異なるので、ある程度は仕方がない。
外見に対する印象や他人の評価が違っているのも当然といえる。
だけど180度変わっている場合、それはもはや嘘ではないだろうか。
食い違う証言によって事実が歪められていくようで怖いと思った。
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似た目だけで判断するやつなんて器の小さいやつで、他人を平気で傷つけても何とも思わないやつなんやろなって想像する。
性格どうこうより似た目で悪く言われたりイジメられたりする方がよっぽど傷つくと思う。似た目のことでいうやつなんて、何の取り柄もないただのくそ。
似た目で悪口言われて整形して解決するなら、費用かかってもいいからするって気持ちも何となくわかる。
でも人って似た目で判断してはいけないんやと思う。
似た目だけで何がわかるん?コミュとかしいひんのやろ?ただ虐めて楽しみたいだけちゃうの?
自分は似た目なんて全然気にしない人間やし、話してはじめてどういう人か分かるんちゃうんかな?
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心の描写を描くのがうますぎる。そしてなぜ先生がこの人たちにこだわって探っていたのかも最後にじんわりと分かる。親でも結局他人は他人で、1番かわいいのは自分なんだよなぁという。1番俯瞰できているのが少女であることの残酷さ。めちゃくちゃ読み応えありました!!!
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太った、痩せた、背が小さいなど、見た目のコンプレックスを突かれると、人間の自信が急に薄れてしまう。人は何でもかんでも外見だけで、その人の
価値観をつくりあげてしまう。人は内面だろとよく
言われるが、でも、外見に偏った判断をしてしまう人の方が多くいるのも事実である。
本作は、親が子を太らさせることが、虐待になるのかが、物語の争点となっていて、虐待の定義という
ものが、あるのか知りませんが、大体が、痩せ細っていったら、虐待に該当すると思っていて、どこを
幸せと基準にするのか、見た目が変わったら虐待になるのか、難しい基準の中で、世の中は動いていると思います。整形をすることが、そこまで良くないとされているのが、今の日本で、お隣の韓国は整形に関しては、世界トップクラスの技術を持っているので、韓国民の人たちは、整形に関してはそこまで、悪いイメージを持っていない。外見を修復することが何故悪いとされているのか、そういった問題も考え直すキッカケとなった作品でした。
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インタビュー形式で、外堀から埋めていく小説。
語り手の視点がそれぞれ違うものの、語り口が似ている箇所もあり、呑み込みにくいところも。
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久乃のインタビュー形式でストーリーが進んでいく。
所々読みづらく感じ、何回か遡りながら読んだ。
話す人によって物事が違って捉えられていて、真実は当事者にしか分からない。物の捉え方って人それぞれ。凝り固まった考え方に気をつけようと思った。
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湊かなえさんの本って、会話形式だから読みにくい。
ストーリーではなく、登場人物が語り口調。
喋ってる内容を聞いてる感じ。
それぞれの想いがあって、外見に対する意見、考え方など共感できる部分もあった。
久乃は、美容外科。
何がしたかったかイマイチわからなかった(涙)
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湊かなえらしさ全開です。外見がテーマで、それぞれの思い違いでストーリーが動いていく。
女子高生の死の理由について、最後全てのカケラが繋がって、納得するエンディングになります。
伏線探しが好きな人にはおすすめです。