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インタビュー形式でそれぞれの見方によって言い分が違って、何が真実なのか最後まで分からなくて面白かった。こういう書き方するのがさすがで好きな作品。
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美容クリニックの医師である橘久乃が、様々な人にインタビューをするという形式で話が進む。
インタビューをするといっても、相手の言葉のみで構成されているので、久乃の言葉は最初と最後のみ。
それが私にとっては読みにくくて、話が頭に入って来ませんでした。
特に高校教諭の芝山の章は苦痛でしかなかった。
自分が正しいと信じて、その考えを相手にも強要する。従わないと糾弾する。決して自分が悪いとは思わない。こういう人にはなりたくないなぁ…。
たしかに、ある時を境に異常に体重が増えている生徒がいたら心配になる。何かSOSを発信しているようなら、救い出すことはできなくても手を差し伸べてあげたいと思う。でも、思い込みで突き進んで、結局相手を追い込んでしまっては元も子もないよね。
大好きな八重子に拒絶された有羽の心情を考えると本当に胸が痛い。
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途中で挫折したけれど、再度挑戦し、読了。
全編、話し言葉で綴られており、読みづらい。
話の展開というか、進み方・繋がり方はうまいなぁと思うけれど、今回のテーマとも言えるルッキズムにあまり興味が持てず、そして登場人物にも共感できず、読んでいる時のドキドキ感がほとんどなかった。
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湊さんらしい多視点から事実を浮き彫りにする話でした。今回は美人美容外科医の女性が聞き役を務めているのもあり、外見に焦点が当てられていました。自分も外見に対して過剰に悩んでしまうことがあり、とても考えさせられる内容でした。
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白ゆき姫殺人事件とどうしても比べてしまう。
主人公が色んな人に話を聞いて行くスタイルなので、あまり意味のない言葉はさら〜っと読めた。
中高生の読書感想文用に読むといいと思う。
中高生目線での感想が知りたい。
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本文が全て主人公の女医と登場人物の会話文、しかも主人公側の発言は書いてなく、登場人物側のみ記載ということで、かなり変わった小説となってます。
それ故になかなか読みにくい。そして疲れる。全然関係ない話に脱線しまくるオバハンや、アホっぽい女学生など、日常で「女性の話聞くの疲れるな…」と思う感じをそのまま活字にしたような。
あと、港さんだけに最後どんでん返しがあるのではと勝手に期待しちゃってたところ、普通に終わってちょっと拍子抜けかな。
後で回想するとちゃんと切なくていいストーリーなんですけどね。
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あらすじ見て面白そう!って思って読んだけど
読みにくかった、、、
結局、1人の少女のことを語り手変えて自分の過去を交えながら話してるだけって感じかな。
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少女が自殺した事件の真相をさまざまな人の語りから明かされていくスタイル。
語られている相手が、本書の主人公(?)である久乃なので、その語りは100%真実ではないんだろうなぁと思いながら読んでました。
最初と最後は久乃の大衆に向けた1人語りでしたが、実際のところ、久乃がどんな考え方をしていたのかや、何を追い求めたくて事件に関することを色んな人に聞きまわっていたのかが読み取りづらかったです。
それを推測するのも本書の楽しみの一つかもしれません。
また、ドーナツの描写があまりにも美味しそうすぎて、深夜に読んでいるとお腹がすきます。お気をつけください。
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テーマは良いと思ったけれど、オールインタビュー形式が単調だし、語り口が似ていたかな?
面白かったけど、湊かなえ作品の中では迫力に欠ける作品。
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湊かなえさんらしい作品でした!
面白かった。
ここ数年、見た目至上主義に疑問を投げかけられるようになりましたが、すごくいい風潮だと思います。
見た目を笑いにする…と言うのはなんとも恥ずかしいことだ。
夕羽さんの、「いじりっていうのは、いじられた側に得がないと、そう呼んじゃいけないの。」という言葉、私がぼやっと考えていたことをズバリ言語化してくれました。
いじめではなくいじり…それがされる側にどれだけ苦しめられるか…。
そして、カリスマ的に美しい久乃先生。思ったことをそのまま言ってしまう。それがどれだけ相手を傷つけているかも知らぬまま、言った本人は忘れ去り、言われた方は傷つき続ける。
天然という隠れ蓑。私も気をつけなければいけないと思った。
外見に囚われずに内面磨く…それがどれだけ難しいことか。考えさせられた。
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あっという間に読み終わった。
どんな真実が隠されているのか知りたくて、どんどん読み進めてしまった。
人の外見と中身。。
何が幸せなのか、それは人によって違うし、違って良いと思う。
外見も同じな気がする。
どんな自分でも肯定できる自分でありたい。
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語り口調で進む湊かなえさんらしい構成、ただ人物の名前があまり出て来ず、振り返ろうと思ったときに「これ語ってるの誰?」って思って難しかった
確かに外見至上主義は危険だということが伝わるけど、それ以上に語り手は自分に都合の良いことしか言わないという、そういう危険性の方が伝わるような気がした
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この形式の本ははじめて…!
1人語りする作品はそこそこありますが、全編主人公が聞き手に周り、複数の登場人物の話を聞いてストーリーを組み立てる作品は珍しいかと…。
(芥川龍之介の『藪の中』に近い構成です)
いつものようなどんでん返し作品ではありません。
今回も湊かなえワールド全開で、読了後のいやーな気待ちが残るのがクセになります。
特に教師の語りは自己陶酔が凄まじく、読んでいるコチラがイライラするほど。
なにもわかってない!!!と思うのもまた私のエゴなのでしょうか…
本作品は、「美」をテーマにルッキズムや親子関係、学校と生徒の関係などに触れる現代風刺的な側面があるなと感じました。
ただ、面白かったけど、いつもの湊かなえ作品の方が好きかなぁ…!
どんでん返しありのイヤミス…期待してます!
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おもしろいんだけど、誰が誰だかわからなくなる。
それを狙ってるのはわかるんだけど、各章ごとのタイトルを、名前と属柄にしても十分楽しめるしわかりやすいと思う。
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湊かなえさんの作品好きにはちょっと物足りないかもと感じました。
インタビュー形式の物語の進み方は斬新でしたが、入り込みにくかったかな。