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昔の人、肖像画で描かれた人、白黒写真の人、教科書に出てくる人。
それだけで自分たちとは違う時代を生きた人という感じがしていましたが、この本を読むと、そんな人たちも今を生きる自分たちと同じ感情や思いを持っていた、「生きた人」であるという感じが大きくなってくる一冊でした。
時には考え深くなったり、共感して作者が目の前にいたらギュッとハグしたくなるような作品まで!
美しいイラストも相まって、自分が古典を勉強していたときに読みたかった本でした。
改めて、日本語って素敵だなと感じました✨
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・「古今集」仮名序より 紀貫之
やまとうたは 人の心を種として よろづの言の葉とぞなれりける…
人のこころは種。それは無数の言葉として花開く。
・恋はいつでも裏表。それはきっと恋したとき、相手を通して自分自身を見ているからだ。
・「風雅集」序文より 花園院
…本質を忘れ、形ばかり。飾ることばかりうまくなり、中身がない。何をどううたうかは自由だが、基礎なくして応用はない。
・ぜんぶあわせて1つ。花が咲いて枯れるように、どれだけ美しいものでも、「みにくい」部分はあるということ。その意味では、きれいな部分しか見えないのは不自然とも言えるのかもしれない。だから和歌に限らず、日々何かを見て、話を聞いて、そのとき「そう感じたこと」は、それでいいんじゃないのか。受け取る側が決めていい。
・すべては、変わってゆく。すべては、うつろってゆく。結局私たちが選べるのは、自分の「在り方」だけなのかもしれない。
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すごくすごくよかった。イラストもキレイで1ページ1ページめくるのがワクワクして楽しくて…。何度も何度も読み返したくなる本です。
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イラストが綺麗だったり壮大だったり、素敵でした。昔の人も同じような悩みがあったのだなぁと思うと、時代の連続性を感じてしみじみしますね。
かなり現代語の解釈が読めるので分かりやすかったです。たまに、この部分訳してないのでは…と思うこともありましたが、正解が分からないので気のせいかも。
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枕草子や平家物語の冒頭など
私たちのよく知る短歌などを現代語訳したものですが
挿し絵のきれいさに目を奪われました。
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「いとをかし」を「まじエモい」と訳した筆者のセンス。
電車の広告の美しい挿絵とキャッチコピーに魅せられてその場でAmazonでポチった。
当時に生きた人も現代人と同じように悩み悲しみ恋をしたことが身近に感じられた。
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これは…
お勧めされて、ずっと気になって、買うかどうか悩みに悩んで
何を躊躇う?買いましょう!
と言われ続けて買ったけど
良い!!!
古文とか、和歌とか必ず学校で習います
大体の人が
古文わかんない、面白くない、というかこれ習ってこれからの人生役に立つ?というか使うことある?
と思ったと思います
国語の授業なので、仕方ないとは思うけれど、堅苦しいんですよ
こんな古典の授業だったら、もっと興味持てただろうな
と思いつつも、大人になったから、良いと思えるのか?とも思ったり
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おもしろかった…
たくさんの方のイラストもあってあっという間に読み終わった感じ。何度もページを戻って見直したとこもあった…エモい?なんか不思議な感覚…
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和歌のすてきな意訳。
イラストも素敵。とっつきやすい。和歌に触れたことのない人にもおすすめできる。日本語を楽しみたい、というひとは物足りないかも。新しく斬新な試み!感動しました。
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とにかくエモい。
読んでてふいに「エモっ」って声に出していた。
昔の人も今の人と同じように恋をしたり、死について考えたり、大切な誰かを想ったり、綺麗な景色に感動したり、嫉妬したり、旅に心を癒されたり、人間の魂は昔と何も変わらないんだなって思った。
私達の人生はとても儚くて、でも壮大で、自由で。
宇宙にとってはほんの僅かな時間でしかない自分の人生。「好きに生きたっていいんだよ。」と言われている気がしてとても救いのある、これから先も大切にしたいと思える1冊だった。
読んでいて「松尾芭蕉」の詩にすごい興味を持ったからちょっとこれから松尾芭蕉の詩を読んでみたいと思った。
本好き、思考好きの人には絶対に刺さると思うから是非多くの人に読んで欲しい。
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一見遠い古文の世界の入り口を、
「エモい」という言葉でつくったのは
価値あることだと思う。
「エモい」という「なんとも言えない」言葉は、
たった31音に込められたいろんな感情を
結局は言い得ている言葉だと思う。
この本から古文に興味を持ち、
ああ昔も今も同じなんだと共感を抱く。
百人一首のひとつひとつにも物語がある。