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「死にたい」と思いつめている人にはぜひ読んで欲しい。
カウンセリングによって、少しずつ心がほぐれていき、自分自身を見つめ、自分を認めて自分を愛していく。
一方、日々「死にたい」と思いながら子供を産み育てることは、周りの人たち(子供も含め)の心労も相当だったと思う。
診断がついた時点で適切に治療していればもう少し早く楽になれたんじゃないかとも思ってしまった。
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ずっと読みたいと思っていた本。
共感出来る部分があり、自分の事と照らし合わせながら読み進めた。
私も家庭にコンプレックスがあり、小さい頃は周囲に家族の事は隠して過ごしていたので感情移入した。
何気ない言葉や会話に毎回傷付いて、傷付いてる事を誰もに気付かれない様にして、何でも無い風に振る舞っていたあの頃を…思い出してしまった。
蘭さんの様に火星とは違うけど、私も皆んなと違う何かで、それを悟られない様にしなきゃと思っていた。
とにかく普通が羨ましかった。普通の家庭、家族が。羨ましいと誰にも悟られない様に。
大人になって結婚しても普通になれない状況があって、ここ10年は普通になりたい気持ちが1番強いと思う。
そんな時に出逢えたこの本は私にピッタリだった。私もカウンセリングを受けてみようと思った。
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半分ぐらいの地点で、本の内容から過去に自分が悶々と考えていたことが思い出された。その過去に触れられた。
今回は図書館で借りたが、自分の本として買いたいと思うほどの、ふと読み返したくなる本だった。
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死にたい=帰りたい
これは私も無意識に感じて使っていたから、同じ感覚を持つ人がいるのだとびっくりした
どこに帰るのかわからないけどここではないどこかに帰りたい。安らぎのある自分だけの居場所に帰りたいといつの頃からか思うようになって、泣きながら帰りたいと願ったことがあったから
書かれている内容はことごとく私の心にクリーンヒットして本は付箋だらけになった
誰にもわかってもらえないだろうと蓋をしていた気持ちを解放してもらえたように感じました
私だけじゃないんだとほっと安心できたんだと思います
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タイトルに惹かれてふと手に取ったのだけど、この本に出会えてよかった。
何か理由があるわけでもないのに、ふとしたときに「死にたい」って思うことがあって(深刻なものではないし、もちろん実行しないけど…)、なんでこういう風に思ってしまうんだろうと自分自身が不思議だった。
自分以外にこんな発想をする人を見つけたのは土門さんが初めてで、ビックリ。
身近な人には口に出来ないことを、見事に代弁してもらったような気分。
そして、カウンセリングを疑似体験したようで、新たな気付きがたくさんあった。
「自己満足リスト」「マザーリング」「認知行動療法」は、是非取り入れていきたい。
よくある「生き方」やカウンセリングの本より、ずっと心に響いた。
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とても素敵な時間だった。一緒にカウンセリングを受けているような感覚もしたり、離れた場所から見守っているような感覚もしたり。心理カウンセリングとは、どんなものだろうと興味のある人も、そうでない人も、読んでほしい。
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どうしてだか突発的に「死にたい」と思ってしまう土門さんが、どうして自分はそう思ってしまうのかを考えるために、カウンセラーの本田さんと一緒に、自分と向き合った2年間の記録
「死にたい」とまではいかないけれど、実は、大型連休が苦手だとか、どうにもこうにも暇をだらだら過ごすことが苦手で何故か日々タスクを設けて頑張り続けてしまう自分に、疲労困憊な人。
理想的なお母さんが欲しかったと、思ったことがある人、在日二世や三世など出自の葛藤がある人、とかで、自分について考えたい人は、土門さんとカウンセラーさんとのやり取り(全12回)を通して、カウンセリングを追体験したような気持ちになる、かもしれない本。
『自分が自分のお母さんになれるように練習する日記』
予約してからなかなか長かった。
それだけ需要があるということだ。
自傷の古傷を、突然、これ見せたっけと、ある人から言われた経験があり、こういう気持ちになってしまう、なってしまうに至る人の気持ちが、少しはわかるかなと思って読んでみた本
(土門さんは自傷はしないと決めている)
お友達が言ってあげている言葉もとてもよかったし、息子の言葉もよかった。
もちろん、土門さんと本田さんのやり取りも。
誰かに相談するには、その人のことを信頼していないとまずできない。相談できないと、悩みを一人で抱えることになって、苦しくなる。誰かに聞いてほしい。でも、相談するのも怖い。
誰かを信じて、傷つきたくないからだ。
どんな自分を出しても、受け止めて、聞き続けてくれる人、一緒に悩みを考え続けてくれる人がいてくれた時、ようやく人は、少しずつ人を信じられるようになるんだと思う。
なかなかそういう人を、相性もよく、タイミングよく見つけるのは、とても難しい。大変な時は、そもそも探すパワーが時すでに、おそらく無い。
この本は、まずは誰でも手が届き、手に取ることができる相棒になり得るのではと思う。
少しでも、自分に似ている人が、本の中にいるかもしれない。
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過去の自分と向き合うことがどれだけ大切なことかということが良く分かった。素晴らしいお子様たちに育っていて、土門さんがとても良いお母さんなんだろうと思った。子供にもカッコつけない、人間らしさを見せても良いんだと思う。
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感想
楽しいけど。いなくなっても良い。誰かに必要とされている感覚がない。自分でも自分が必要じゃない。いつか自分のことを受け入れられたら。
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自分のことを宇宙人だと感じていきているひとって、案外と居るのかもしれない。
意外と普通人のほうが少なかったりして。
と感じて、少しほっとした。
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読んでいて涙ぐんでしまった。それはこれが事実に基づいたエッセイとはいえやはり創作物であるのには違いなく、それゆえに読者の心を打つように物語的な効果をねらって構成された部分があるだろうことを踏まえても、さらには著者が文筆を生業にできていたり、オンラインカウンセリングを受け続ける経済的な余裕はあったり、配偶者や子どもの理解を得られていたり、ひとによってはよっぽど恵まれているじゃないかと感じてしまうかもしれない境遇にあることを踏まえても、それでもなお、だ。むしろ文筆を生業にできるほどの伝える力と(苦しいなかにもかろうじての)気力があるからこそ、なかなかそこにたどり着くことが難しいひとびとに対して、しかしそのひとびとが真に必要とする言葉を、そのひとびとがもとめる仕方で、届けることができるのだろうなと思う。
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著者がカウンセリングを受けながら自己の「死にたい」思いを考え、書き、また考え、という日々のエッセイ。「死にたい」を「帰りたい」と表現できるようになる瞬間にものすごくグッときた。私も、そのように思ってきた人間だから。
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「死にたい」と感じてしまう発作を持つ著者と、カウンセラーとの対話の記録。自分と少し重なるところもあり、色々と興味深い本だった。
自立とは依存先を増やすこと。自分で自分の「お母さん」になれるように自分自身の気持ちを受け止めてあげること。他者が介在しない「幸せリスト」を作ってみること。落ち込んだりした時にやってみたい。
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年末年始にこの本読めて本当によかった。
どこかで自分の中にもあった、なんで生きてるんだろう?なんでここにいるんだろう?という問い、死にたいとはまた違うけど今すぐに消えられるならさらさらここからなくなりたい、という感覚。
土門さんとカウンセラーさんの対話を通して、私自身の幼い頃の寂しさや悲しさ、恐怖、それらを押し込めて生きてきたことにも気づけた。
「自立は依存先を増やすこと、希望は絶望を分かち合うこと」
身寄りいなすぎて将来的にまずいか?とは思っているけど、友人や周りの人にすごくこれをさせてもらってる人生だなと思う。
「自分の穴を埋めるための愛情以外にも目を向けると、そこらに愛はあるものなのかもしれない」
どうにもこうにも家族や親族との関わりが母を亡くしてからすごく苦手になって、加えて大人になってお付き合いした人とのあれこれで、さらに人との関わりをばっつりシャットアウトすることが増えてた気がする。
だけどこの章を読んでた時にちょうど私の実家と言える親戚宅に行ってて、私の喜ぶことをしてあげたいのであろう叔父と叔母の姿を見たあとにこの辺りの文を見たら本当に泣けた、、、
ただ愛はまっすぐに渡されていたのに、私が私の穴を埋めれるものじゃなかったから受け取らないで来たんだな、誰かにたくさん愛されてここまで生きてきたんだな、と思えて「今ここに立っている」感じを心の底から実感できた。
過去は私をつくってきたものであってお守りで、消えていなくなったわけじゃない。
ここに私がいる限り、誰かに愛された記憶も理解しようとしてもらえた記憶も全部お守りになって生きていける。
この本もまた、これからの私のお守りになるような1冊でした。
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「死にたい」と思う感情に対して、カウンセラーとのやりとをし、自分なりの解釈を辿っていく。
読み出して、自分と重なるどころもありしんどく、途中で読めなくなるかもと思った。もう少し・・と読み進めると内容的に少し光がみえてきたり、興味深くなり読了出来た。
とにかく、カウンセラーてすごいと思った。資格も持ち勉強もされているだろうけど、死にたいと思う人を深堀りしたり、生きていくという・・しかもその方にあったアプローチをするということができることに感動した。
こういう風に考えればよいのかとも思い参考になった。
土門さんの感覚が少しわかるように思った。「帰りたい」。私もこの感情が常にあり。早くこの生活をおわらせて帰りたい・・・と思う。