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本編4巻のクリスマスの日のお話。
お姉ちゃんのトリ視点が多かった。
チャーリーの家族もニックの家族もパーフェクトではなくて。
当然なんだけど。
それがリアルだなって思った。
チャーリーのお母さんの気持ちもすごく分かる。
巻末にトリが主役のお話の第一章が載ってて、続き読みたいなぁと思って調べたら、まだ翻訳版は発売されてなかった。
でも、翻訳の方の後書き読んでたら発売されるぽかったので楽しみに待ちたいな。
(それか、頑張って原作を読もうか悩み中。)
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この冬が、せめてよい日であればよかった。
クリスマスの日のトリ、チャーリー、オリバーの気持ちを描いている。『ハートストッパー』より先に書かれたそう。だから彼らについて作者が何を描きたかったのかが、色濃く出ているとも思った。生きづらさをかかえる登場人物と、その周囲の無理解と、理解ある人たちともいつもうまくはやれない辛さ。この物語がどうか苦しい人の光になればいいと思う。せめて、ひとりではないのだと、知ってもらえたら。
このクリスマスに続く日の物語となる「ソリティア」の冒頭も載っている。読みたい。
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私にはすごく刺さった。
ハートストッパーのドラマを観ていて、優しさに溢れているのに理解する気のない人たちのせいでどんどんチャーリーが病んでいって悲しかったから、続きが気になって買ってみた。
セクシャルマイノリティはアロシスヘテロよりも希死念慮が高くて精神を病みやすい。だから、メンタルヘルス×クィアの物語は私にとっては身近で、求めていた。
チャーリーが自分のことを異常だと思ってしまうこと、異常という言葉遣いを自分に使わないように主治医から言われていること。チャーリーと共存するために頑張っているトリ。理解する気のない両親。
息が苦しくなる。
でもこれがクィアの日常で、そこにあることに安堵する
日本だから苦しいんだと思ってた。でもイギリスですら、そんなに、見違えるほどは変わってない。
クィアが精神を病まずありのままでいられる場所はこの地球上にほとんどない。
どこも安全じゃない。苦しい。
でもなんとかしたいと思っている他人がいてその存在が嬉しかった。トリはいいこ。