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感想
テセウスの船。身体の所有権を裏付けるものは何か。ただの錯覚にすぎないかもしれない。しかしその感覚を持たない生き物は淘汰されている。
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からだに起こる錯覚についての本。
むちゃくちゃ面白い!
私の興味に思いっきり刺さります。最高です。
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感じられる身体・物体としての身体
身体なき触覚
自己所有感
エイリアンハンド・シンドローム
オーケストラ認知
固有感覚のドリフト
身体近傍空間
疑似触覚
ラバーハンド錯覚:1つの身体・形態類似・身体近傍・姿勢整合
マーブルハンド錯覚
からだの水脈
セルフタッチ錯覚
フルボディ錯覚
エルボリスト
不思議の国のアリス症候群
クアドタッチ
活性部位→からだの脳内マップ
主体感と所有感のなじれ
ボディジェクト=身体+モノ
ナムネス
幽体離脱の脳科学
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自己位置、自己像とのずれからくる酔い「きもちわるさ」の話が興味深く、身体に限らず、仕事中もまた他者との解釈のずれに「きもちわるさ」を感じることを同じく説明できるように思いました。
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幻肢や幻肢痛は、四肢の一部を切断した人がよく使う言葉だが、これから言えることは、からだは決して触覚で表されるものではないと言うこと。つまり錯覚だ。
幻肢と目に見える肢は、常に単一であろうとするが、これを実験的に感じることが出来ると言う例をいくつか紹介し、実際に読者に味わってもらうことが出来るようにしている。
脳科学的な説明や、幽体離脱を科学すると言う章もあり、これはちょっとついて行けない感かあるが、簡単な仕掛けで、脳の錯覚を感じることが出来るのは面白そう。
彼女や彼氏がいるなら、この遊びで更にお近づきになれるかも。
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錯覚はどうして起きる
今後、メタバース等人間の日常感覚から離れる空間に身を置いた場合、脳が作り出す「車酔い・船酔い」「幽体離脱」に似た様々な錯覚を体験することが簡単になる、と感じた。それが新たなゲーム感覚の新潮流になることは間違いないが、方や「気持ち悪い」と言う現象が起きることも間違いない。脳への錯覚を呼び起こす擬似体験は今後益々盛んになるだろう。
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「探究の階段」という番組でその錯覚の様子を見てすごく興味を持ったので、その放映のすぐ後に出版された新書があると知り、まんまと読了。スライムハンドなどのキャッチーな錯覚の様子を予め映像で観ていたためすんなりと読み始めることができたが、全く予備知識なしで読み始めるととっつき悪いかもしれない。
本書でもおそらくそういう危惧があったのだろう、序章として簡単な錯覚体験を自ら試せる例を紹介しているし、章ごとに動画も用意して導入に工夫が凝らされている。ただ、これは人によると思うのだが、錯覚体験を一緒にしてくれる人がすぐ見つかる環境とは限らないし、集中して読む態勢になっているときにQRコードから動画を観ようというふうには私は気持ちが切り替わらないので、導入は難しいなあと感じた。
まあ、この本を読もうという人は(私のように)何らかのきっかけが既にある場合も多いであろうから、あまり心配する必要はないのかもしれない。
内容はキャッチーなところから入って脳科学的説明から幽体離脱を経てメタバースまで思いがけない広がりを見せた。ただ、若干繰り返し感が強いと感じる部分があったので星は四つ。
「探究の階段」で著者が紹介されたのは以下の前後編。
https://www.tv-tokyo.co.jp/tankyunokaidan/backnumber/index.html?trgt=20230302
https://www.tv-tokyo.co.jp/tankyunokaidan/backnumber/index.html?trgt=20230309
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いつも利用している図書館の新着本リストで目についた本です。
「ブルーバックス」は時折手を伸ばしたくなりますね。今回は「認知科学」関係の著作ですが、“錯覚” をテーマにした解説本ということで興味を持ちました。
ただ、私としては、脳科学的な観点から、“からだの錯覚”が生じるメカニズムを素人にもわかるように解き明かしてくれるのではと(勝手に)思っていたのですが、“現象の紹介”が中心で、そういった観点での解説はほとんどありませんでした。
そのあたり、オリジナリティのあるテーマを取り上げた興味深い挑戦作ではあったのですが、ちょっと消化不良が残る読後感でした。
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様々なからだに関する錯覚を紹介し、人の認知について考える本。錯覚を調べることで人の脳がどのように外界を認知しているのかがわかってくるのは実に面白かったが、一番ビックリしたのは最後の最後で錯覚と幽体離脱体験が結びつけて考察されていたこと。考えてみれば実に納得できることなのだが、今までここを結びつける発想はなかったな。