紙の本
きのこの不思議
2016/02/12 13:33
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投稿者:うさこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
きのこから胞子が飛ぶところが写真に収められています。
頭では分かっていても、実際に胞子が飛んでいる写真をみると「すごい!」と感動してしまいました。
本書に買ってきた椎茸でも胞子が観察できると書いてあるので、一度家で観察してみようかなと思います。
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美しい写真とともにきのをこを解説。
自分でもきのこの胞子を見てみたくなる。雨で、胞子(きのこのタネのようなもの)を飛ばすきのこたち。胞子は芽生えて菌糸になる。菌糸は枯れ木や枯れ葉を食べて成長する。
え? 食べて成長???
きのこって、植物だと思っていましたが、違うんだ???
動かないから、動物園でもなく???
きのこの本当の姿は、顕微鏡でしか見えない菌糸(生物学的にはカビみたいなもん)で、きのこって呼んでいるあの可愛いフォルムは、菌糸が胞子を撒くために特別に作った「たねまき器」のようなものなのだと。
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きのこが胞子を飛ばすところを撮っています。様々なきのこを見られます。最後に写真の撮り方についても載っています。
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いのちのきらめきが舞う
美しい。
森の中で密やかにきのこが胞子を飛ばす。その瞬間を捕らえた写真絵本である。
本文は簡素な説明で、漢字にはすべてにふりがなが振られており、子どもむけの絵本であるが、大人が見ても見応え十分。
巻末の解説はきのこに関する基礎知識をやさしい言葉でまとめてある。
きのこは菌類である。通常は菌糸という糸状の形態で成長し、胞子(植物でいえば種子にあたる物)を飛ばして増殖する。
きのこの傘は、子実体と呼ばれる、胞子を飛ばす装置にあたる。
長い時間を掛けた観察の賜物のような写真が満載である。
きのこは雨が好き。
シイの木に貼り付いたウロコタケが、雨の日、揚々と胞子を飛ばす。
木の割れ目に住みつき、晴れた日には縮こまっているのに、雨を得て大きく膨らみ、胞子を流し出すツノマタケ。
ツチグリは、いつもは丸まって栗のよう。雨に濡れると一転、皮が開く。発射準備OK。水滴が命中すると火山の噴火のように胞子を噴出させる。
この一瞬のため、著者はどれほどの時間を森で費やしたのか。気が遠くなりそうだ。
そのおかげで読者は、息を呑むほど美しい瞬間を目撃できる。
きのこの胞子は、新鮮なきのこであれば、お店で買ったものでも観察できるのだという。
知らなかった(@o@)。これはぜひ試してみよう~。
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きのこの胞子を飛ばす瞬間をとらえた知識欲を満足させる以上にただ美しい。命を繋ぐことはこのように美しいのかとただ感動。
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きのこの本体は菌糸。
私たちがきのこと呼んでいる部分は
きのこが胞子を飛ばすための専用装置(!)だということは初めて知りました。
新鮮なものなら、うまくいけば胞子を飛ばす様子が見られるとのこと。
次回きのこを買った時はぜひ観察してみたいと思います。
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きのこから"けむり"がでているって知っていますか?けむりの正体はなんと胞子。胞子とはいわば、きのこのたねのようなもの。雨の日にはきのこは元気いっぱいになってたくさん胞子をまきちらします。きれいなきのこの写真絵本できのこ博士になれるかも。(しぜん)
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へー、なるほど、とキノコ好きの子供と一緒に読みました。
知らないことがいっぱいのキノコのはなし、おもしろかったです。
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タイトルにもある「ふわり胞子の舞」を、いろんな角度から楽しめる美しいきのこの本。
普段はカラカラに乾燥しているきのこ達は、雨が降るとみんなすくすく元気になって、嬉しそうに胞子を飛ばし始める。
雨が降るまでぺっしゃんこだったのに、水を感じてぷっくり丸く膨らんで、落ちてくる雫の勢いを使って火山のように胞子を飛ばすツチグリ。
胞子を飛ばすとカサが溶けていって、一晩で姿が消えてしまうヒトヨタケ。
水の流れに胞子を乗せる、小さな黄色い鹿の角みたいなツノマタタケ。
どのきのこも可愛くて面白い。
また、胞子の動きが綺麗におさまるように工夫して写真が撮られているので、どのカットも見応えがあって新しい発見がある。カサカサだったきのこが、膨らんで元気になって胞子を飛ばす一連の流れを、大きなカラー写真で時間軸に沿って見られるというのは感動モノ。
また、個人的に「なるほど!」と思ったのは、「私たちが普段きのこと呼んでいるものは、実はきのこが胞子を飛ばすための道具に過ぎない」という解説。本当のきのこ本体は、顕微鏡で見ないと見えないくらいの小さな菌糸なんだそうだ。
最後のページにはオマケとして、自宅でできるきのこの胞子観察の仕方も載っているので、いつかやってみたい!とワクワク心もかきたてられる。
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「きのこからけむりがでています。もりのきのこからも、よくしっているシイタケやナメコからも。このけむり、いったいなんなのでしょう?さあ、きのこのふしぎをみてみましょう。」(『読んでみない?科学の本 しらべてみようこんなこと』子どもと科学をつなぐ会 編 連合出版 2000 の本での紹介より抜粋)
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どんなきのこも傘の下からいっぱい胞子を出す。雨が好き。雨が降ると胞子をたくさん出す。胞子が出ている写真が美しい。菌糸は枯れ葉を食べ、枯れ木さえも食べて崩して無くしてしまう。森の掃除屋さん。きのこは大切だなあ。この本には出ていなかったが、胞子が雨の核にもなると何かの本で読んだよ。
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読み聞かせと思って、事前に読み進めたが思ったよりも長かった。きのこに興味がある子に対しては良いがきのことの出会いとしては少し長いか?
写真は美しく写真集を楽しんでいる感じで読める。
読み聞かせるか悩むところ。
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「けむりが出ているきのこ」という子ども目線の書き出しから、どんどん不思議な世界に入り込んでいく。
この美しさを生で味わってみたい。思わず早朝や雨の森に行きたくなる素敵な写真絵本!