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「地図」の動画がどんな本になるのかと思ったら、ものすごくわかりやすくて詳しい内容だった。これだけ各分野をバランスよく解説しているのはすごい。著者のポリシー通り、厳密さをできるだけ損なわないように書いているのも伝わってきて好感。もっと早く読みたかった本。
私には判断できないことだが、内容の詳細についてどうやら数学者の方々からも大きな批判が出ておらず、賞賛の声が多いのも心強い。大学で数学をやろうとする人たちとかのためのよい地図になると思う。
ただ、行列を扱わないという方針には意表を突かれた。今の学生さんたちに対してはある意味妥当なやり方なのかな。
想像するにこういう本って、全部が著者の専門分野ではない上に、たとえ間違ったことを書いていなくてもなお「〇〇が入ってない」「ここは説明不足」「この分類はいかがなものか」とケチをつけられやすいものだと思うのだが、そこにあえて一人で踏み込んで行った古賀さんはすごい。見習いたい。
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2023-07-09
こういうのはついつい買って読んでしまう。
世界地図と言うより、名所名蹟ガイドブック。むちゃくちゃ広い世界の、重要なところをピンポイントで紹介してくれている。力作。
正直、1/3くらいしか理解はできていないけれど、数学の興味がどこにあるかの多様性を改めて感じることができた。
けどまあ万人には薦めがたいかなあ。数学ガチなら物足りないだろうし、数学ニガテなら拒否反応出るだろうし。
せめて、テーマごとの参考文献とか次に読むべき本が載っていれば、地図としての機能を果たしたのにね。
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数学苦手マンの私、部分的に読める……読めるぞ……!!となることが分かりテンションが上がる。読める!ってなったとこはかつて別の本で勉強してたとこでした。読書大事。あ、これ進研ゼミでやっ以下略。今は頭いっぱいだけど何回も読み直して制覇したい
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数学ってよくわかないなぁと思っていたけれど、読んで以前よりは少しイメージできるようになったかなぁと思う。
本書は、数学に関心を持っている高校生や大学学部生向けに数学という学問の全体像の入口を紹介するものになっている。
経済学部生だったとはいえ、数学をほとんど忘れてしまった自分には難しすぎたけれど、
それでも理論と理論がつながっていく世界のおもしろさは読みながら感じることができた。
もっと勉強してから読み直すとより楽しめるかな。
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この本は社会人になって、ふりかえりつつ読むのもいいです。実際、私は社会人であり、この本がよく整理されていると感心しました。
しかし、ぜひとも学生時代にいらっしゃる方にオススメなのも確かであると思うのです。特に高校生で数学の授業がつまらない、ただの暗記科目だと思ってしまっている、そこのあなた、数学は高校と大学で、まるっきり異なった科目になります。少しわからない単語や記号が出てくるかもしれません。でも、きっと、わかるところもあると思います。数学の面白さも伝わってくるでしょう。
この本のいいところは広く浅く数学を俯瞰しているところです。ですので、少しでも興味を持った数学の分野を、他の本で掘り下げることもできます。こんな数学もあったの?と、きっと心がときめくでしょう。
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大学受験で数学を勉強したはずだが、理解できた中身は5%以下だった。評価が星4以上なのは、興味を持って読み評価する人が、そもそも数学に精通している方が多いからと信じたい。星を減らす資格はないと思うので、星5個とする。世の中には自分の知らないことがたくさんあることがよくわかった。逆に言えば無知の知を知ることができるのもこのようなわかりやすい本があるからなのだろう。