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「なんでここにいるの?もしかして動いた?死んでるのに?」
どこまでもロジカル、限りなくポップ。そしてほんのりクレイジー。本格ミステリ大賞受賞作家の奇想が踊る、5つの奇妙な謎と解決。
ドレスをズタズタにした犯人は、どこから来てどこへ逃げた?「幸せという小鳥たち、希望という鳴き声」
虫食いだらけの原稿を、前後の文章から推理して完全修復!?「フーダニット・リセプション 名探偵粍島桁郎、虫に食われる」
夫は殺したはずなのに!なぜここに!?「動くはずのない死体」
超常的な力で殺人罪から逃れる男 VS 熱血刑事「悪運が来たりて笛を吹く」
瞬間移動能力者が起こした密室殺人。読者への挑戦状付き!「ロックトルーム・ブギーマン」
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期待していたほど面白くなかった。あまり作品にのめり込めなかった。たぶん、私とは合わないのかもしれない。
2023.9.15 挫折
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シュールな企みでデコった謎解きが頭にハテナを浮かべてくる短編たち。
ともすれば「だからなんなの?」と言われかねないネタもあったけども、とにかく一癖ある。
表題作なんかは特に見たことのないヘンテコさだった。どんな着想?この着想で一本書く?森川智喜過ぎん?
一番好きだったのは犯人当て短編の解答原稿にコーヒーをこぼして虫食い問題に早変わりする「フーダニット・リセプション」。
捻ったロジックをもう一捻り。着地も微笑ましい。
後半2篇は三途川シリーズを少し彷彿とさせるメルヘンロジカル。
ブギーマンの異能力が密室の強固さを担保するが故の犯人の苦悩も良い。人間の不完全さに振り回される様子が可笑しい。
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ノンシリーズ短編集。独特のブラックユーモアにいろどられたバラエティに富んだ話ばかりで読んでいて飽きることがなかった。好みはフーダニット・リセプションとロックトルーム・ブギーマン。
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ミステリ小説を読み漁ってる人には少し文章のロジックなど物足りないかもしれませんが、とても読みやすいです!
私個人としては表題作より「幸せという小鳥たち、希望という鳴き声」が1番グッときました。短編集の最初に持ってくるだけあります…!
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短編集。正直な感想としては微妙。
一風変わった他にはない設定などは新鮮味を感じましたが、そうするために不自然さを感じることも。表題作が特にその気を感じました。
そのどんでん返しは新鮮だけど、だからって死体を目の前にそこまでする??的な。
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軽妙な読み心地のミステリ短編集。どれもが少し毛色が変わった印象の作品です。そしてまんまと騙されました。
お気に入りは「悪運が来たりて笛を吹く」。ひょんなことからとてつもない悪運を授かってしまった殺人犯の男は、堅固な容疑から逃げ切ることができるのか。絶対的な証拠がありそうなのに、とてつもない悪運によって他の人物に容疑が移行していく様がコミカルながらもロジカル。この着想にはやられたなあ、と感服するばかりでした。ラストのオチまで実に見事。
表題作「動くはずのない死体」はある意味バカミス……こんなの誰が気づくか! だけれど不自然に思ったところはちゃんと仕組まれていたんだものねえ。これまたやられたというほかありません。
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新鮮なミステリー短編集
表題作が実は面白くなかったんだけれど、悪運のお話はオチも含めて面白かったね。冒頭のドレス切り裂きもどんでん返しが鮮やかな感じがしたし、ビール後の昼下がり(半分寝たけれど)読書を楽しめたよ。
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表題作「動くはずのない死体」好きだった。旅行から帰ってきてすぐに夫から借金をしたと告げられ、ついかっとなってそこにあったものを確かめもせず投げたらそれは包丁で。さっくりとあっけなく夫が死んでしまった。から始まる。いやそんなうっかり私でもやらんわっていうところと、殺しちゃった妻のキャラクターとタイトルの通りの話とで面白かった。うっかり(?)の連鎖って怖い。
また「悪運が来たりて笛を吹く」も好き。路上強盗をするも女性が反撃しうまくいかず、しかも防犯ブザーまで鳴る始末。脅しのために持っていたナイフを揉み合いの最中で刺してしまい殺してしまう。慌てて財布からお札を引き抜き、財布は投げ捨てる。投げ捨てた先に祠があり、お布施だやったーと祠の主が犯人に悪運を授けるというもの。様々な偶然という名の悪運により、犯人は助かるが。何がどう繋がっていくのかという楽しさと最後のオチが好き。
「幸せという小鳥たち、希望という鳴き声」は切なく、「フーダニット・リセプション」「ロックトルーム・ブギーマン」はどちらもくすっとする描写あり、とくに「フーダニット〜」はかなり楽しかった。
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【収録作品】幸せという小鳥たち、希望という鳴き声/フーダニット・リセプション/動くはずのない死体/悪運が来たりて笛を吹く/ロックトルーム・ブギーマン
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本格?ミステリー短編集。
俺が小説に求めているモノとは違う分野を模索している作品で、イメージはクイズ番組の「いじわる問題」
謎解きのジャンルとしてこういう方向はアリだと思うが、好みかどうかというと…うーん。
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5つの短編集。
考察しながら読み進めるが、どれも軽妙であり、ちょっとクレイジーでもある。
けっして深く心に何かを残すものではないかな…と。
今までに読んだことがない種類のミステリーである。
「幸せという小鳥たち、希望という鳴き声」
ドレスがずたずたに切り裂かれていた事件、犯人はいつ何処から控え室に入ったのか?姉を疑う妹。
「フーダニット・リセプション 名探偵粍島桁郎、虫に食われる」
珈琲をこぼし、判読不能になった虫食いだらけの原稿を、前後の文章から推理して完全修復できるか?
「動くはずのない死体」
夫にナイフを投げて胸に刺してしまった妻、死んだと思っていたのにあるべき場所から移動してる⁈
「悪魔が来たりて笛を吹く」
人を刺してしまった男が、悪運を授ける祠の精霊により警察の手から逃れ続けるが、男の運命は⁈
「ロックトルーム・ブギーマン」
ブギーマン=瞬間移動能力者が起こした密室殺人。
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293ページ
1800円
4月10日〜4月11日
謎解きを読者に促しているけれど、私はそんな気分で読んでないので、早く解答が知りたくて先へ先へと読んだ。第1話の姉妹の話くらいの謎解きだったらおもしろい。第4話の悪運の話は、たまたまが重なるところが、そんなんわけないだろうと突っ込みながら読めておもしろかった。