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我が家は長男が小学校卒業する時に緊急事態宣言で一斉休校となり、その後も様々な制限がある中一度しかない学生生活を過ごす事になりました。
コロナ禍の学生たちが主人公のこの本は日常に近づきつつある今でも、読むと胸がギュウっとなり涙が出ます。
大人が様子見でやり過ごそうとする中、でもこの子たちにとってはたった一度の学生生活なんやと思ってみてた気持ちがばーーーーっと甦ってきました。
事件も謎も伏線回収もないんですが、読んでるうちにポロポロ涙が止まらない。
彼らがいい夏を過ごせてよかった。
子どもも大人もよく頑張った。
本当に読めてよかったです。
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王道のアオハル小説。青春の教科書!
コロナ禍でさまざまな制限がある中でも、やれることを見つけて楽しもうとする中高生の姿に胸熱。
溢れる感動が渋滞して何度も目頭が熱くなる。
この小説に出会えて良かった!
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なんて清々しい読後感!
コロナ禍の中高生が天文部の活動を通して、渋谷、茨城、五島と繋がっていく。
出合うことのなかったはずの人と繋がることができるのは、コロナがもたらしてくれたいい面かもしれないけど、だから良かったとはならないよな。
大人にとっての1年と子どもにとっての1年は全く違う。
やりたいこと、この時期にやっておかないといけないことを我慢しなければいけなかった子ども達に、すごく申し訳ない気持ちになったことを思い出した。
そんな中、生徒達を陰ながらサポートし、出来ることを模索する先生達も素敵。
好きなことを仕事にしなくても、何かの形で続けていくと自分の救いになるっていうのは、本当にそう。
この宇宙飛行士の言葉は、辻村さんの好きって最強!の考えに通じるなと思った。
とても前向きな気持ちにさせてくれた一冊。
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読書記録2023.07
#この夏の星を見る
#辻村深月
これノンフィクション?って錯覚するほどリアル。このコロナ禍のどこかで、こんなつながりが生まれているはずだと、強く思った。
そう確信せずにいられないほど、あのときの私たちの気持ちに寄り添い、希望を見せてくれた物語だった。
#読書好きな人と繋がりたい
#読了
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コロナ禍での過酷な生活中高生たちが天体観測で繋がっていく物語。読んでいて心を締め付けられたり情熱が伝わったり、今のご時世だからこそこの心に響く大傑作を読んでほしいです。
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星に関して、面白そうだと思うけど登場人物たちほど宇宙にロマンを感じてないから、そこは共感しづらかった。
コロナに関して、真宙の考え方が1番自分に近かったかな。最初、真宙はコロナが続けばいいと思ってたし私も思ってた。コロナの関係で修学旅行がなくなって嬉しかった。だから、亜紗みたいな人もいるんやなあと意外だった。友達と会いたいって感覚がよくわからん。ちなみに、真宙の柳くんへの尊敬が凄すぎて、柳くんと仲良い天音に嫉妬してるからゲイってオチかと思ったら違った。天音好きルートもあるかなと思ったけど、心の中で天音の行動に悪態ついてるし、違うかと思ってたら可愛いと思うんかい。
ナスミス式望遠鏡って何と思ってGoogleで画像検索したので、凛久がナスミス式望遠鏡にこだわる理由察した。なるほどなあ。
私がコロナになった時期は完全に亜紗と一緒で、1年の最後にコロナが流行り始めて2年の最初は分散登校。でも、それから卒業まで「コロナだからこそできたこと」とかは一切考えたことない。何かするべきだったのかとか思うけれども、あの過ごし方に特に後悔はない。
市野先生と宇宙飛行士の人が姉妹っていうの、びっくりしたけど、ちょっと繋げすぎな気がした。なんかそこの関係だけ浮いて見えた。
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とても素晴らしい物語だった。
コロナ禍の2020年、中高生たちの夏の大会が次々と中止や延期に追い込まれ、学校での部活動もままならない中、天文部やそれに類する部活、天文台での有志による集まりは、「この夏にこれをやった」という記憶と記録に残すため、「スターキャッチコンテスト」をオンラインツールで繋がりながら、各地で開催する。
茨城県、長崎県、東京都の各チームのメンバーにはそれぞれの事情や悩みや葛藤があった。それでもチームのメンバーや、大人たち、オンラインでしか「知り合って」いない仲間たちとぶつかったり、励ましあったりしながら「星をつかまえて」いく。
現実世界で、コロナ禍を社会人として迎えた私には、夏の最後の大会が中止、などのニュースを耳にしても、残念だ・気の毒だという感情しか、正直なところ持ち得なかった。
だからこそ、小説の中で中学生や高校生たちが、「今できることは何か」「何ならできるのか」を一生懸命考えたり、折衝したりして実現していく姿には胸を打たれ、何度も目が湿った。
「コロナが落ち着くまで、いろいろと我慢しなくてはいけないけれど、今年の夏は、一度しかない」(正確な引用ではないが)ということを、登場人物が何度も考えたり言葉に出したりする。
「今」という概念を、コロナ禍を過ごした特に学生は、痛いほど体感したんだなぁと思った。
今年のベスト暫定1位の小説。
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なんかマイナーなもやっとしたトラブルが、きれいに解決していくところがありがたいです。私の中学からの先輩は、数年に一回ぐらいしか会いませんが、20年以上前の研修医のスタートでもお世話になりました。まあ、立派なばかりではありませんが、むしろ変わった先輩ですがありがたい先輩です。キノコつながりの先輩なんかいたら、最高です。
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青春いいなー!
やっぱり読書っていいなと思わせてくれる本だった。本を開くたびに、本の中の世界に行けて、登場人物たちと一緒に青春を経験できて、続きが読みたいと思う小説だった。
コロナ禍を経験した人なら誰もが何度も思ったこと、聞いたこと、言ったことが丁寧に描かれていて、「あーそういえばこんな感じだったな」と思った。
私は社会人だけど、学生さん達は大切な一年一年なのに、コロナで色々なことができなくなって、それでも今できることを見つけて楽しんで、こんなふうに学生生活の良い思い出を作っていってほしいと思った。
特に、五島の海のシーンが好きだった。
読後の余韻がすごい…。
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コロナの恐怖がピークを超えた中、理不尽な不自由を経験した子ども達の物語がいろいろ出てきた。その中でもこの本は本当に素晴らしい!星を観測する
という目的で、東京ー茨城ー長崎の子ども達が繋がる。一人ひとりの心の動きや葛藤、成長、それを見守る大人達。帯の文句通り「宝物」になる1冊。感想文にしたいくらい、良かった!
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最終章、青春がつまってました!良かった。
厚いし、もっと時間かかると思いましたが、あっさり読了。コロナ禍の学校事情、家庭の事情、友達関係、学校に行けなくなる人も出るかと思いきや…。出会いや縁もありました。
「この夏の」星を見る、がよくわかりました。
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かがみの孤城が良すぎて、その後に読んだ辻村作品にはイマイチ感が拭えなかったのだが、この作品はかがみの孤城に匹敵するくらいの良さがあった。
電車の中で読みながら何度か涙してしまった。
コロナで誰もが経験したこれまでになかった日常を高校生や中学生の視点から捉えていて、まだ数年前のことなのに自分の身に置き換えて、いろいろと思うことがあった。
悪い人は全く出て来なくて、爽やかな読後感が残った。
時間を作ってもう一度読んでみたい作品だった。
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ど真ん中の青春小説
友人もいなく、帰宅部だった自分にとって
読了後、青春を疑似体験したような気分だった
辻村深月さんの小説にはずれなし、素晴らしい小説をありがとうございます。
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小説と言うよりコロナ禍の中高生を取材したドキュメンタリー番組のようだった。
以前の生活に戻るのではなく、未来へ進んでいく子ども達から青春を奪う事なんて出来ないのだ。
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コロナの所為で軒並みイベントが中止になり、その中で何か出来ないかと動く中高生が眩しく、本当にキラキラしていました。
手作りの望遠鏡で星を見る「スターキャッチコンテスト」。リモートで別々の場所から観察するって言うのも、とても斬新でした。
コロナ禍ならではの人との関わり方や、ギスギスした家族関係の様子なども切なく、リアルに描かれていて本当に読んでて辛かったです。
それでも、懸命に今出来る事をやろうとする学生たちが素敵でした。