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泣いた。大感動。映像化期待!!ちょうど2時間くらいになりそう。見せ場もたくさんあるし! ハリウッド映画にも向いているような!
上苙丞のシリーズのような派手な登場人物や理屈っぽい感じはない違う作風に、いい意味で裏切られました。手に汗握る救出劇を熱く読める。若干のミステリ要素も好き
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よくもこんな設定思いつくよな
障害にも関わらず、導かれる方も相当レベル高い
ラストでぐりんってひっくり返された
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ミステリを全面に打ち出すというよりは、災害救助のハラハラと要救助者の特殊性と困難さにやきもきしつつ、どうなるの?どうなるの?といった気持ちでページを捲らせる小説という感じ。
でも著書が井上真偽なので、そこはやはりいろいろな仕掛けがしてあり、ミステリと言えなくもない。
面白かったけど、もう少し重厚感というか、言葉の重みだったり、障がい者を扱うのであればそこの掘り下げがあっても良かったかなと思う。
設定は良かったので映像化向きかも。2時間ドラマとか丁度よいのではないでしょうか。
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Amazonの紹介より
巨大地震発生。地下に取り残された女性は、目が見えず、耳も聞こえない。光も音も届かない絶対的迷宮。生還不能まで6時間。想像の限界を超えるどんでん返し。
救えるはずの事故で兄を亡くした青年・ハルオは、贖罪の気持ちから救助災害ドローンを製作するベンチャー企業に就職する。業務の一環で訪れた、障がい者支援都市「WANOKUNI」で、巨大地震に遭遇。ほとんどの人間が避難する中、一人の女性が地下の危険地帯に取り残されてしまう。それは「見えない、聞こえない、話せない」という三つの障がいを抱え、街のアイドル(象徴)して活動する中川博美だった――。
崩落と浸水で救助隊の侵入は不可能。およそ6時間後には安全地帯への経路も断たれてしまう。ハルオは一台のドローンを使って、目も耳も利かない中川をシェルターへ誘導するという前代未聞のミッションに挑む。
ドローンを使って救出する物語にどんでん返し⁉︎と思いましたが、「なるほど、そうきたか」と思わせるくらい、途中途中の何気ない行動が、後に響いていき、ラストの展開に納得感と衝撃が走りました。
大地震が発生し、地下五階にいる中川博美を救出するということで、上の階では火災、下の階では浸水という絶体絶命のピンチ。この状況、どこかの作品(⚪︎舟?)で読んだ感はあったのですが、こちらの主役はドローンです。
ドローンを使って安全なシェルターへと導かせていく展開に、個人的ですが、今まで知っていたドローンがいつの間にか成長していたことに驚きでした。
所々、ご都合主義といいましょうか、偶然すぎない?と思う出来事が頭の中でチラつきました。ですが、そこは気にせず、成功したり失敗したりと一筋縄ではいかない救出劇に、読んでいるこちらまで緊張感が伝わり、ハラハラ・ドキドキしながら手に汗握りました。
救出していく中で垣間見えてくる主人公の昔との葛藤。何がなんでも救出しようと奮闘する姿に何度も応援したくなりました。同時にドローンの将来性や偉大さを感じた作品でもありました。
そんな奮闘劇・救出劇の裏で、蠢く疑惑。果たして、中川博美とは本当に「アイドル」なのか?
ミステリー要素もあって、色々推理する楽しみ方もできました。博美の違和感ある行動が、のちに大きな影響を与えていて、伏線回収の楽しみ方もできて面白かったです。
深掘りすると、色んなことが回収されていないように思いましたが、とりあえずは博美の救出劇は解決されるので良かったなと思いました。
別の作品「⚪︎舟」を読んだせいか、バッドエンドも覚悟しないといけないなと思いつつ、果たして救出できたのか?
それだけでなく、もう一人の存在もわかって、読み応えのある作品でした。
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おもしろい
映画化しそうな感じのストーリー
どんでん返しというか、そうだったのね!という感じ。結末が分かった上でもう一度読みたくなる
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トリック?オチ?は途中でわかってしまいましたが、彼女をどうやって助けるのか、作中で巧みに描写される緊迫感のおかげで最後までわくわくしながら読めました。
主人公の内面描写(?)は好き嫌いが分かれると思います。深いような感じで書かれていましたが個人的にはあまり刺さらなかったので、なるほどという感じでした。
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ラスト良かった!ミステリー要素も面白くて、なるほどと思ったし、感動した。
でも、助ける側の視点しかない為か、いまいち緊迫感がないというか。もっとハラハラしながら、要救助者の気持ちになって読みたいとも思った。
充分楽しませてもらったけれど、期待して読んだ分、全体的にあっさりだな!?と少し拍子抜けしてしまった…
映像でみてみたいかも。
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ハラハラドキドキの救出劇で、次の展開が気になりどんどん読み進めました。
夢の中でのお兄さんとの会話がウルっときました。
最後は驚きと感動でした!
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高木春生は調査用のドローン、アリアドネを動かせる技師です。WANOKUNIプロジェクトを進めています。
そこへ令和のヘレン・ケラーと呼ばれる県知事の姪で障がい者(見えない、聞こえない、話せない)中川博美がやってきます。
その時、WANOKUNIを震度6強の地震が襲います。
そしてその時要救助者は、地下に閉じ込められた中川博美でした。
春生たちは博美をドローンで救助しようとします。
しかし、博美の行動を遠隔操作で眺めると、彼女の目が見えているのではないかと思われる奇怪な行動に春生たちは気づきます。
春生たちは彼女が知事の姪であることから選挙戦で有利になるように盛っているのではないかという疑いを持ちます。
生きるか死ぬかの瀬戸際で我が身を危険に晒すほどの完璧な演技ができるのか…?
また春生の高校の同級生の韮沢の妹の碧もまた、要介助者となります。
春生はドローンを一機、碧の方へ回そうと言い出しますが、やはり反対者がいて…。
字が大きく読みやすい本でした。
私も博美への疑念がわきました。
でも最後の結末まで読んでよかったと思える、すっきりわかりやすいお話でした。
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【あらすじ】
救えるはずの事故で兄を亡くした青年・ハルオは、贖罪の気持ちから救助災害ドローンを製作するベンチャー企業に就職する。業務の一環で訪れた、障がい者支援都市「WANOKUNI」で、巨大地震に遭遇。ほとんどの人間が避難する中、一人の女性が地下の危険地帯に取り残されてしまう。それは「見えない、聞こえない、話せない」という三つの障がいを抱え、街のアイドル(象徴)して活動する中川博美だった――。
崩落と浸水で救助隊の侵入は不可能。およそ6時間後には安全地帯への経路も断たれてしまう。ハルオは一台のドローンを使って、目も耳も利かない中川をシェルターへ誘導するという前代未聞のミッションに挑む。
【個人的な感想】
終始ハラハラドキドキで息つく暇もなかった。
心温まるラストに感動した。
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ドローンを使った救助なんて初めてで、次から次に起こる困難に惹きつけられた作品。
でもこんな大規模災害で、地下に取り残されたのがたった1人なんてどんな状況なんだろう?って言うのは気になった。
公園で妹が地下に落ちたというところからもしかして!とは思っていたけど、最後まで読み応えがあって面白かった!
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ドローンを使った救出劇に今っぽくて新鮮さを感じ、ハラハラしながら読みました。
ドローンの細かい操作とハプニングが次から次へと出てきて緊張感があり、サクサクページが進みました。
ラストは想像できなかった展開でいい感じにスッキリ!
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地下に取り残された盲ろうの女性をドローンで救え!
困難な状況下で主人公の青年は女性を助けられるのか?のストーリーではあるのですが、最後はそれだけでなく、救いの物語でもあり。こんな結末...‼︎
文体は軽く、あっという間に読み終えました。
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常に先が気になる展開。
ハラハラしながらノンストップで読める。
救出ドラマだと思ったらちゃんとミステリーで面白かった。
これは見破れなかった〜
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地下に取り残された盲ろう者を救助できるか… 責任と挑戦、そして成長が胸に熱い物語 #アリアドネの声
■あらすじ
災害が発生し、盲ろう者が地下の街に閉じ込められてしまった。直接救助にも行けない環境のため、ドローンをつかって避難所へ誘導する救助作戦が決行される。ドローンドライバーである主人公高木は、決死の覚悟でミッションに挑むのだった。
■きっと読みたくなるレビュー
井上先生、技ありの作品。ウマい。
いままで井上真偽先生の本は何冊か読んできましたが、本作は普段ゲームや動画コンテンツを趣味としている人にもイイ感じで楽しめるようにバランスが取れてますね。主人公の一人称+ドローン視点で常に臨場感があるし、ハラハラドキドキの危機感の展開や演出も見事。文章も会話も丁寧だし、柔らかく、そして謎解きとしてもお話としても大変綺麗でした。
本作の一番の推しどころは、主人公高木が過去の自分と向き合い、価値観に葛藤する部分ですね。
私も若かりし頃、会社の先輩に言われたことがあります。
「『できない』と言ったら、二度とお前に仕事はこない。」
それ以来『できない』と言わないようにしてましたが、最近は自己管理ができないことのほうが会社にとって害悪なので、できないときはむしろ速めに言うようにしてます。自分にできないことは、他人にやってもらったほうが、みんなのために合理的です、はい。
とは言え、本作の主人公はよく頑張った。挑戦する、責任を持つというのはやっぱり大事ですね。成長した彼を、これからも応援したくなりました。
■きっと共感できる書評
私や家族たちは、いわゆる五体満足に生きています。体や心に大きな障害もなく日常を過ごせるのは、とてもありがたいことですね。
かつて発達障害のある子を持つご家族に、お話を伺ったことがある。家族はとても大切でいつも一緒にいたいけど、一日にほんの少しの時間でも気が休める時間が欲しいとのこと。
世の中には騒ぎ立てたり、正論を振りかざす奴らもいる。忘れてはならないのは、本人やその家族にとってはそれが「毎日」であり「日常」なんです。口先だけであるべき論を振りかざされても、なんの説得力もありません。
勘違いしてはならないのは、弱いものを助けてあげたり、優遇してあげてほしいと言っているわけではありません。ただ、人と人は支えあうべきであると信じているのです。