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「あの花」の岡田麿里がみずから書き下ろし! 新作劇場アニメの原作小説!
製鉄所の爆発事故により出口を失い、時が止まった町で暮らす中学3年生の正宗。変化を禁じられ鬱屈した日々を過ごす中、謎めいた同級生の睦実に導かれ、製鉄所の第五高炉へと足を踏み入れる。そこにいたのは喋ることのできない、野生の狼のような少女――。正宗と2人の少女の出会いは、世界の均衡が崩れるはじまりだった。止められない恋の衝動が行き着く未来とは。
岡田麿里監督がみずから執筆した、劇場アニメの原作小説!
個人的に「あの花」が好きだったので、今度映画化される岡田さんの作品はどんなだろうと興味深々で読んでみました。
正直、読んでいる段階では、あまり世界観がわかりませんでした。あらすじを読まずに挑んだのですが、所々「?」が頭に思い浮かぶばかりで、なかなか物語の世界に入りきれませんでした。
というのも、
爆発事故が起こったのに、次の場面では何もなかったようになっている⁉︎
周りの町と寸断され、日付がわからない状況に陥っている⁉︎
などなど、今の状況が過去なのか、未来なのか、はたまた時代は今どこ?といった普通じゃない状況が次々と登場するので、ずっと「?」の状態でした。
ただ、後半になると、その状況が何となくわかってくるのですが、その間にも別の疑問も湧いてきて、結果としては感動したのですが、それに至るまでの状況を整理するのが読んでいる段階では、把握しづらったかなと思いました。
読了後に後ろから振り返る形で、一つ一つわかってきたので、小説としてはちょっと・・と思ってしまいました。
ただ、映像とセットと考えると、よりわかるかもしれません。
物語の鍵を握る謎の「少女」。出会ったことによって段々とこの世界の秘密が明らかになったり、主人公との繋がりが明らかになったりするのですが、後半のシーンが特に印象的でした。
「少女」をある方法で「救出」しようとするのですが、主人公とヒロインの「少女」に対する活躍に熱意やスピード感も相まって、手に汗握りました。
また、謎の「少女」の正体に驚きましたが、ラストに向けての活躍に感動を誘いました。映像化したら、どうなるか気になるところです。
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夢中になって一気に読んだ
面白かったかはわからない
最近何をするにも集中できなかったのに
読んでいる間は他の事に気を取られなかった
たぶん幸せな時間だった
けど面白かったかはわからない
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映像未視聴で読みました。
きっと映像で見たら感想は変わると思う。
もし映像を見る機会があれば、改めて読んでみたい。
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昨日映画を観て、ちょっと答え合わせしたくて読みました。なので小説としてどうなのかは評価しないようにしたいと思います。
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物語中にあれ?と感じた少しずつの違和感が次第に繋がっていき、どんどん惹き込まれていく展開に読み応えがありました。
読後の満足感も高く、これから観に行く映画がより一層楽しみです。
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映画の方はこの難解な小説を映像化しきれなかったようで大爆死になってしまったようである。小説を読み映画の説明不足だった部分を埋めてくれ理解度が増した。ただ映画は五実の年齢の進み具合を少なく改変され五美が成長していなかった。工場の爆発事故で現実世界から切り離されて時間が止まってしまった世界ってどうなのよという感じだが、岡田麿里がそういう世界を想像してしまったのだから仕様が無いではないかと言う感じだが、五美の成長が無かったため父親正宗との恋愛観が薄れてしまったのは残念だ。
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映画を先に見てから、文庫本を読みました。
映画の情景がしっかり思い出される文章でした。
正宗と睦実のキスシーンの情景が、まぼろしだから冬の雪の寒さを感じないのではなく、好きという感情、気持ちの昂りからだという表現がとてもおしゃれで好きでした。
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映画は未視聴で、映画予告のシーンを一つ一つ思い出しながら、ここの話は予告のあのシーンかな?と、謎の答え合わせ?をしながら違った楽しみ方で読み終えました。
映画を観た後に余韻に浸りながら読むには良い一冊です。
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映像は見ていません。
小説だけでは読みとれない部分が多いと思います。
どうにもハマらなかった作品。
なんだか全般的に話が浅いと言うか、薄っぺらいというか。
最初の構想とラストのオチは決まっているけど、その間のストーリーが書き込みきれておらずふわふわしているので、読み終わっても、え?なんで?都合よくない?という釈然としない思いが残りました。
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映画を見てから読めばよかったというのが読み終えてすぐのいちばんの感想。情景描写がなかなか難しくて、あまり雰囲気をイメージ出来なかった。工場の印象が私の中で薄いせいかも。
でも、これはアニメ映像を見たら変わりそう。登場人物の名前もよく似ていて、読んでいる最中に、あれ、これ誰だっけ…?となってしまったので(これはわたしの記憶力のせいですが)、やはり映像や音ありきの作品な気がする。
読み終わったあとに、季節の感覚とにおいだけが残った。
青春のあの痛い感じやもどかしい気持ちなどが鋭く描かれているところはとても良かったので、映像を見てからまた読み返したい。
追記。この感想を書いた後に、思いつきで予告編をみた。気づいたら泣いていた。映画が心底見たくなった。
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2023年9月公開映画の原作。
時の止まった町。1日は繰り返すが、季節は変わらず、人々は年を取らない。妊婦は妊婦のまま、中学生は中学生のまま…… 変化を禁ずる規則に閉塞感を感じ、若者は変化を望む。
設定は興味深いのだが、どうしても登場人物に共感できなかった。彼らの性格や考え方に抵抗があるわけではないのだが。
主題歌が中島みゆきということでちょっと見たい気持ちもあったのだが、いいかな。