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具体的な概念と抽象的な概念について解説した本。
読みやすく分かりやすかったので、確かにタイトルどおり中学生ぐらいの子でも理解できる内容だと思った。
具体的の具の訓読みは、「具わる(そなわる)」ということを初めて知った。調べてみると、意味としては、同じ読みの「備わる」と同じような意味らしい。実体をより表しているということが具体的という意味では、確かに「備わっている」といえるのかもしれない。
5W1Hのうち、「When/Where/Who/What」は具体的な名詞の答えがあり、「Why/How」は名詞一言では表せられないという話はなるほどなと思った。
特に「Why」は具体を抽象にするための疑問視で、「How」は抽象を具体にするための疑問視とのこと。そういうふうに考えたことはなかったけど、そういわれてみれば確かにそうなのかもしれない。
後、「例えば」「例をあげると」「具体的にいうと」という言葉は、具体化するための言葉なのに対し、
「要するに」「一言でいえば」「まとめると」という言葉は、抽象化するための言葉という話もなるほどなと。
ちゃんと考えたことなかったけど、こういうふうに今は具体的な話をしているのか、抽象的な話をしているのか考えることができると、逆に抽象化したり具体化したりして話すということができるようになるのだなと思う。
途中書いてあった、友だちに「お腹すいた。コンビニでおにぎりでも買ってきて」と言われてコンビニにいったらおにぎりが売り切れてたので何も買わずに帰ってきたという話は、自分もやってしまいそうだなと思った。
そもそも、なぜおにぎりを買ってくるのかを考えると「お腹がすいているから」なのだから、おにぎりじゃなくてもいいはずだしね。このへんは、自分も気を付けたいと思う。
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具体と抽象を読んでみたいと思っていたところ、同著者のこちら、「13歳から鍛える具体と抽象」を先日の読書会で持ってきた方がいらして借りて帰った。
面白かった。
主に中学生向け?
やさしい、わかりやすい文章、ポップで見やすいイラストの図解がふんだんに使われている。
具体と抽象っていう概念、意識し始めたのはここ数年なんだけど、確かに若い頃からこういう考え方を身につけられていたら、作らなくて良かった敵も少なくて済んだような気がする。
ふんわりとはわかっていたつもりだったけど、この具体と抽象の往復がなかなか実践となると難しい。
ここまでしっかり言語化してもらえると、補助線を引いてもらえたように、実践へのハードルが下げられそうだ。
それにしても、5章での内容…、
これは某Podcastで論じられていた茶室と道場の話なのでは…。
それこそ2章なんかは演繹法や帰納法の話にも繋がるなとか思ったり、
知的好奇心を刺激するスリリングな本。
あっという間に読み終えたけど、
リマインドにも使えそうなので手元に持っておきたいな。
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具体と抽象の違いから説き起こし、それぞれの得意なこと、苦手なことを挙げ、それぞれをどう使いこなすかを指南していく。
「13歳から」とあるように、若い読者を念頭に置いての本のようだ。
図解も多く、絵本のように読める。
そして、学校の勉強にどう生かすかが書かれていくあたりも、やはり中学生くらいに向けた内容だった。
「鍛える」とあるので、もっと例題、練習問題がたくさんあるのではと期待していたが、それほどでもなかった。
筆者のいうように、具体と抽象の対応は、視点によりいかようにも変わりうる。
その意味で、問題が作りにくいのかなあ、なんて想像はするのだが…。
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前田裕司さんのメモの魔力に、細谷功さんの具体と抽象が紹介されていたことがきっかけで本書を読みました。思考するということの基本は具体→抽象、抽象→具体であるという、この考え方は全てのことに使えるんじゃないか?と思える本です。
具体or抽象ではなく、具体と抽象にはレベル、濃淡があります。コミュニケーションにおいて、この人なに言ってるんだろう…?ってことがありますが(特に仕事で上司と話す時)、そういうときは自分の思考は具体で、相手が言ってることは抽象なことが多い(逆も然り)かなと思いました。今後、相手は今具体と抽象のどのレベルで話してるんだろう?って考えると、理解しやすくなりそうだと思いました。この考え方は早速今日から実践します!
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少しは他人に伝わりやすい言葉を選んで使いたいな、と思いこの本を手にとった。
4章のコミュニケーションに関する部分が特に興味深かった。
「いった」「いわない」はなぜ起きる?や
「おにぎり買ってきて」の意味は?
などの解説は、とてもわかりやすかった。
13歳からこれを愛読できればすごい。
人生の早い段階で抽象と具体を縦横無尽に使いこなせるようになれば、何かもっと新しい地平が見えると思う。
いや、それでやっと人間としてのスタート地点に立てるのかもしれない。
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面白い
具体と抽象の往復で人は思考する、なるほど確かに
ふんわり分かったつもりになっていたことが改めて整理されていてすっきりした
内容は分かりやすいが文章はやや癖がある感じ
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「具体と抽象」について
平易な文章で書かれており
解像度がだいぶ上がりました。
・勉強とは、私たちが日々賢くなって、
今日よりもよりよく
生きられるようにするためのもの
・why↔︎how
・歴史を暗記で終わらせない
・抽象化とは、デフォルメによって
伝えたいメッセージを
シンプルに表現すること
・抽象化は「自由度」を上げる道具
・「具体と抽象」は、全ての土台、基礎である。