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1つの物語を別な視点で書き切って、なおかつ驚きがある。話に仕立てあげられている。また最初から読みたい。
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sister編とbrother編とどちらを先に読むかで印象が変わるかも。いや、変わったとしても全く問題ない。
というか、逆に楽しい。だって、それぞれにそれぞれの真実があるのだから。
一つの事件に二つの視点、っていう設定はままあるわ。でも、でも、ここまでまったく別の「真実」を描き分けるってすごくないですか?いや、すごいですよ、まったくもって。
結末が分っているのにその道中に描かれる景色が全然違うもんだから、これ、二冊続けて読んでも「知ってる知ってる」とならない。うっすら見えたアレが、ちょびっとかすったあの言葉が、こんな別の地平をはらんでいたとはね。
だから、三つの事件のどれもこれも既知のこととして、読み飛ばそうとも思わない。いやはや、まいったまいった。
三人姉妹、と四人兄弟、二つの探偵団。それぞれのキャラもたっててとても楽しい。
まるで近所のおばちゃん的野次馬根性で読んでしまいましたよ。
二度読み、どころか、三度でも四度でも読み返せるパラレルミステリ爆誕!
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Amazonの紹介より
新・読書体験。驚愕のパラレルミステリー!
古き良き商店街で起きた不穏な事件。探偵役は三姉妹と四兄弟、事件と手がかりは同じなのに展開する推理は全く違う!? 〈Brother編〉との「両面読み」がおすすめです!
ぎんなみ商店街に店を構える焼き鳥店「串真佐」の三姉妹、佐々美、都久音、桃。ある日、近所の商店に車が突っ込む事故が発生した。運転手は衝撃で焼き鳥の串が喉に刺さり即死。詮索好きの友人を止めるため、都久音は捜査に乗り出す。まずは事故現場で目撃された謎の人物を捜すことに。(第一話「だから都久音は嘘をつかない」)
交通事故に隠された謎を解いた三姉妹に捜査の依頼が。地元の中学校で起きた器物損壊事件の犯人を捜してほしいというものだ。現場には墨汁がぶちまけられ、焼き鳥の串が「井」の字に置かれていた。これは犯人を示すメッセージなのか、それとも……?(第二話「だから都久音は押し付けない」)
「ミステリーグルメツアーに行く」と言って出掛けた佐々美が行方不明に!? すわ誘拐、と慌てる都久音は偶然作りかけの脅迫状を見つけてしまう。台風のなか、姉の足跡を追う二人に、商店街のドンこと神山が迫る――。(第三話「だから都久音は心配しない」)
Brother編とセットで楽しむ物語となっています。
自分はBROTHER→SISTER編の順番で読みました。
2つの作品を読むことで、互いのモヤモヤ感を補うことができました。同じ事件の中のAの部分は、この作品で詳しく書かれていますが、Bの部分は、もう一つの方で詳しく書かれているといった具合になっているため、一つのエピソードを互いの小説で比べるのも良し、全部を読んでから、もう一つの作品を読むのも良しかなと思いました。
同じ事件でも「立ち位置」が違うことで、違った「景色」が見えることに新鮮な体験をしました。sister編の方が、ちょっと暗めな展開になっているので、この順番で読むと、ちょっとどんよりとした感覚はあるかなと思いました。
一応、事件としては解決するのですが、個人的には警察といった専門の人があまり登場しないため、スパッと解決して欲しかったなと思いました。たしかに3姉妹と4兄弟、ともに推理を披露するのですが、全く同じ答えではなく、結局「大人」達で、事を済ましていて、その描写は特に詳しく書かれていないので、なんだか歯に何かが挟まっているような感覚でした。
一つの事件で、2つの真実。特に最初のエピソード「焼き鳥」の解釈は、面白かったです。そこをツッコむ⁉︎と思ってしまったのですが、後に重要な要素になっていくので、盲点でした。
ライトなミステリーになっていて、この作品では3姉妹のネーミングセンスにはクスッとしてしまいました。
焼き鳥屋だから、姉妹の名前は・・・。安直すぎます。
次回作は、ガッツリと3姉妹と4兄弟が共演して、謎を解いてほしいなと思いました。
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Brother編を先に読んだ。
同じ謎を三姉妹が解決していく。
佐々美、都久音、桃→焼き鳥屋さんの三姉妹の名前。
こちらの方が真相に近い?
後から読んだからそう思うだけ?
ちょっとわからない。
でも、両方を読んでも、スッキリするわけではなかった。
発想は面白いかもしれないが、
2冊にするほどの謎ではないような、意味不明。
三姉妹それぞれ良いキャラ。
こちらも食べ物が美味しそうで飯テロ。
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小さな町で起こる事件。交通事故死、展示品の破壊、誘拐。事件を女の子たちと男の子たちで分析すると、違う結果が出る。
二冊で表現する画期的なミステリー。内容は私があまり好物とはしてないコージーミステリーっぽいのと、驚愕のオチでもないので、まぁまぁぐらい。
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星2.5 Brother編と同じ感想です。
ぎんなみ商店街でおきる事件を、4兄弟と三姉妹それぞれの立場から推理していくお話。文章が読みづらい上、同じ事件なのに結末が異なる、なんともスッキリしないところが私には合いませんでした。
神山さん視点で読めたらおもしろかったのかも。
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ぎんなみ商店街を舞台にした作品で1つの1つの事件の真相はそこまで驚きはありません・・・。
ただもう1つの作品『brother編』を読んでからが本領発揮なので是非とも両方読んで頂きたいです!!
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brother編を読んだので、sister編も(図書館で予約しちゃってたし)仕方ないから読むかという感じで読み始めたけど、つまらなすぎて1話も読めずに脱落した。
小学校の図書室にあったら良いのでは。
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両方読みましたが、児童書ですかね?息子に読ませたいです。いつもドロドロの話を好む私には、当然ハマりませんでした。
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2冊とも読了。
姉妹編のほうが読み応えがあったかな…という感じ。
ただやはり売り出し方が過剰な気がする。期待はずれ感は否めない
焼き鳥が美味しそうで、食べたくて仕方がなくなった
結局黒幕は誰?山根さん?
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焼鳥屋三姉妹が商店街の事件に挑む!女性目線と価値観が素敵なSister編 #ぎんなみ商店街の事件簿
■あらすじ
昔ながらの商店街、ぎんなみ商店街では人気の焼き鳥屋があった。そこで暮らす三姉妹たちが、街で発生した事件に挑む連作短編ミステリー。
商店街への地元愛と、家族の繋がりがハートフルな作品です。
本作Sister編は同タイトルBrother編と対を成しており、同じ事件なのに展開や推理が変わる双方向な作品になっています。本書一冊でも楽しめますが、真の魅力を味わいたいのであれば、ぜったい両方読みましょう。
■きっと読みたくなるレビュー
キャラクターが鬼強い。特にSister編の主人公三姉妹はエグイ。
焼き鳥屋という設定から始まり、名前、性格、特技など、読者をぐいぐい惹きつけてくる。しっかり者と言われている長女なのに、このドジっ子ぶりは愛おしすぎますね。
あと都久音の友人たちも激推しです。素朴ながらも友人想いが読み取れてイイ!『熊と踊れ』を読んでる女子高生なんて爆笑。私も積読を解消しなきゃ。
なお謎解きとして難解ではないのですが、Brother編を並行読みすると、より物語全体の理解を深められます。そして思ったよりも人間関係やプロットが複雑なので、丁寧に読みましょうね。
●だから都久音は嘘をつかない
商店に自動車が突っ込んでしまった事件、目撃者の証言に気になる点があり…
三姉妹家族の仲の良さや、商店街の雰囲気が伝わってくる導入話。陰のある事件の背景に、ちょっと切なくなりました。
●だから都久音は押し付けない
コンクールに展示する作品が壊されてしまった事件、ダイイングメッセージのような手がかりが残されており…
この謎解きはハッとしますね~、すとーんと腹落ちしました。事件に背景に潜む、女性ならではの感受性が読みどころの一編。
●だから都久音は心配しない
抽選に当った長女がミステリーツアーに出かけることになった。一方、街では女性の行方不明事件が噂され、脅迫状のようなメモが見つかる。そして長女とは連絡が取れず…
サスペンス風で迫力満点、特に後半にかけての展開のスピード感もGOODですね。なにより長女が好きすぎる、三姉妹に幸あれ。
■ぜっさん推しポイント
Sister編ということで、全編にわたって女性の世界観や価値観でストーリーが綴られていきます。特に二話目の作品はBrother編とは全然ちがう目線で面白い。双方ともに各々の性別ならではのアプローチだし、背景に潜む心情も違っている。
兄弟姉妹を行ったり来たりしながら、さらに二度三度読むことで、違いと共通点が見えてくる。繰り返し読めば読むほど、理解と味わいが深まってくるシリーズでした。
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真実はいつも一つ…じゃない!?
一つの事件に二つの真相、いったいどういうこと?これは「sister編」「brother編」どちらも読まねばならないと、それぞれ読んでみたものの、これって結局つながってるの?それとも別々の世界線なの?と戸惑うばかり。一冊だけでも面白く読めるけれど、二冊とも読めばなお面白い。これをミステリの超絶技巧!参りました!
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焼き鳥屋三姉妹のドタバタミステリー
この本の魅力は
・焼き鳥屋三姉妹のキャラが濃い
・商店街を軸にしたほんわかミステリー
・ブラザー編との違い
焼き鳥屋三姉妹の大活躍。
名前は両親の焼き鳥屋にちなんで、
社会人の長女・佐々美(ささみ)、
次女の中学生・都久音(つくね)、
三女の小学生・桃(もも)。
佐々美はおっとりマイペース、
都久音は普通の中学生、
桃は小学生とは思えない頭脳明晰さ。
それぞれ性格の違いが生むやりとりが面白い!
そんな中、商店街が関わる事件が起こる。
商店に自動車が突っ込んだり、
学校のコンクール作品が壊されたり、
姉が行方不明になったり、
日常でありそうな話ばかりとなっております。
「ぎんなみ商店街Brother編」を合わせて読むことで
二重の推理を楽しめる物語。
個々に読んでも十分に面白いです。
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私は、SISTAR編とBROTHER編を交互に読み進めました。
文章は読みやすく連作短編なのでページ数もそこまで多くないので、サクサク読めました。
三姉妹のキャラクターが立っていて、商店街の人たちも癖がある人物ばかりで、物語の中に、スッと入り込めました。
SISTAR編とBROTHER編で、話はそれぞれで完結しているけど、もう片方を読むことで、物語の裏側が見えてくる構成は面白かったです。
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初の〝並行読書〟を決行! 本作は「一冊読み切って次へ」の習慣打破に、うってつけでした。
「Brother 編」「Sister 編」2冊の冒頭に、『これからあなたが目にするのは ある事件のひとつの側面にしかすぎません』の共通序文。また表紙カバーそでに、各3話が対応する構成、『どちらから読むもよし、各話ごとの「往復読み」もよし』とあり、決意の後押しと言うか、並行読書は必然でした。
一冊が3話(3つの事件)からなる連作短編集で、事件解決に挑むのが四兄弟か三姉妹かの違いです。3つの事件は同じなので、どちらか一方でも楽しめますが、やはり両方読むことに意義を感じました。それも、各話ごとの並行読書をおすすめします。
「Sister 編」では、焼き鳥屋を営む内山家の三姉妹、佐々美(不動産派遣社員 25歳)・都久音(高1)・桃(小5)それぞれが、とても可愛く魅力的です。加えてウケます、この同音意義肉語部位名! 彼女たちがとってもいい味を出してるんですよ。肉だけに‥。
都久音の視点で描かれますが、姉妹・友人を含めて人物造形の秀逸さ、普段の楽しい会話と絡み、事件解決の再調査へ向けた女の子目線(人の内面心情に想いを寄せる発想)が上手く融合し、短編にしておくのがもったいないくらいでした。
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