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初読みの作家さん。
日々、生きていると誰もが疲れを感じる。
でも、そこに”責任”という重い重い荷物を持たされたら
身も心も悲鳴を上げてしまう。
その悲鳴に気付くことさえできないことがある。
いやいや、気付くことができないのではなくて
全力で耳を塞いでいるのかもしれない。
そんな時に、ほっとできる空間に出会えたら
それはどんなに幸せで心強いことだろう。
その空間が心身をいやしてくれる温かくて美味しい料理を出してくれる場所だったら…
「キッチン常夜灯」はまさにそんな場所。
一人でいることが怖くて心細い夜に
ドアを開けると迎えてくれる人がいて、
心まで満たしてくれる料理がある。
『キッチン常夜灯』は美味しくて温かい時間だった。
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常夜灯というタイトルとレトロなレストランの表紙に惹かれて購入。美味しそうな料理とあたたかい人柄のシェフとスタッフがいるお店。こんなレストランが近くにあったらいいなとおもう。
物語は特に波風がないが、登場人物の人生が語られる。それぞれがそれぞれの物語を生きており、おたがいに持ち寄って共感することで癒される。人は本能的にそういう場所を求めているのかもしれない。私もそんな場所が欲しいのと同時に、常夜灯のような存在になりたいと思った。
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店長の鎧を纏い懸命に頑張るみもざのこと、余命わずかな夫を想い続ける菜々子さんのこと、どうか毎日穏やかな気持ちで過ごせますように……と、いつの間にか自分も常夜灯の常連客のような気持ちで応援しながら読んでいた。
「自身が変われば周りも変わっていく」
キッチン常夜灯でさまざまな人と出会い、ミモザの心が動いていく。
いつも温かく迎えてくれる人や安心できる場所があるって素敵だなと思った。我が家も家族にとって常夜灯のような場所であるように、いつも穏やかな心でありたいな。
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大切な時間を安心して過ごせるキッチン常夜灯のあたたかさにほっこり。
さみしい夜にふらっと向かう場所があるのは素敵なこと。こんな居場所が欲しくなる。
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明日も頑張ろうって思える小説だった。
今の環境に満足してないなら、自分で居心地が良い場所に変えていけばいい。
今できることを一生懸命やって、ご飯をしっかり食べて、生きていく。
明日は別の日だもの!例え嫌なことがあったって明日まで続かない。自分の考え方ひとつで変わる。
そう前向きになれる本だった。
キッチン常夜灯、ぜひわたしのお家の近くにオープンしてほしい。。
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なんかこのところ 美味しいものが出てくるお話しが多くなった感じがします。
主人公はファミレスの店長に抜擢された女性ミモザ
夜中まで働く仕事で なかなかちゃんとした食事がとれない
そんな時 夜中から朝までやっている キッチン常夜灯を見つける。
コロナのあと 食事が大事 もてなしのいい 温かい環境の食事が 心を潤す
って そういうお話しが増えた気がします。
この常夜灯 近くにあったら 通いたいですね。
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美味しいご飯が食べられる居心地のいい飲食店って心強い味方だなあ。
出てくるご飯がどれもおいしそうで、ポテトグラタンはつい家で作ってしまった。朝ごはんのおにぎりもまねしたくなってしまった。
人間が怖くて仕方ないわたしだけど、こんな素敵な人たちの出てくる本を読むと少しだけ人間って怖いばかりじゃないんだよなって当たり前のことを思い出す。
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街の路地裏で夜から朝にかけてオープンする洋食屋「キッチン常夜灯」。
訪れる人たちの疲れ切った体と心を、シェフの温かくて美味しいお料理が癒していきます。
最近、こういう作品(カフェや食堂等が舞台で、悩みを抱えたお客さんがお店を訪れては、美味しい料理に癒されて前向きになる的な)って似たようなものがたくさん出ているなぁと思いつつ、なんだかんだで定期的にこういうのが読みたくなってしまいます笑
今作も、グラタンやスープ、仔羊料理、アップルパイなど、出てくるお料理が全部本当に美味しそうで、読みながらとても癒されました。
ちょっと上手くいきすぎでは…?と思う展開もありましたが、こういう作品はそれで良い、と思います(^^)
また、今作と同じように「夜」をキーワードにした飲食店が登場する小説も、『マカンマラン』シリーズや『満月珈琲店』シリーズなど、ヒットしているものが色々ありますよね。
やはりこの作品の主人公のように、昼間は自分の心に鎧を着せて、やりたくない仕事を必死に頑張っているという人が実際多いからこそ、こういった作品が共感を呼ぶし流行るんだろうなぁと思います。
みんな頑張ってる。
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なんて美味しそうなんだ。そしてほっこりする。
店長辞めるかと思ったのにめちゃくちゃ頑張るやん。偉いなあ。私だったら即辞める。
それに前向きにいろいろと変えていく姿勢がもうほんとにお疲れ様って感じ。ゆっくり休んで欲しい。
聞き馴染みのない単語がちらほら出てきて、フランス語や料理について学ぶのもおもしろそうだなと感じた。
こういう、「人が人を想う」内容はやっぱ、好き。
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夫も、ファミレスのようなレストランで店長をしているので読んでみました。
店長と言う鎧を着て、毎日夜中まで仕事をして帰って来る夫の苦労を少しは分かれたような気がします。
なかなか起きて帰りを待つことが出来ないけど、たまにはキッチン常夜灯のような存在になってあげられたらと思える作品でした。
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最近、よくある話。
この手の話では、ドラァグクィーンのマカンマランのシリーズが1番好き。
フレンチって、単品としても夜中に食べるのってキツイかな?とか 朝までって、結構お店に長く滞在することになるから、客単価として採算とれる?とか いろいろ考えさせられた。
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めちゃくちゃほっこりした!
ご飯系の小説を読んだことがなくて、フレンチ料理にも詳しくはないけどこの本を読んでどんな料理かを知りながら読むのも楽しかった。
もちろん料理以外でも様々な人間模様があってそれにも共感した。
本の帯にも書いてあったように、こんなお店があったら行きたいな。
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こういう本がすき。深夜にやっている30分ドラマみたいな1章1章の空気感がつたわってきた。
美味しい料理が食べたくなる温かな人とのつながり物語。