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30代前半の4人の女性の、それぞれの視点で日常が描かれている。
現在34歳の私には刺さりまくった。
既婚者も未婚者も、子供がいる人もいない人も、正社員も非正規でも、それぞれ悩みや不安を抱えていて、毎日疲れている。
周りから見ると羨ましがられていても、実際の日常は全然キラキラしていなくて、ただただ毎日を生きるのって大変で疲れる。そんな日常が描かれているけれど、読後感は、前向きに毎日生きていこうと思える作品だった。
なんだか、シャキッとした気持ちになる。
実際は疲れてもう今日は本を読むことしか動けないんだけど、明日からも前向きに生きようと思えた。
30代の女性におすすめです。
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朝比奈さん、「君たちは今が世界(すべて)」が好きで。決して軽くない話を重すぎずちゃんと届くように語りかけてくれるような。
いろいろの立場の女性たちの話は決して珍しい設定じゃないのに、やっぱり心情がリアルで、丁寧だなぁ。
ラストノートの前のミドルノート。
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日経 XWOMANで連載されていたそうで、ターゲットの30代女性達が主人公。
同じ会社で働き始めた時は似た環境にいた4人が、ワーキングマザー、これから離婚しようとする人、結婚しようとする人、シングルだけど子どもは欲しい人と全く違う状況になる。
それぞれの立場で悩みを抱えているのだけど、その心情描写がなかなかリアルで、「そういうことあるよなあ」と、自分と似ていない人にまで共感しながら読んだ。
友達であっても立場が違う人には、なかなか本当のことを言えない、言っても理解してもらえないんじゃないかって思う気持ちは確かに自分にもあって、その部分も頷きながら読んだ。
「ミドルノートもラストノートの手前の大事な香り」らしいので、楽しいことも辛いことも大事にしないと。
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タイトルに惹かれて読んでみました。
香りや香水のお話がいっぱい出てくるといいなと思ったら、ほんの少ししか出てこなくて…ちょっと残念。
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言葉にすることが出来ていない、だけど感じているもやとやとして不安や、ダルいような気持ちを掬い上げてもらったようや感じを受けました。
彼女たちと同じ境遇ではないのに、分かるような私の気持ちも共有してもらったような感じがしました。
4人それぞれに歩く道が微妙に違うけれど、それぞれに未来に向かって行けると感じられる柔らかさや優しいそっと背中を押すような終わりでした。
力強い希望はないけれど、少し頑張ろう、少し前向きになれたなという感じが、今の気分に合いました。
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凄く良かった。
食品会社で知り合った四人の女性。
其々立場も悩みも異なるが、どの女性にも共感出来る部分があり自己投影しながら読み進めた。
モラハラ夫に苦しむ菜々。
アロマデザイナーに転身した麻衣は生き方を模索中。
育児と仕事を両立させ優秀な社員である愛美は時間に追われ、会社への不満を抱いている。
派遣社員の彩子は生活への不安。
三者三様に性格が異なる彼女達だが心の揺れがリアルで感情移入する事が出来た。
ヒリヒリする場面も多く息苦しさを感じながらも、自分の心に向き合い人生をリスタートさせた彼女達の決断に拍手を送りたくなる。
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とても好きな作家さんの新作、期待どおりで一気読み。
30代でも女性でもないのに、なぜこんなに心に刺さるのだろう。
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家庭に入ること、組織で堅実に働くこと、フリーランスで自由に働くこと
選ばなかった選択肢への憧れがあるのはよくあるテーマだけれど、朝比奈さんの繊細な描き方で、各女性たちの苦悩やもろもろが優しく描かれて読み応えがありました。柚木麻子さんとか好きな方にもハマるかと。
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誰が自分に正直なんだろう?
って考え出したけど、全員がそうなんだろうな。
自分が選んだ環境によって、正直さの現れ方が違うんだろうね
みんな、頑張れ
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同じ会社で働いていた女性たちの物語。昇進、転職、結婚、派遣切り、様々な環境の変化に直面し彼女たちは、それぞれの人生を歩み始める。
どの人生が結局一番幸せだったのか?それは各々の人生の主役が決めることであり、どの女性にも共感できる部分がある。正解を求めながら、必死に生きていく彼女たちを応援したくなった。
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作中に出てくる「自分で自分の機嫌を取れない、ひどく子どもっぽい」モラハラ夫は、私のことを言われているようで反省しました。
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同じ会社で働く。4人の物語。みんな幸せなら1番いいけどそれぞれ道は違う、悩み、不安を抱えながら毎日を過ごす。それでも生きて行くしかないので仕方がない。これが人生かも。終わってみると良い人生だったと言うのが1番
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同じ会社で働いているor働いていた4人の女性のそれぞれのお話。
30代、未婚も既婚も、子持ちも小梨も、いろいろ。
自分はもうおばちゃんなので、特に誰かに共感することもなくサラッと読んで終わってしまった。
あまり深い話ではない。
まあ、みんな誰でもいろいろあるよね・・・おしまい、って感想。
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それぞれの生き方、共感できたり、できなかったり。自分は、手に職を持っていて良かったと、改めて思った。
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帯がミランダスノーホワイトだ!!!!で思わず手に取り、あらすじを読んで、朝比奈あすかさん作か、これは絶対良作だ、と思って買いました。最近読んだ君たちは今が世界がめちゃめちゃ良かったので……
帯ばり可愛い 紙種まちがってたらすみません
香水が香る段階となぞらえて、お話も3章?に分かれていて、発想が面白い!となりました
菜々の話で謎に旦那さんに怒られてしゅんとなり、その後旦那さん目線の答え合わせがあるのかな?と思ったけど無かったので気になっているけど、理由が無いくらいの理不尽な怒りだったのかなと感想を書きながら思いました
一番好きな視点は菜々かなあ。旦那さんにムカムカしながら読み進めた。離婚しようと決断したこと、かっこいいと思った と同時に自分がこの状況に置かれたら、菜々と同じように決断できるだろうかとちょっと落ち込んだりもした 菜々の歩く未来に幸多からんことを願うばかりです
愛美視点を読んだ時は、周りからは恵まれている、優れていると見えるけれど、当人しか分からない苦悩もあるよなあと思った。本を読むと色々な視点を見つけられてほんとうに勉強になる。
麻衣視点を読んで愛美視点を読むと、麻衣の気持ちに感情移入して落ち込んでしまう。。麻衣はもっと求められたいと思っているけれど、愛美はそれどころじゃない状況で。麻衣は麻衣で充実しているけれど、近しい人間関係が思い通りに運んでなくてちょっとさみしい気持ちになった。
彩子視点は一番感情移入したかも。このご時世もあり派遣契約が延長されず、お金に悩むところが特にわかるーとなった。一見順風満帆に見える彩子編だけど、彩子自身はずっと不安というか、違和感というかを抱えていて、この違和感を抱えたまま結婚するのか、それともしないのか。一番未来が気になる人物でもあったなー