投稿元:
レビューを見る
・働く≠お金を稼ぐこと.=誰かの役に立つこと
・お金は道具、問題を解決するのは、お金ではなく、その先の人。お金は、解決する人を選ぶ力があるだけ
・年金問題を解決するには、少子化を食い止めたり生産効率の上昇。結局お金を貯めた所で、生産力が落ちていけば、物価は上がり、同じものは買えなくなる
何が幸せかという定義によってお金の奴隷になるかが決まりそうだなと感じた。
また、少し以下の観点から政治にも関心も持とうと思った。
平等な社会を実現する為に、国民から徴収し、分配している
水がない地域に、雨を降らせることで救っている
何に税金を使うかは、政府が決める
だからこそ投票がが必要
→昔と比べると確かに格差は少なくなったと感じる。
インフラの設備や、制度の充実など。
インフラや制度の整備によって未来の投資になるからこそ、何にお金を使うべきかという観点で、政府に関心を持つべきだと思いました。
投稿元:
レビューを見る
物語調で進む話。ボスと佐久間くんと七海さんの関係に最後少し感動。
私のお金に対する疑問は中2と一緒だった。言われてみれば当たり前なんだけど、理解してしてなかったお金の謎と社会の仕組み。
社会の手触りのない時代、あなたは誰のために働きますか?
投稿元:
レビューを見る
お金に関する見方が増える本という印象です。
ストーリー仕立てになってますので、楽しみながら学ぶことができます。
学ぶことは多かったですが、活かせる場が多いかと言うと少し微妙ではあります。生活に支障の無い範囲内で活かしていきたいと思います。
投稿元:
レビューを見る
ストーリー仕立てで読みやすかった。
お金の本質とは。
ただ、なんとなく言わんとしてることは分かった気はするけど一読ではまだしっくり自分の中に落とし込めてない
読むだけじゃなくて、読んで考える時間が一層大事
投稿元:
レビューを見る
社会を見る目が変わるヒントが詰まっていた。Kindleで買ったけど紙で買い直して本棚に置こうと思う。次の世代にプレゼントしたくなった。
「僕たち」という感覚というのは、現代もど田舎にはだいぶ自然に残っていることだと思う。都内でどこか寂しく感じていた自分はほれがかけていたと気付かされた。離れててもできることこの場でもできる方法を探っていきたい。
投稿元:
レビューを見る
お金がどのように流れているのかを教えてくれた本。国の借金などなんとなく不透明だったものを理解しやすくしてくれた。
投稿元:
レビューを見る
ゴールドマン出身、田内さんの書いたお金の本。前作が非常に面白かったので、購入。今回は、お金とは何か、を通してマネーゲームに興じた筆者自身のおそらく疑問と後悔がたくさん出ているように感じた。特に、お金を社会のために使うことについて「過去への罪滅ぼしみたいなもんや」と話す老齢のボスと、主人公優斗くんとの会話は、まさに過去の自分へ話しかけているのだろう。無機質なお金だけを扱い、他人を蹴り飛ばし続け、時に客でさえも、という高いバジェットと絶対的なパートナーの存在、それに嫌気がさしてやめた方々が、さも金融がわかったような口で、もとGSとして会話するのも嫌だったんだろうなと思う。アメリカ至上主義とニューヨークのマネーゲームの中にいると、すごくわかる。ただ、逆に言えば、日本という国の中で、日系の金融機関もそうだが、高いバジェットでもなければ、時に資生堂のように目標額を持たない企業もあって、本当にお金の向こう側を向いているということがわかる。紙幣に意味がないと思って働いているから、というふうに改めて思う。日本の強さもまたここにある。
お金自体には価値がない、お金で解決できる問題はない、みんなでお金を貯めても意味がない、という3つの柱、ボスからの問いかけをクリアしていきながら、お金の本質は、個人的な生活と社会自体のお金の総量と、両方見る必要があって、お金を稼いだお金持ちは、そのお金を社会に流していく必要がある。儲ければいい、というのは間違っているということになる。
お金自体には価値はない、これは紙幣自体に価値はないという金本位制から国が発行する非兌換型の国家紙幣への移行を一般的には指すのだが、本書はさらにそれをわかりやすく、お金自体は、お金が使えないと、価値がない。ハイパーインフレは、お金を刷っても結果、パンの量が変わらないなら無意味な施策だとする。(外為を無視しているとも言えるが、本質をよく表しているように思う)紙幣を獲得することではなく、国家の人が幸せになる方が大事だからだ。
お金で解決できる問題はない、これもお金で解決できると思っている人が多い点を指摘している。お金自体は全く解決にならない、つまりお金ではなくサービスとサービス自体を生み出す人がいなければ、いくらお金があっても解決できない。
最後は、みんなでお金を貯めても意味がない。ここだけ、若干難しい。社会主義的な分配の概念を用いて、お金が回ることが正としている。ただ、個人という概念では、やはりお金を守りのために貯める必要があるし、全ては贈与であるとして、AからB、BからCへとものとサービスが移転していく。そこにお金が介在しているが、そこには意味がないが潤滑油のような役割を担うとする。社会のためになることをやったらいい、その選択こそがお金の最大の意味であり、Amazonでお買い物をすることと、自分で買いに行くことが違う選択をしていることを指し示している。すごくこれは言い得て妙だ。アメリカでは、財を消費することは正である。消費して消費して、お金を余すところなく使う。ここに���済の根幹があり、クレジットカードをめいいっぱい使ってこの世をさる。次の世代に、子供に贈与するのではなく、使い切ってねと。ところが、裕福な人たちは、つまりクレバーな人たちは、そういう使い方をしない。増やして、次の世代に引き継ぐ。効率的に。このギャップを理解できれば、資本主義の恩恵を得ている人は、一部の人、それ以外はお金の奴隷と化していることがわかる。そういう意味で、大変残酷な本とも言える。社会のことを考えて、そこに富を分配するのは、一部のお金持ちの大事な役割なんだよと。中国が見たら、だからうまくいかないんですよ、政府がやってあげればいい、それが社会主義なんですとつぶやくことだろう。
投稿元:
レビューを見る
久しぶりに経済関連で良い本を見つけた。
学生向け?なのか読みやすい内容ではあるが、
経済の本質が学べる。
これから働く人・お金を稼ぎたいと思ってる人に特に読んで欲しい。
今まで思っていたお金に対する印象が変わる本
投稿元:
レビューを見る
著者の前著である「お金のむこうに人がいる」の小説版という印象を持ちました。
この本は、学校の金融教育向けに最適な本ではないでしょうか。
お金がテーマの本ですが、人がそもそも働く目的自体を考えさせられる良書です。
投稿元:
レビューを見る
感想
お金は血液。GDP指標は意外とうまくできている。生産者と消費者の間をすり抜け価値を生んでいく。人々の生活は足並みを揃え豊かになるはず。
投稿元:
レビューを見る
今月のマネー本として読んでみました。
ライトノベルのような感覚でストーリーは進んでいきますが、言っていることは結構難しい。
私自身、読んでいる時は「フムフム」という感じでしたが、時間が経った今理解できているかと言われると、「うーーん」な感じです。
そんな状況ですが、私が学んだこと、感じたことを書いていこうと思います。
お金を学ぶ事とは、2つの面があると思いました。
「個人としてのお金」と「社会としてのお金」。
私は前者のほうを念入りに勉強していましたが、後者に関してはあまり意識していなかったことに気づきました。
個人的に節約・投資の知識を得ることも必要ですが、社会全体のお金のあり方を考えていくことも大切だと思いました。そして、何より重要なのは行動することです。「自分だけやっても何にもならないんじゃ……」と思うのではなく、自分も社会の一員であると認識し、行動していくことが世の中に変化をもたらすのだと思いました。(寄付、選挙などが分かりやすい例ですね)
”問題なのは、『社会が悪い』と思う事や。社会という悪の組織のせいにして、自分がその社会を作っている事を忘れていることが、いちばんタチが悪い”(抜粋)
一人の行動が積み重なれば大きな力となります。
力が大きくなれば、社会は変わっていきます。(変わらざるを得ないと言ったほうがいいかも)
それが自分の子どもや大切な人を守る社会へと変わっていくのだと思いました。
”愛する人を守ろうと思うと、社会が他人事でなくなる。”(抜粋)
上記は本の中で登場するフレーズですが、私自身は子どもをもってから感じるようになりました。
お恥ずかしいことですが、独身のときは社会のことを考えられなかった。自分だけ良ければいいし、何かあっても自分だけ我慢すればどうにかなるって思っていた節があります。
しかし、そこに子供や家族が関係してくると、そういうわけにはいかないのです。社会の力を借りないと解決できないことが多いのです。(保育園とか、公園で遊ばせるとか)
そうすると自然と社会に目がいくようになり、考えるようになりました。
税金に対しての考え方も大分変りましたね。
「お金について考える」というのは、社会をいかに自分事として考えられるか、という事なのかもしれません。
投稿元:
レビューを見る
最近よくある「お金の増やし方」本と違って、お金とは?を伝える教養本という感じ。ストーリー仕立てで読みやすく、10代とか向けに感じた。綺麗事感はあるけど、日本国内に預金がある分の国債は問題ない、貿易赤字はよくないとかはなるほどと感じた。
ただ、生産性を高めるとか、社会のために働くとかは納得できる部分もあるけど、結局個人は個人の最大幸福を求めるのでは?とか、働けない障害者とかをどうしてくの?とかは感じた。
投稿元:
レビューを見る
『お金のむこうに人がいる』の著者の新刊。いわば、『お金のむこうに人がいる』の小説版といった感じだった。
年長者から教えを乞う展開が、『13歳の地政学』っぽいなと思ったら、参考文献として紹介されてた(ストーリーというよりは、途中でてきた地政学の話についての参考文献だろうけど)。
ストーリーとしては、
1.お金自体には価値がない。
2.お金で解決できる問題はない。
3.みんなでお金を貯めても意味がない。
という3つのことを学んだうえで、未来のためにどうしたらいいかを語る内容。
著者の前作でもそうだけど、この本を読むとお金自体には価値が無いというのがよく分かる。無人島にお金をもっていっても意味が無いしね。
「経世済民」という言葉は、世をおさめて民をすくうという意味があるけど、その略の「経済」だとお金がどうこうだとか、GDPの最大化という話になってしまうというのは、ちょっと悲しいことなのかもしれないと思った。
一人ひとりが社会に目をやって働くようになれたら、もっと経済はよくなるのかもしれない。
「稼ぐことと同じくらい、お金を使うことも難しい」という話は、本当そうだと思う。自分は、年収と年齢の割にはお金をもっている方だと思うのだけど、うまい使い方が分からずに結局、増え続けていっている。もっと、うまく使えるようになりたいとは思っているのだけど、なかなか難しい…。
先日、子どもが3人以上で大学無料化の話があったけど、フランスではすでに大学は無料らしい。ただ、その分、税金が高くて働いても3割くらいしか手元に残らない人もいるのだとか。さすがに3割はひどいよなと思うけど、日本でも無償化されたらどこかにしわ寄せはいくんだろうなぁ(※念のため言っておくと、大学無償化については、賛成です)
それにしても、主人公が推理小説好きというためか、結構いろんなことに気が付く子だなという印象。授業の内容もちゃんと覚えているし、頭のいい子なのだろうなと思った。
この本のストーリー自体は、そこまで推理小説っぽくはなかったけど、最終章については叙述トリックとなっていた。最終章の最後の会話が「どういうこと?」となったけど、エピローグで明かされて納得。中学生に背負わせる責務ではないような気もするけど、それぐらい信頼していたということなんだろうな。
投稿元:
レビューを見る
みんなを等しく便利にした会社の創業者が、結果的に大金持ちになった。格差を縮めるサービスを提供しているのに、大金持ちだという事実だけが切り出されていた。
自分の行動の影響を理解した上で選択することが大切
最後のボスの娘のくだりは感動。そんな話だったのだと思う。金の亡者になってはいけない。愛する人や繋がりを大事にして、社会のために働く。綺麗事でなくそう思えるようになりたい。
投稿元:
レビューを見る
お金の本質的な役割について考えさせてくれる本です。
物語調なので、登場人物と一緒に考えながらお金について学ぶことができます。
問題を解決しているのはお金ではなく、それを受け取って働いてくれる人であり、お金は偉くないという文には、消費者として忘れてはいけないこととはっとさせられた。
自分の仕事が誰の問題を解決しているのかということを考え、社会のためになる仕事がしたいと感じた。
税金の役割、お金を過信するとどうなるのか、年金問題、財政問題についても著者の考えが書かれており、これらの問題を違う視点から見ることができるようになるのではないかと感じる。