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疎開先での生活は、お母さんの朝さんの行動力・生活力が素晴らしく尊敬に値すると感心しました。
学生時代迄の話が面白かった。挿し絵より写真が多かった。大人の絵は無いのかな? 他の著書も読みたくなった。エピソードが楽しみ。
もしトットちゃんが念願のお母さんになっていたら、どんな家庭を築いたのか想像したい。
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小学生のころ家にあったのを読んで以来、ウン十年ぶりの続編。
テレビで見かけると、さすがにお年を召されたな~という印象を受けますが、筆のほうは全く衰え見られず。
貴重な戦中・戦後史、並びにテレビ黎明期を物語る史料ともいえる。
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窓際のトットちゃん
表紙のいわさきちひろさんの絵を見ただけで嬉しくなります。
前作を読んだのは子どもの頃。
トモエ学園の徹子さんから、今作はその後の徹子さんが描かれていました。
戦前、戦時中、戦後の゙徹子さんと家族のこと。
この頃の話では、お母様の朝さんが素敵な方だと思いました。
音楽学校からNHK専属女優の゙話では、徹子さんが悩み苦しみながらも輝ける場所を見つける様子が書かれていました。
子供の時からテレビで見かけて親しみのある黒柳徹子さん。
玉ねぎヘアに゙ドレスの衣装。
特徴のある話し方。
そんな徹子さんのテレビに出られるまでの話を読みながら、大笑いした所が何回もありました。
元気と勇気をもらえた作品でした。
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大好きなトットちゃんの続編。
その後のトットちゃんは、ドラマなどで有名なものもありますが、この本には、引き継いでいかなければならない大切なメッセージが込められているように感じました。
スルメの罪悪感のエピソードは、絶対子どもに味合わせてはいけない、大人の責任だと思いました。
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発売日を待ち兼ねて、すぐ購入したけどやっと手を付けて、あっという間に一気に読んでしまった。
戦前からお母様がキャラ弁を作ってた話や、戦時中に青森に疎開される時、キリストの墓を訪ねてらしたのが驚き!
戦争の記憶を忘れないで語り継ぐ一冊。
先日、ひるまえほっとで笠置シヅ子さんのガヤガヤで失敗した話や、徹子の部屋で阿佐ヶ谷姉妹の歌にケラケラ笑ってらした徹子さん、本当に愛らしくてチャーミング。
本当にできるだけ長生きしてくださいね。
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窓ぎわのトットちゃんの続編。
まず最初に、90歳で小さい頃からの出来事や感情を鮮明に覚えている黒柳徹子さんに驚いた。私ははたして、昔の大事な思い出を90歳で覚えてるのだろうか、いやまず生きているのか、、
この本を読んで、自分の人生はトットちゃんのように派手では無いかもしれないけど、自分らしく、大切に生きたいと思わせてくれた。
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40年ぶりのトットちゃん。もうそんなにたったんだ。これはただの作品ではありません。今世界で起きている悲惨な出来事に重ねて、読んで欲しい。そんな思いが私の心に伝わりました。幼い子供から、大人まで。ぜひぜひ読んで欲しい作品です。
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『窓ぎわのトットちゃん』を読んだのが、いつだったかもう思い出せないくらい前のことだけど、何だか懐かしかった
「フィクションみたい」ということではなくて、美しい童話や児童文学を読んでいる時と同じ気持ちになった
胸いっぱいに夜空が広がる感じ
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これぞ個性!
飯沢先生の言葉にぐっときて、うるっとなりました。
個性大事と言いながら、ネットでの評判調べがちだし、量産型個性に埋もれてるものたくさんのことを思ったり。あと、個性と無礼履き違えてるとか。
トットちゃんのお話の中にある、温かくて優しい個性、人それぞれであることが心地よいのは、なによりもその前提に、自分以外に優しくて柔らかな気持ちをもっていることがあってほっとするからかなって思うのでした。
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窓ぎわのトットちゃんを読んだ時も黒柳さんのユニークな人柄に微笑ましいものを感じたのを覚えているが、今回の続編もとても面白かった。
いろんな巡り合わせがあって今の黒柳さんがあるんだな〜としみじみ思った。
黒柳さんはユニセフの親善大使をされているが、昔新聞に黒柳さんが豪華な洋服を着て貧しい子供達のもとに行くのはどうなんだろうという投書があり、それに対して黒柳さんが相手が貧しいから自分が粗末な身なりでいくのは、かえって相手を見下していることになるのではないかと投書欄で反論されていたことがずっと心に残っている。
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昔まだ学生の頃、ベストセラーとなった「窓ぎわのトットちゃん」を読んで、キラキラと輝く子どもたちの優しい気持ちを大切に伸ばすトモエ学園の小林先生のようになりたい!なんて感動したことを懐かしく思い出す。
あれから42年。前作は戦争の影が近づいてきたところで終わっていたが、続編はその戦争の最中、幼いトットちゃんが体験したことを淡々と綴っている。今では考えられないような、そして奇跡のような出来事が次々と起こっていくが、それはその世代に生きた人たち全てが経験してきたことなのだろう。
黒柳徹子さんという唯一無二の存在は、大切に守ってくれたご両親、そして周りの方々によってその個性と信念を子どもの頃からずっと変わらず持ち続けておられ、神様からも守られた特別に選ばれた人なのだと思う。
今、本棚に何度も読んで手垢のついた前作と今回の続編が並んでいる。この間の42年間、ずっと平和を子どもたちにと訴え続けて来たトットちゃんの願いはちゃんと世界に届いているのだろうか?
これからもまだまだお元気で、平和な世の中に子どもの笑顔が溢れ続けるよう見届けてほしいと願う。
追記:前作ともにいわさきちひろさんのイラストがトットちゃんの世界観にぴったり。長野県安曇野市にあるいわさきちひろ美術館には、トットちゃんの通った電車の学校や講堂があるので機会があれば是非訪れてみてほしい。あちこちにトットちゃんを見つけることができる素晴らしい場所です。
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黒柳徹子さんこととっとちゃんに、そのままの自分でいていいんだよと教えてくれた大人たちがいて本当に良かったと思う。黒柳さんの個性がつぶされず開花してこんなに長い間活躍できているのは、よいこわるいこの裏表だけみたいな一つの価値観で子供を型にはめなかった大人たちのおかげだと思う。
素直で一生懸命なとっとちゃん、いつもまっすぐに目の前のことを乗り越えていく。とても読みやすくて色々考えさせてくれて、大人から子供まで読んでほしいなと思う。戦争中の大変なこと、戦争が終わって嬉しかったこと、テレビ開局から今までテレビにかかわってきたこと、ひとつひとつが丁寧に描かれている。
どんな風にして過ごしてきてどうやって今の徹子さんになったのか本を読むとよくわかる。心に残った言葉は「咲くは我が身のつとめなり」「ものがいっぱいある幸せもあれば、もののない幸せもある、両方知っていることは幸せなこと」など。徹子さんが心にとめた色々な人たちの教えが私に心にもぴたりと留まった。「咲くは我が身のつとめ」って、自分もこれからの若い人達も心にとめてほしいと思う。誰かにしてもらうのではなく、自分が自分を輝かせないといけない。大変だけどちゃんと自分に責任をもって生きていくことは、年齢を重ねた時にそうしてきてよかったと思えることだと思う。徹子さんは立派に咲いてつとめを果たしている。
その他向田邦子さんや加藤治子さん、渥美清さんのことなど、私の好きな人達の画面の向こう側の人ではない生身のエピソードが書いてあって読んで良かった。渥美清さんの「腕の立つ奴(コメディアン)っていうのは、たった一人でなんでもないことをしゃべって、40分でも50分でも(場を)持たしちゃうんだよ」って徹子さんに教えてくれた話。寅さんを見ていると渥美さん(寅さん)がなんでもないことをしゃべりだすとおいちゃんおばちゃん、さくら、ひろし、マドンナみんなが聞き耳をたてて話に夢中になっちゃう、あの場面を思い出した。すーっとみんなを引き込んで、何度も見てても来た!って嬉しくなる場面。
徹子の部屋では戦争を経験した俳優さんからお話を聞くことを大切にしていたと書いてあった。聞かれなければみんな胸の内に留めていた戦争の苦しいお話。徹子さんのおかげで世の中の人が知ることが出来たことはとても良かったと思う。戦争を経験した人たちは物や情報で溢れた今の時代では考えられないような苦しい体験をたくさんしていて、私たちは知らない関係ないと思わず、本でも映像でもなんでもいいから知って考えていかなくてはならないと思う。とっとちゃんの続きが読めて本当に良かった。
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戦争のあった時代のこと、今だからこそ伝えていってくれることは、大切ですね。
トットちゃんは、今でも無色透明なままだなあとおもいます。ありのままで。
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話題になっていたので、読んでみた。
42年前に大ベストセラーになった黒柳徹子の「窓際のトットちゃん」の続編。
「窓際のトットちゃん」の内容はさすがに覚えていないが、その後の話ということで、戦争が始まってからのことが書かれている。戦争の悲惨さについてそんなに記述がある訳ではないが、当時の一般市民の状況はわかる。戦争を経験している人が今でも現役で活躍しているというのは感慨深い。
お金に余裕があるだけでなく、ご両親がとても理解があり、判断力もある。この家に生まれていなければ、現在の唯一無二の黒柳徹子はなく、やっぱり親ガチャはあるなあと思う。もちろんその時その時の仕事に真摯に向き合い努力してきたからこそ、ではあるが。100歳まで「徹子の部屋」が続くといいなあ。
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幼少期の戦争体験や、自分の進むべき道を手探りで探して、今の黒柳徹子につながるストーリーが優しい言葉で綴られています。
中でも、紅白歌合戦の司会で初めて手話でメッセージを伝えたエピソードには思わずうるっときました。
うまくいかないつらい時期に苦しんだ日々もありながらも、時々くすっと笑える話があちこちにちりばめられていて、読後は心がほんわかした気分にさせてくれました。それは、やっぱりトットさんのつねに前向きでまっすぐな人柄があってこそ。
今なおパワフルなトットさんを見習って、私も年齢を理由に諦めてしまいがちな自分のやりたいことに挑戦していかねばとあらためて思いました。