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読んでませんけど、柴田裕之さん翻訳の本はどれもいいよね。ピダハン族のイビピーオって、認知革命以前ってこと?それがカルペディエムってこと???それが悟りってこと?????
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他のサピエンスがいない原因は交雑なのか虐殺なのかという点や、なぜどの共同体でも男性優位なるのかなど気になる点が多かった。
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自分たちの今見えている世界がどのようにして作られてきたのか。
色々な進化の過程を経て、今の世界ができあがっている。
今となっては生態系のトップに位置しているが、ヒトもただの動物だったのだ。
過去には今では想像もできない世界があり、未来にはさらに想像できない世界になっているだろう。
自分たちの生きている今は、歴史の中でなんと少ない時間なのだろう。
狩猟採集民から農耕民族に変化していくあたりが一番面白かった。
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題名の通り、ホモ・サピエンスの全歴史について。
前提として、地球の歴史上、人類が私たちホモ・サピエンスだけではないという事実を理解することが重要である。
人類=私たちであるが、私たち「だけ」ではない。
ネアンデルタール人や他のホモの冠を持つ人々も彼らではなく私たちなのだ。
ホモ・サピエンスに雑多な人種が存在するのと同じように、つい数万年前には別の人類が存在していた。
しかし、現在ではホモ・サピエンスしか残っていないため、人類は特別であるという幻想に囚われてしまっている。
ホモ・サピエンスに認知革命が起こり、空想を言語化しストーリを編むという虚構を生み出したことで、神や権力、貨幣という目には見えない新たなシステムが誕生していった。
本書は、ホモ・サピエンスの繁栄に沿っての歴史が描かれており、狩猟採集時代から農耕時代に移ったことは、人類にとって成功だったのかを問う内容となっている。
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ホモサピエンスとはなんなのか、どういう成り立ちなのかが非常によくわかる良著。
宗教とはなんなのか、なぜ人は噂話が好きなのか、なぜ組織は大きくなると崩壊しやすいのか、、、
世の中でなんでだろう?と思われる一般的な疑問が7万年前から説明してくれるので思わず頷くしかありません。
また、何万年、何十万年という長い年月の中で進化を続けるホモサピエンスですが、個人が生きていけるのはわずか100年。
その間に個人の意思で種に何かをもたらすことは不可能だと悟り、自分の好きなことを自分勝手にやっていこうという気楽な気持ちにもなれました笑
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認知革命
虚構のストーリーを持ってダンバー数を克服し他種族に勝利してきた
農業革命
人類は農業によって未来に意識を向けることが強まり、穀物種の奴隷となった
人類の統一
歴史的に大きな流れで見ればグローバルな統一に向かって進み続けている
帝国主義は過去をみても安定した政治体制であり現代の基礎としてあり続ける
最強の征服者は貨幣である
なぜならこれまで考案されたもののうちで最も普遍的で、もっとも効率的な相互信頼の制度である
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文章のレトリックが素晴らしい。読みながらメモすることが多すぎて、いい意味で全然読み進められない。学びの多い本である。
カトリック司教のことを「カトリックのアルファオス」と呼ぶのは面白い表現だと思った。性行為という感ではチンパンジーのアルファオスと対照的な存在であることがわかりやすいからである。
様々な学説が紹介されるが、それに対する反論として持ってくる例が上手すぎる。例えば、「男は女よりも力があり、力仕事をしてきたから権力を持っている」という説に対しては、「ではなぜ男が体力がいらない聖職者になって、女ばかりが畑作業のような労働作業をさせられることが多いのか」といった例え話を持ってくる。
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思った以上に衝撃をうけた。ただの歴史書、説明文かと思ったら、ある意味哲学書だな、これ。
結構今までの価値観を覆された項も多かった。
サピエンスの誕生から狩猟ー農耕ー文明までの流れは知識として知的好奇心をくすぐられる内容であり、推察の部分についても納得感ある流れ。
虚構という概念については本当に衝撃的。
宗教なんて全て虚構、人種差別も虚構だし、逆にそれが平等で人権を尊重すべきという考え方も虚構、金も会社も帝国も全部虚構。
虚構があるからサピエンスは覇権をとれた。
なるほどねぇ。そういう風にも考えられるのかと、納得した反面、半分モヤモヤ。
下巻が楽しみです。
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文書は難しいがゆっくり読み進めれば面白くて気づきが溢れている本。
目から鱗で、教養の幅がかなり広がった。
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歴史書なのに小説のようにワクワクする!
歴史が好きだし、歴史の新たな視点を見せてくれる文書が大好きだから読んでいて楽しかった。
気になったのは、著者が人々はホモサピエンスが唯一の人類であることを望んでいるような書き振りだったこと。私からすると、ホモサピエンスの血の中に他の人類種が混ざっているとしたら妙に納得がいくような気がするし、人種間の肌の色などの違いも説明できるような気がしてとてもロマンを感じてしまうのだけれど、、。ホモサピエンスが唯一無二の存在でありたいと願うのは西洋的なのかなと勝手に思った。
あとは「虚構」の言葉のチョイスが気になった。嘘のニュアンスが強い気がして、空想とか神話とかの方がしっくり来る気がした。(どうでもいいかもしれないけれど笑)
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人間として生まれたからには、人間の歴史や役割、自分よ生きる目的・役割を考えさせられる名著。
難しい話も多いが、この本を読まなければ考えないであろう、人間の見つめ方を学び考える契機となった。
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狩猟採集民族であったことについて学べたの良かった〜
すごい俯瞰的な視点で人類について知れて、確かに世界への見方が変わった気がする
「想像上の秩序」の話が特に面白かった、
あとveganの気持ちも少しわかったのと、宗教、帝国の歴史など、人間至上主義じゃない視点で書かれていることが面白かったし腑に落ちた。
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虚構の上に成り立ってきた人間社会
私たちが善悪判断してきたものが一瞬にして曖昧な感覚だとわからせる
私たちの感覚は昔の人々の感覚に対して私たちが違和感を覚えるように、絶対的なものではない
それを知らずに生きているのが私たちなのかも
帝国によって取り込まれた文化たち、僕もアメリカに行く目標があるが、私自身のアイデンティティはどのように受け継がれていき変わっていくのだろうか
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これ書いた人の頭ん中どーなってんの??ってくらい面白い!!!
こんな視点から見ることもできるんだ、そんな解釈もあるのねと新しい発見がたくさんあって、ワクワクが止まらず一気に読んでしまいました!
1/3読んだところで下巻を買いに走りましたw
人間って愚かだなー、全然学ばないなーってがっかりもするけれど、、、
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一度読み挫折したことがある。だけど、最近になってまた読もうという気持ちがムクムクと生まれた。ので、図書館で借りて期限という制限を利用して読んでみた。人類の歴史をさまざま分野から考察と解説していて面白い。自分が好きな分野だけでも読むのもおすすめ。貨幣からみた視点、人類が誕生した時からの視点、宗教や帝国からの視点、差別や価値観による視点などがあった。