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2023/12/13 読了
姉の手術失敗がトラウマになった看護助手と手術の技術に専念特化したスーパードクターとが登場し軽快なテンポでストーリーが展開する。所々に医師ならではの専門知識が垣間見える。”シムネス(=全身性多発性悪性新生物症候群)は、全身にガンが同時多発する病気で5年後の生存率は0%という怖い病”という架空らしきウィルス感染症も出てくる。
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来年からTVドラマの放送があるそうです.ネタバレは避けますが,著者らしい医学知識と推理がふんだんにあって,面白い一冊でした.終わり方を見ると,続編があっても良いように思いました.TVドラマも見ようと思います.
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前半はナースエイドという珍しい仕事が舞台で新鮮。いつのまにか舞台が病院から犯人探しに変わるよくあるパターンだったのがやや残念。伏線が回収しきれてないので間違いなく続編ある。
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SF医療小説。
主人公の澪は、元外科医でジャーナリストの姉を手術して人工肛門にしたところ、取材に行かせてもらえなくなった姉は自殺した。
トラウマで、外科医を辞めてナースエイド(看護助手)として働き、同じ看護助手三人と様々な患者を相手に奮闘する。
※ じつは三人は院長に金を渡されて澪が姉からもらった院長の失脚ネタを奪取しようとしているのだが。
病院は、手術の腕が全てでプラチナ・ゴールド・シルバーのランクに医者が分けられている。プラチナトップの医者と一緒に、彼の孤児院の子供を宗教団体から救い出したりする。
姉は自殺したわけじゃなくて殺された…という説を信じ、院長が殺したことを最後突き止める。が、院長は目に見えて増殖するガンに殺される。
※ この世界では、ガンは人工知能細胞によりほぼ淘汰されている。
が、大きな腫瘍は人工知能細胞で倒せなくて、VRを使った手術で倒せる…と思われているが、VR酔に耐えられる 医者がおらず。プラチナトップですら15分が限界だが、澪はもっと長く耐えれる。
最終的に、外科医兼ナースエイドとして働く。続編になるかな。
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なんかドラマもやってるみたいなんで、当て書きなのかと思ったけど、ダイジェストを観てみたら、ずいぶんコメディタッチだったので、そういうわけでもなかったのかと。
非現実的にドタバタはしてるけど、楽しめましたw
で、これ、まさかこれで終わるつもりじゃないでしょうね❓
大団円的に終わってるけど、いろいろ取っ散らかしたまんまでしょうに❓❓
続きをお願いしますよ、知念センセ❓www
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Amazonの紹介より
最速ドラマ化! 訳ありナースエイドと天才外科医のノンストップサスペンス
新人ナースエイドの桜庭澪は、星嶺大学医学部附属病院の統合外科病棟に配属された。技術至上主義の天才外科医・竜崎大河と時にぶつかりながら、医療行為が許されない立場で患者に寄り添い、癒していく。澪がナースエイドを志したのは、半年前に起きた凄惨な事件がきっかけだった。ある日、澪の身辺に怪しい影が差し事件がまだ終わっていなかったことを知る――。
どんでん返しの連続に息を呑む、ノンストップ医療サスペンス!
テレビドラマ化されるということで読んでみました。タイトルや表紙を見る限りでは、ほんわかでほのぼのとした雰囲気を想像していました。
最初の段階では、何か秘密を抱えた新人のナースエイドが、負けずに奮闘する展開と思っていました。
途中、絶対この人は、昔医療関係者と思わせるような行動をするのですが、深掘りするうちにミステリー要素が加わって、今までの雰囲気とは別になっていきます。
そして「秘密」に次ぐ「秘密」といった具合にあらゆる人達の「秘密」が続々と登場し、結果的に意外とハードな内容になっていて面白かったです。
「ナースエイド」という仕事をあまり知らなかったのですが、看護師が行う医療行為以外のシーツ交換や入浴サポートなど患者の身の回りをサポートするお仕事だそうです。
小説内では、色んな医療用語が飛び交います。作者が現役医師ということもあり、専門的な言葉をわかりやすく説明したり、様々な症状を紹介したりとリアリティーのある内容になっていました。
見た目は弱そうな性格の澪ですが、過去のトラウマに苦悩しながらも、目の前の患者を救うために、先輩後輩に構わず闘う姿は、爽快でした。
過去の出来事を解決するためにちょっとずつピースをはめていくかのように様々な出来事が発生します。
それらが、ちょっと都合良すぎない⁉︎と思うような要素もあったのですが、うまく事件に絡んでいるので、展開としては面白い展開でした。
トントン拍子でもあり、「まさか」の連続が続いて、ミステリー小説としては途中まで抜群だったのですが、個人的に後半から「ちょっと・・」と思ってしまいました。
というのも、トラウマのきっかけになった事件やある教授に降りかかる出来事が、雑な感じがして、ちょっと残念感がありました。
それまで、特殊な病気を紹介して手術をしたり、澪の苦悩や事件を解決しようと奔走する描写が丁寧に描かれている印象でした。しかし、いざ解決編になると、「えっ!それで終わり⁉︎」といった具合に、さっきの丁寧さとは違い、あまり深掘りすることなく終わるので、ちょっと拍子抜けした印象がありました。
さらに竜崎が待ち受ける展開も、残念感がありました。あれだけの腕があったからこそ、もっと澪とタッグを組んでほしいなと思いました。
そして、結末は続編があるかのような展開だったので、今後の桜庭と竜崎の活躍がどうなっていくのか、続きが気になりました。続編がある際は、もっと深掘りしてほしいなと思いました。
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筋立ては面白いし、リズム良く読み進めることができるので、エンターテインメントとしては満足。でも、この作者の作品は、展開がちょっと荒っぽすぎて、人物造形が平面的な感じを受ける。
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先生が新しい本を読んでいて「何読んでいるんですか?」と聞いたらこれ読んでいるんだよと教えてくれて貸してくださいました!
知念さんの本は結構医療系の物語が多くて私はあまり読まない感じの本なのですがとっても面白くて感動もあるしハラハラもあって読んでよかったなと思いました!
しかし先生とも話していたんですが知念さんの本にしてはフワッとした終わり方でそこが少し残念だなーと思いました。
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川栄李奈さん主演でドラマ化されます!という帯が目につき購入。
作者さんの作品は3作品くらい読んでいて、イメージとしては「エンタメ要素強め。文章やや稚拙。SNSでやたら攻撃的」という感じだったが、本作を読んで思ったのは文章に関してはずいぶんこなれたなあと思った。またストーリー展開も魅力的で、これならドラマ化にも耐えられそうだとおもった。
本作は、注射などの医療行為ができない、医療補助的な役割を果たす「ナースエイド」が主人公の物語。ナースエイドは医療行為はできないが患者の心に寄り添うエキスパート、ということで、主人公は難手術を控える患者たちの心の声に耳を傾け、手術成功に尽力する。
医療系の小説は手垢がつきまくってるから、「ナースエイド」に目をつけたのはよかったとおもう。しかも実は主人公は元◯◯で……という展開も意外性があっていい。
医療現場の闇、ヤバイ系の人たち、と、手術+ドタバタ劇がエンタメ作品という感じでよかった。
が、書き下ろしなのに続編ありきっぽい感じなのがなんとなく気に入らないので、☆4つ笑
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入院時などに目にした方達は、ナースエイドという事に気付かされ、医者は勿論、看護師とも異なる、という事実に驚きました。
現役医師ならではですが、そこにミステリー要素も相まって、一気読みしました〜
1章で主人公の秘密(前職)は明かされ、2章以降どうなるか、と思い、読み進めた所、スピーディーな展開になり、命に関わる内容とは言え、面白かったです。
主役の2人や他の登場人物(特にある女性)等、続編・スピンオフが作れそうで、そちらの展開も期待です。
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平和的なタイトルに騙されました笑
訳アリのナースエイドと天才外科医のお話
ナースエイドの桜庭澪は、姉を死なせてしまったのではという過去を持ち、全体としてその謎を追いかけるというお話。
患者に寄り添うよりも、技術が大事と考える外科医の竜崎の言葉の裏には、やるせない過去が。
ニヒルてクールな竜崎に、ひるまずモノをいう澪のやり取りが、楽しかったりする。
面白く読ませてもらいましたが、あの手術は何だったんだという謎が残りましたが、これは続編があるのだろうかと期待。
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このところ、医療小説を続けて読んでいる。
近々テレビドラマ化されるということで手に取ったこの作品も、医療小説。「読んでから観る」ために、早速読了。
ナースエイドを主人公としたお仕事小説との予測は見事に外された。
ナースエイドとして働く桜庭澪には、半年前に起きた悲惨な事件がトラウマと。
技術至上主義の天才外科医竜崎大河にも、尋常で無い過去が。
遮断膜が次々と切り落とされるように、読み進むにつれて思いもかけない新たな出来事が。
裏社会の人物たちや新興宗教の暗躍。
主人公たちに迫る危機やどんでん返しの連続に、まさに「ノンストップ医療サスペンス」の名がふさわしい。
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知念実希人『となりのナースエイド』
2023年 角川文庫
本作は角川文庫75周年記念で、しかも連続ドラマ連動書き下ろし作品。
知念さんの医療ミステリー。でもドクターやナースが主人公ではなくナースエイド(看護助手)が主人公の物語です。
連作短編ではないですが、いくつかの事象や問題を解決していきスリリングでおもしろかったです。このあたりの構成も映像、特に連続ドラマ化しやすい流れでした。
でも未回収の事柄もあるし、ラストの展開から考えても、すでに続編が準備されているのではないかと思います。早く読んでみたいな。
ドラマは川栄李奈さん、高杉真宙さん主演で2024年1月から日本テレビ系で放送。医療系ドラマは大好きなので、楽しみです。
#知念実希人
#となりのナースエイド
#角川文庫
#KADOKAWA
#読了
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詰め込みすぎちゃうか!?と思ったけど、最後うまいことまとまった。
でも詰め込みすぎて、細部が少し雑かな…という印象だった。
最後、竜崎が医療免許剥奪されるのなんとかならんか?と思ったけど、反社まとのつながりを指摘されるとしゃーないよね。
ヒロインはラストナースエイドと外科医の掛け持ちを選んでたけど、どちらも大変な仕事なので体力的に大丈夫だろうかと気になった。
あとは、誤植みたいなところと、文のつながり的に「え?これってどういうこと?」って思うシーンがあり、そこが残念だった。
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知念氏の本は過去に何冊か読んだことがあるが、今回はちょっとキツかった
始めは身分を隠したナースエイドで働く主人公、ナースエイドという立場で患者との関わり合い方を見つめ直す系の内容かと思ったが、思わぬ方向に進んでいった点は安心した
しかし、総合的に全部のストーリーが中途半端な印象であった
キャラも、起こる事件も、出てくる医療系内容も
ドラマには向いてるかもしれないが、ちょっと残念だった