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p120 ハマスを作ったのはCIAである
p125 2023/3 中国がサウジとイランの国交回復を仲介
p126 パレスチナ民衆を代表する政治組織はPLO パレスチナ解放機構で、ハマスではない
p132 イラン シーア派 やや差別されている ムハマンド以来の血筋を重視
サウジアラビア 主流派、正統派とされるスンニ派のワッハーブ派
p161 米大統領選挙は、満足に実施されずアメリカは国家分裂していくだろう
ワシントンとニューヨークとシカゴを中心とするアメリカ東部国、太平洋側のアメリカ西部国、アメリカ中央国
p205 半導体は6種類
1 アナログ半導体 2 ロジック半導体 3 パワー半導体 4 センサー半導体 5 半導体製造装置 6 フラッシュメモリ
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私事ですが先週の還暦誕生日で定年退職しました、社会人になった平成初期の頃から30年以上お世話になってきた副島氏の書かれた、中国関連最新新本です。この本は本年(2024)始めに発行されたものですが、調べてみればそれからもう三冊も書かれていました。
副島氏の執筆の情熱には今も敬意を表しています。中国が現在の派遣国である米国に近い将来とって代わる、というのは副島氏の長い間ブレることのないメッセージですが、この本では「嫌々ながら」覇権を取ることになる、という点が私にとっては新鮮でした。
日本は私が勤務していた、平成の世において、存在価値が目立たない国に変化してしまいましたが、江戸時代から常に当時の世界一の国(オランダ→イギリス→米国)に付いてきた日本としては、そろそろパートナーの国を見直す時期に来ているのかもしれないなと思いました、
以下は気になったポイントです。
・私(副島氏)には、やがて中国が世界覇権を握ること分かっていた、アメリカ帝国の決定的な没落は2024年の暮れから起こるだろう(p20)核戦争もできる習近平に、あと3年(2027.10)まではやらせると長老たちと決めた、そして共青団系は共産党から平和的に集団脱党(6000万人)して、中国民主党を作るだろう、この時中国は穏やかな平和を目指す帝国として模範となることができる、台湾人・チベット・ウイグル人・モンゴル人も自然に中国政府の言うことを聞くことになる(p47、56)
・台湾はゆくゆく中国の23番目の省になる、すると台湾海峡の通過どころかフィリピン諸島の東側の第二列島線まで、米軍の艦隊も空母も近寄れなくなる(p69)
・人間は皆平等というのは、欧州近代社会が作った権利の平等のこと、選挙で一人一票という人権、公共サービスを受ける上での平等、人権は国家から個人が平等な取り扱いを受ける、ということ。マルクスは、人間の能力までも平等としてしまった、すべての労働者の労働が付加価値を生むとやってしまった間違いである(p76)価値の増殖をできるのは、能力のある人だけである(p78)
・天安門事件(1989.6.4)から5ヶ月後の11.9にベルリンの壁が壊れ、ソビエト連邦の崩壊が始まり、2年後の1991.12にロシアとCIS(独立国家共同体)となった、この時世界史が動いていた(p94)
・ハマスはパレスチナの民衆を代表する組織ではない、パレスチナ人の人口は900万人、そのうち500万人が難民で諸外国に、220万人が固まって居住するガザ地区を政治的・軍事的に制圧している。アメリカのCIAが1987年に作った武装組織である、ガザ地区戦争は真実はアメリカ政府が仕組んで仕掛けたものである。2023年3月に中国が仲介して、サウジアラビアとイランの国交回復をして中東全体を平和にした、これを英米がガザ戦争(23/20/7)で妨害した(p125)これはものすごく重要なことである(p133)
・インドネシアで中国が建設支援をした高速鉄道(ウーシュ)は時速350キロ、ジャカルタとバンドンの140キロを45分で(従来三時間)移動できるようにした(p144)
・BRICS会議が発行する新通貨は、2024.10月に持ち越された、米ドルの世界覇権はここで終わるだろう(p155)BRICS会議には2024.1.1から、アルゼンチン・エジプト・イラン・エチオピア・サウジアラビア・アラブ首長国連邦の6カ国が加わると発表した、新たに40カ国以上が加盟に関心を示していて、22カ国が正式に加盟を希望した(p157)
・アメリカは世界変動の影響を受けて3つに内部分裂するだろう、中央テキサスを中心、農業と天然資源がある「南部連邦のようなもの」がその一つで、中国は、このアメリカ中王国(アメリカ新共和国=トランプ大統領)と巨大物流(ニカラグア運河)を実現して団結する(p160)
・今の電気自動車は、スマホと同じリチウム電池を使っている、これを1000キロ車の底に積載している、リチウム電池の開発を20年以上やっているが、今もものすごくノロノロの開発速度である。排ガス問題などがあるので、将来は水素自動車、燃料電池自動車であり、トヨタが全てを見越していることになる(p219)
・中国はもうイギリス(1815-100年間)、アメリカ(1914-100年間)がやった、欧州白人文明の救済と博愛思想の偽善と騙しによる世界管理はやらない、棚からぼた餅が落ちてくる、いやいやながらの世界は建国である(p228)
2024年3月25日読了
2024年4月3日作成
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この本によるとアメリカが没落して中国が世界覇権を握るらしい。真偽はともかくとして、中国が今や世界第二の大国であることは疑いの余地がないだろう。
ではその理由は何だろうか。読んでもわからない。