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前作から引き続き面白かった!
全部がマスターの手のひらの上で、さすがマジシャン。
今回は彼がしっかりバーのマスターとして働いているところが味わえて、より物語の中に入り込めた。
次回作もあるのかな?
出て欲しいなぁ
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面白かった!ので一気に読んでしまった!早く映像化して欲しいものだ。福山雅治さん、阿部寛さん、木村拓哉さん、東野作品は映像化された作品中、イメージピッタリに配役された俳優さんがこんなにも居る。どの作品も読み進む内に、頭の中ではこれらの役者さんがセリフを言ったり、行動するのが目に浮かぶ。本作の神尾武史役なら自分的には竹之内豊さんがピッタリだと思うな。ダンディーでかっこいいし、ちょい悪のマジシャン役なんてピッタリだなんて想像しながら読了してしまいました。
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【収録作品】トラップハンド/リノベの女/マボロシの女/相続人を宿す女/続・リノベの女/査定する女
元マジシャンであるバー『トラップハンド』のマスターの活躍(暗躍?)を描く。
「リノベの女」はともかく、「続・リノベの女」は果たして実行可能か? という疑問は残るが、丸く収まれば問題なしか。あとはその人の問題。他人の人生を生きるのはけっこうきつそうだ。
「マボロシの女」 持って回りすぎという気がする。
「相続人を宿す女」 残念だったねとしか言えない。
「査定する女」 マスターの挙動が不審すぎて笑える。
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ブラック・ショーマンこと、バー『トラップハンド』のマスターが活躍するシリーズの第2弾となれば、読むしかありません。
以前マジシャンとして活躍、今は隠れ家的バー「トラップハンド」のマスター、神尾武志。
今回は彼の姪で、建築士の神尾真世と、女性を中心とした事件というよりも難題を解いていくという、これまでの東野作品と違った切り口のミステリーに仕上がっています。
書き下ろし短編が、それまでに発表された短編とうまくつながって、人の心の表裏をうまく暴く形で、わたしたちに問いかけるところはさすがです。
特に今回の中心が全て女性ということで、東野圭吾ファンには、たまらない面白さがありました。
多くのシリーズを持ち、さらには生んでいく人気ミステリー作家の快進撃はまだまだ続きそうです。
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東野圭吾シリーズにいよいよエンターテイメントが加わった。ミステリシリーズを期待していたが、違う角度で期待を裏切られた。感動あり、驚きあり、満足感あり。叔父姪コンビの相性が抜群だ。
トラップハンド
金持ちの男性と玉の輿を狙う女性。とあるバーでの出来事。男性がトイレに立った後、バーのマスターが女性に打ち明ける真実。
ありがちな構成だが、マスターの良さも相まって読みやすく面白い短編。残念に思うのはタイトルにある様に女性が活躍出来ていない点だ。
(この時点ではこの様に思っていたのだ(笑))もう少し武史の個性が欲しかった。
リノベの女
やはり登場すべき人物が登場してこそだと思う。真世が登場し、武史の二面性が出る様になり、このシリーズは面白さが増す。今回の話でようやくブラック・ショーマンがシリーズかしたと実感出来るし、話自体も少しダークな部分があり引き込まれた。今回の物語では犯罪の在り方や設定が考えさせられる部分で、和美が抱える問題点に武史と真世が問題として受け入れていく事が斬新だ。他の小説では徹底して善悪を明確にする風潮があるが、今回の様に受け入れる事も、人間的に魅力を感じた。正しい事ばかりが正義ではないと感じた作品だ。和美と奈々恵、二人の女性のリノベーションの物語でもあり、上手くまとめられていると感心してしまった。
幻の女
ミステリーではなく人情話の様な作品。主人公、柚希は恋人を不運な事故で亡くし引きずっていたが、友人の弥生や神尾の手を借り再生していく物語。少し感動的にまとめているが、第一話の登場人物が再登場しており、ユーモアもある。柚希の想いは理解出来るが、不倫相手の妻と対峙しようとする動機は理解し難い。弥生や涼子それぞれの立場はあるが、作品にされていない部分を想像する事もでき、読者に全体像を想像させる描き方が上手いと思った。ただし、神尾の「悪さ」が少なく、彼の魅力が乏しいと感じてしまった(真世とセットがキャラクターとして一番魅力的だ。)
相続人を宿す女
アイデアがとても面白く、通常考えられる設定と違い、登場人物達が信念を持って行動している(親父さんだけは例外だが(笑))。ある意味、誰も間違っておらず、こういう決断や行動を起こすことへの魅力に惹きつけられた。武史が深い法律知識を持っていることへの違和感は真世でなくても不思議に思うが、不気味なくらいに白々しい雰囲気が武史にはあっており、シリーズの面白さになる。急にリフォームを取りやめにした老夫婦の話からここまで話が広がっていくのは流石だ。
続・リノベの女
単発の物語かと思っていたが、リノベの女の続編にあたる。今回は母親目線から物語が始まるが、あまりにも切ないストーリーだ。毒親に対して擁護するつもりは無いが、久子の人生を通して人は何故生きているのだろうと突きつけられた思いだ。この母娘の関係は今後発展する事はないだろうが、彼女達が何と向き合い生きていくのかと悲しい気持ちになった。少なくとも、奈々恵には秘密を理解している人間がいるが、久子にはそれもなく、さらには自分自身でさえわからなくなっていく人生だ。最後、��レゼントの首飾りをかけ、居眠りをしている久子の描写に何故か涙してしまった。施設の人達だけでも、本当に久子を想っていて欲しい。
査定する女
最初の「トラップハンド」だけ、この作品集では残念に思っていたが覆された。圧倒的なエンターテイメントだ。美菜というキャラクターは各話通して少しずつ、一種のユーモアかと思いきや、実はこの作品のメインを担当する役割である事が分かった。「トラップハンド」の感想で偉そうにタイトルとそぐわないなどと宣っていた自分自身を貶してやりたい思いだ(笑)
ただし、冷静に考えて今作の様な事は余りにも起こり得ない事だろうと客観的に見ている自分がいるが、最近の東野圭吾作品の中でも感動と、エンタメと、様々な面白さを与えてくれた作品だ。
神尾叔父姪コンビはとても魅力的で、エンタメ的なシリーズは是非彼らで書いて欲しい。今作を読むまでは正当なミステリシリーズを求めていたが、最終話の様な驚きこそ、ブラック・ショーマンに相応しい!!
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ブラックショーマンシリーズの第2作目
今回は短編集で、
前作よりこちらの方が
個人的には好き
短編単体の登場人物かとおもいきや
少し後で再登場するなど
好きなパターンです。
主人公の観察眼が凄いね
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この作者の短編集は物足りない。
長編こそ読むべき作品であり、この小説自体はそれぞれが良いのだが、深みが足りないものとなっている。通勤時間の時間つぶしには最適だが、初期の頃のヤラレタ感のある重厚な作品を望む。
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サクッとサラッと読了。短編集だったね。
それでも書き下ろしの2篇には、圭吾先生の作品愛が感じられてとてもよかった。
他の作品を読んでいて、いつも自分が気になる点「その1文字、1語、文章には意味があるのか」ってとこでさ、これがさ、圭吾先生の作品にはこの疑念が全くない、というか、読み終わることで「全てに意味のある、血が通った文字の羅列だったなー」って感嘆するのよね。素晴らしい。
形式も料理も舞台とか家具とか、そういったちょっとしたモチーフが必要最低限の表現で読者の脳内で幾億にも増幅されて繰り広げられる余地を与える。それによって、作品そのものがまるで超大作のように、何億倍の文字となって完成する。素晴らしいとしか言いようがない。
先生の長編がよみたいなー。
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トラップハンド
リノベの女
マボロシの女
相続人を宿す女
続・リノベの女
査定する女
短編集ですが、バーのマスターと姪、関係者の織りなすホッコリ?ストーリー。東野圭吾的には★3~3.5くらいかなぁ。
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東野圭吾さんの作品の中でも特に好きなシリーズ。かつてのトップマジシャンである神尾武による、鋭い推理や観察眼に毎度驚かされる。今回はいくつかの短編で構成されており抜群に読みやすかった。
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面白かったです。前作は長編でそちらもとても楽しめましたが、本作は6話の短編集。1話1話気軽に読める感じになっています。ここ数日通勤電車で読んでました。電車乗ってる時間的に丁度良かったです。ひとつひとつ、ちゃんと謎解き要素(裏の要素)もあり、なるほどーっそういう事か、と楽しんで読めました。息抜き本としては丁度いいと思います。登場キャラも確立されていてわかりやすいので、テレビドラマでやっても面白いと思います。ただ少し謎解きディナー宝生麗子と影山っぽい印象もありますかね。まーでも面白かったので次回作また楽しみにしています。
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殺人事件の起きないライトなミステリー。〝トラップ〟だらけの連作短編集で「Jミステリー」初出の3編は既読。その内の「リノベの女」に、ホロリとさせる続きがあってよかった。神尾武史の騙しっぷりも見事だけれど、このシリーズは叔父&姪コンビの掛け合いが一番楽しいかも。
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簡単に「素晴らしかった」と書いてしまうと、「素晴らしい」が安っぽくなってしまうので感想としては使いたくない言葉であるが、著書に関しては読後の感想一番に思い浮かぶ言葉が「素晴らしい」だった。勿論感じ方は人それぞれであるが、自分の中では前作を読んでいたので主人公も含め、ある程度の予測をしていたのかもしれない、「が」それ以上に良い意味で裏切ってくれた、エンターテイメントとして華やかでもあり、人の情を揺さぶる演出も細かな配慮の元に描かれている。最近短編集のあり方にも興味があったところ、単に完結する短編集ではなくその先の物語・続編があるという面白い試みでもあった。更に言うとその繋がり方が絶妙に感じられ先が気になって仕方なかった。著者の作品には多数の個性豊かな主人公が登場する、存在感バッグンの湯川博士や加賀刑事など、著書の神尾武史氏も別次元の個性の強いキャラクターとしてシリーズが続き今後も活躍して欲しいと願う。
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第二弾
バー トラップハンドのマスターが問題を解決する短編
いつも通り読みやすい 長編が読みたい
トラップハンド:美菜がマスターに助けられる 睡眠薬が青くなることは知らなかった
リノベの女:神尾真世(マスターの親戚) 上村和美(癌で余命短い)と末永奈々恵(親からの束縛)入れ替わり 人生をリノベーション 設定が強引かな
マボロシの女 亡くなった不倫相手を忘れられない友人を相手の妻を巻き込んでまで忘れさせようとする 普通 協力しないだろう
相続人を宿す女 臓器移植を画策 なかなかシビアな問題 無脳症の子供が生まれてきていたらどうなっただろうか
続・リノベの女 末永奈々恵が死んでいないと思いこんでいる母親
インターネットバンキングを扱ったことはちょっと無理がある
査定する女 大富豪との結婚よりも女優の道をえらんだ美菜 強盗事件はちょっと無理があるのではないか?
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2024年7冊目
東野圭吾さん
ブラック・ショーマンと覚醒する女たち
「ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人」の続編。
隠れ家的なバーのマスターと、彼に関わった女性たちの覚醒の物語。短編集で読みやすかったです。
#読了