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『後悔』について、科学的な知見から書かれた一冊。本書を読む前は後悔はネガティブな側面があり、振り返るものではないと考えていたが、実はそんなことはないと読みながら考えさせられた。様々なエピソードが散りばめられており、俯瞰的に後悔について考えることができた。後悔を活かして前に進もうと思えた一冊である。
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「NO REGRET」と入れ墨をいれる人は後悔の効用を知らない。後悔の深層構造として4種類。基盤に関わる後悔,勇気に関わる後悔,道徳に関わる後悔,つながり関わる後悔。後悔していることを認めて,後悔に飲み込まれず,未来志向になるために。セルフディスクロージャー,セルフコンパッション,セルフディスタンシング,失敗の履歴書を作る,新年の誓いと旧年の後悔のセット,など。イリズムがセルフディスタンシング,メタ認知の促進に繋がりそう。失敗の履歴書はどうだろう。数々の失敗を乗り越えていることをどう認知するかで変わるな。
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後悔しないと決めても思っても後悔する時はする
そう決めることで緩和されるんらそれでもいいのではと。
後悔= 反省・謝罪、当時の判断を修正する。
せめてもの幸いを探す
対処= ディスクローズ(書き出すなどし軽くする)
コンパッション(公開を打ち明けられた友人へ声かけるように自分をいたわる)
ディスタンシング(距離を取り俯瞰する。感情と切り離し場合によっては次回へ備える)
対策= 将来どちらが幸福か先回りして行動する
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後悔を力に変えると言う考え方は新鮮だった。
修復力を上げるために実行すべきことに対するヒントは、後悔から学ぶべきだと感じた。
後悔という言葉から想像するには、やりたいことをやらなかったことが最も後悔すべきことだと思う。
またはしっかりと向き合って考えなかったことが後悔だと思う。
私もよく終わったことを後悔しないと言い放ちがちだが、修復力を上げるための後悔は、これからの人生にとって最も必要なことだと感じた。
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数多くの研究結果を元に、論理的に「後悔」の必要性を説いている一冊。
後悔という漠然とした概念を「基盤に関わる後悔」、「勇気に関わる後悔」、「道徳に関わる後悔」「つながりに関わる後悔」の構造で体系化されている点は非常にわかりやすかった。
私の場合「勇気に関わる後悔」が多いと感じる。
・あの時転職していれば・・・。
・周りの空気を読まずに、自分の意見を主張できていれば・・・。
・あの子に告白していれば・・・。
枚挙にいとまがない。
本書によれば「行動しなかったこと」という経験は、皮膚の内側に後悔の種子を埋め込むことにより、無限の推測を生み苦しむ。だからこそ行動すべき。と述べられている。「行動しないこと=皮膚の内側に後悔の種子を埋め込むこと」という表現が非常に印象に残っており、まさにその通りだと思う。
後悔に対して真正面に向き合い、自分は自分の人生の作者であり俳優である事を意識して、満足の行くストーリーを紡いでいきたい。
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ダニエルピンク氏の新作を発見、手に取ってみた。
後悔することが、前に進むためには大事だというコンセプトの元、後悔の種類やそれぞれの説明、そして活かすためにどうすれば良いかなど幅広く採り上げている。
後悔の種類の説明は個人的に納得がいく点多かった。後悔することから学ぶことの大切さを説きつつ、逆に進めなくならないようにとも話しており、非常に興味深く読むことができた。