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またピップに会えるんだ☆
と物語の主人公に会いたくなり
発売日を心待ちにする感覚は人生で初めて!
それだけ読み応えのあった3部作の前日譚。
2024年の1冊目にしようと決めていた本。
この経験から全ては始まった。
所々あのピップの性格が垣間見れて嬉しくなる。
そして最後の解説がより理解を深めてくれて
また『自由研究』から読み返したくなる。
勇敢なピップが大好きで
ホリージャクソンのファンになったのは
翻訳者の服部京子さんあってだと心から思う。
次回作が待ち遠しい!
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自由研究には向かない殺人シリーズの前期譚となる今作。
170ページと本編から見たらかなり薄いですが、内容は緻密で読み応え抜群。
ピップは友人から架空の殺人事件の犯人当てゲームに招待される。
このゲーム思った以上に作り込まれていて気づけば物語に入り込んでいた。
読者側はピップの役柄の秘密しかわからず、他の参加者の話を聞きながらピップと一緒に推理していく感じがあって面白かった。
最後の犯人当てはやっぱりピップだなぁと思う一面も。
三部作を読んでいるから余計に懐かしいしこの頃のピップが本当に好きだったからまた会えて本当に嬉しい。
そして物語の終わりはこう繋がっていくんだなと納得できる終わり方だった。
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ホリー・ジャクソンのピップシリーズ、まさかの一作目の前日譚。本当の本当に最後、ボーナストラック。
夏休みの自由研究の課題が決まらぬまま、仲の良い友人たちとマーダーゲームに参加するピップ。最初は課題への焦りから嫌々参加していたが、段々とのめり込んでしまい。。。
なんという平和な日常笑
仲間たちとの何気ない日常、辛いことになる人や出会っていない人など、シリーズを読んだ人にはわかる大サービス。中編程度の分量なのでサクッと読めるが、ミステリとしても芯はしっかりしている。
ありきたりかもしれないけど、仲間たちとの日常風景の中で事件を解決していく、というのも見てみたかった。寂しいけど、これ以上は蛇足だから出ないだろうなぁ。
巻末に紹介のあったノンシリーズが非常に面白そうなので、ぜひ翻訳してほしい。
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楽しかった。楽しかったのだけれど、それが切ない…!ケンカしつつも楽しくわちゃわちゃしていたみんなが、三部作で…と思うとやるせなさがすごい…その覚悟はあったけども、やっぱりつら…でもゲームも展開も結末も楽しかった。
このゲームがはじまりだったんだな。このゲームがなければ、このままだったのに。でもその場合、つらい思いをかかえているいつか大切になるひとと交わることがなくて、でも、でも。
今作の楽しさに、三部作の想いが蘇り絡まってしまう(そしてそういう物語のパワーが、どんな感情のものでも、私は好き。やるせなさで悶えるの苦しくて好き…)
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★4.5/5.0
3部作とは少し違うテイストで、面白かった!
『自由研究には向かない殺人』の前日譚なので、まだ忌々しい事件と関わる前のピップやその友人たちが描かれていた。
しかもこの作品ではマーダーミステリーが題材になっていました。個人的にマーダーミステリー好きなので、どんどん明かされていくピップ自身と他人の事実にワクワクしたし、最後の最後で犯人を当てるときのピップはやっぱりさすがの推理力でびっくりしました。
そりゃ、この後に続く3部作で次々と事件を解決に向かわせるわけだ。
てことで、物語自体はとても面白かったけど、やっぱりラヴィがいないのはどことなく寂しかったのと、サル・シンへの当たりが強かったので、4.5にしました(めちゃくちゃ私情挟んでます笑)
解説なども含めて172ページしかないけど、その中でも謎解きの部分は詳細に書かれているので楽しかったです!
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あの後に続編が出るの?と思ったら後日ではなく前日のお話だった。なるほど。
実際に何か本当に危険なことが起きるわけではないのだけれども、なんだかドキドキするし、怖いなって感じ。そしてヒロインの深読みがすごい(笑)
なるほど、この調査力で自由研究に臨んだんだな~って感じで。
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三部作読了から時を経ず、スピンオフ作品登場。これはもう読んどかんと、ってことで入手・読了。超大作とは比べるべくもないけど、これはこれで、スリムにまとまっていて良質。こういうゲーム、実際に存在するんだろうけど、気の置けない友人と集まってワイワイやれたら、きっと楽しいんだろうな、と。
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三部作の後に前日譚を出版するあたり、出版社の作戦を感じる。
だって、三部作の最後は本気で驚愕したもんな。そんな終わり方があっていいのかと読後にしばらく放心してしまったほどだったよ。
それだけの前代未聞の完結だったもの、誰だって前日譚を読みたくなってしまうよ。反対に、前日譚がプロローグとして最初に出版されていたら、おそらく私は三部作を読まなかった。だって前日譚は単なるゲームだし誰も死なないし、ただ単にピップの才能を開花させたという内容だけだもんね。出版する順番ていうのも本の売れ行きに大きな影響を与えるんだねぇ。
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シリーズ3部作の前日譚にあたる短めの小説。
3部作は順番通りに読むことをお勧めしますが本作品はいつ読んでもネタバレはありません。前日譚ですので。
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まさかの前日譚。
うれしい。
さわやか謎解きゲームで面白いんだけど、今後があれなのでなんとも言えない気持ちになる。
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私の中では、『自由研究〜』から始まる3部作は完結済と受け止めていたので、本作は正直今さら感がありました。でも、やっぱりピップが気になるんだなあ‥。あくまで続編ではなく第1作の前日譚ということで、読むことにしました。
物語は、ピップの友人宅で仮想殺人事件の犯人当てゲームをする展開です。招待状が届き、絶海孤島の屋敷や参加服装等の指定の他、配役や役柄、ブックレットが与えられるという、かなり凝ったマーダー・ミステリー・ゲームになっているようです。
実際の殺人事件は起きない平和的なゲームに、最初気乗りしなかったピップも、次第にのめり込んでいきます。
数多い情報を冷静に分析し、多角的に推理していくピップの観察眼や判断力を通した推理は、間違いなく3部作に相通じるものがあります。
それ故、最終ラウンドで全員の(誰が犯人かの)推理発表の段になって、ピップの推理とゲームの解答に齟齬が生じ、ピップは納得できないのでした。
150p程度の作品なので、友人たち個々の個性や心理描写も淡白に思えました。また、配役名も加わった複雑さ、各自の言動が役割指示だけのものか否かの曖昧さがあり、なかなか入り込めません。それでも、『自由研究〜』に自然につながる必然性を感じる終末は、納得です。
原題の「Kill Joy」は、文字通り"喜びを殺す"意から、楽しいことに水を差す人、場を白けさせる人を意味するようです。まさに、楽しいゲームが頭脳明晰ゆえにやらかしてしまった(ゲームの答えに異を唱えた)ピップ、ということでしょうか? 本作は好みが分かれるかも‥‥
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ピップの三部作の前日譚。
三部作が好きだった人へのおまけ的な要素はどうしても強い、三部作読んだことない人にはあまりお勧めしない。
内容については、ピップも作中で怒ってるけど、出てくるマダミスの脚本がいまいちすぎる…笑。私もマダミスするけど真相がこんな安易だったら怒るよ。けどピップの推理はさすが。
今回のも良かったけど、今度ピップとラヴィの仲良しなお話でスピンオフ一冊出してくれないかな〜
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三部作を読み終えてからだと高校生ピップや友人たち皆が可愛く思えてくる。
今回の謎解きも読んでいる間は結構面白いのだが、終わり方がしっくりせず。
全四作品、読後は爽やかな気持ちになれなかった。
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・あらすじ
向かないシリーズ前日譚。
ピップと友人たち6人はコナーの家でマーダーミステリーパーティを行うことになる。
・感想
向かないシリーズを既読者には(一見)穏やかな日常と爽やかな雰囲気に第一作の懐かしさを感じながらも、随所にピップの危うさと不穏が散りばめられていてまさに前日譚だった。のめり込んで行くピップと「正しさ」に固執するピップ…
単なる「グッドガール」ではない事を仄めかしてる。
謎解きすることで脳内麻薬ドバドバでる状態がここでくせになっちゃったのかなって思った。
ミステリー自体も面白くって、こんなパーティあったらやってみたいー!
でもさすがのホリー・ジャクソン。
ラストは一捻りというか、すんなりとはいかない終わりになっていてそれも向かないシリーズの布石になってる。
さくっと読める作品だけど前日譚としてとても楽しめた。
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これが、向かないシリーズの始まりかと、ワクワクしながら読み終えた。ピップの始まりとも言える作品。多分、次世代には古典として読み継がれてるのかなと思わせる作品だった。