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どうしても読みたかった本。
あと1ヶ月で世界が終わるとわかったら、私ならどう生きるだろうーって考えたりしながら読んでいました。
私に人生があるように、私が出会う人それぞれに人生があるのだなって改めて思いました。登場人物に合わせて違う視点でお話が描かれているので、寄り添えるところが見つかると思います。
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それぞれ苦しみの中から、どう地球最期の日まで生き抜いていくのか、凄まじい環境の中でも小さな幸せがそこにある、色々なことを考えさせられる作品だった·····。
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#滅びの前のシャングリラ (文庫)
#凪良ゆう
24/1/23出版
https://amzn.to/3OffDCS
●なぜ気になったか
凪良ゆうさんは現時点ではとても相性合う作家さん。そして、本屋大賞ノミネート作品は可能な限り読むことにしている。2021年度7位の作品、これは読まなければ
●読了感想
凪良さんの作品にはやはり引き込まれる。それは、人のつながりが描かれる中で心奥にある相手への優しさが垣間見えることが多いから。単純な表現だとシラケてしまうがそうでないから
#読書好きな人と繋がりたい
#読書
#本好き
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滅亡するときはこんな感じなのかな、
体験したことないのになぜか抱いたことのある感情に共感をしてしまいました。
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1カ月後に地球が滅亡する
秩序が崩壊し、腐敗していく世界
誰と何処で何をしてその日を迎えるか。
もし、自分だったらどうするか?と考えずにはいられなかった。
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地球に隕石のようなものがぶつかって滅亡する前の話。もし本当にそんなことになったら、同じような世界になるのだろうかと少し怖くなった。
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あらすじを読んで、全然違う立場の人間がそれぞれ滅亡の日に何をするのか……て話かと思ったら、実はそれぞれ繋がってたのは面白かった。
最期の日だからこそ巡り会って、きっとそのまま人生を歩んでいたら一生交わらなかったであろう縁が儚く綺麗だなと感じた。
''人類滅亡''というテーマだからこそ重く、想像がつきにくいものだから、個人的には余りのめりの込むことは出来なかったけど、巻末の雪絵ちゃんの物語は切なく、複雑な心境にすこし共感した。兄弟姉妹がいる人は少なくとも感情移入できるんじゃないかな。
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ん~。
いまひとつ、のめり込めなかったかな。
確かに、小惑星接近につれて世界は荒れてゆくのだけど、なんというか、真実味に欠けて。
そもそも本作は世界の荒廃の様子より、人の心の移り変わりに焦点を当てているのだから、私の方こそ読み方を誤ったのかもしれない。
いや私は、人足るもの、迫り来る事態を目の当たりにして、もう少し愚かに取り乱すのではないかしら?と思ったのだ。
でも読み終えた今になって少し思うのは、登場人物たちは皆、どこか人生に諦めていた人。
そんな彼らであるからこそ、取り乱すなんてしなかったのかもしれないね。
元から人生への期待値が薄かったんだもの。
友樹、雪絵、信士、静香、路子たち登場人物は人生を上手く生きられずにいたけれど、荒廃してゆく社会を前に、自分の大切なものを守ろうと一筋の光を見つけ出してゆく。
これが普通の世界なら、うっすらと射し始めた光に希望を感じてハッピーエンドなのだけど、
この作品は違う。
同日に滅びる運命にある人々の話なのだから。
人は不思議な生き物だ。
1ヶ月後、1週間後、いや明日滅びると分かっていても、瞬間瞬間に幸せを感じることができるのかもしれない。
(現実ではないから本当のところは分からないが、多分、そうなのだろうと思いたい)
中でも、静香さんは好きだったな。
強くて優しくて、口ぶりが粗っぽくても温かい。
だから「エルドラド」の章が一番好きだった。
「間違わないやつなんていない。それを許しすぎても、許さなすぎても駄目になる。」
ト書きにあった静香さんの心の声が印象的だった。
この言葉は、生きている私達全てに当てはまると思えたからだ。
本書には、単行本『滅びの前のシャングリラ』の初版限定特典付録だった「イスパパン」が収録されている。
ラスト1行の雪絵の言葉が、計り知れない恐怖や全ての感情を越えた望みなのだと思うと、深い余韻がもたらされた。
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読みながら、新井素子にもこんなんがあったなーと思ってたら、あと書きの代わりに新井素子X凪良ゆうの対談があったので、なるほどなーと。
1か月後に隕石が地球に衝突するが、避けられない。社会が壊れていく中で、学校の下層とされていた友樹くん、ムチャクチャしてきた目力信士、友樹くんの母で信士が最後に会いに行った静香、友樹くんが好きで守ってあげたい藤森さん、藤森さんがファンだった歌手のLocoちゃんが、ラスト=滅亡に向かって集まっていく。諦めたり嘆いたりするだけでなく、生きたい気持ちを目標を作って維持した彼らが目的地に到達できて良かった。
先日鑑賞した「愛と哀しみのボレロ」もラストに向けて集まっていったな。
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1ヶ月後、小惑星が衝突し、地球は滅びる。
設定としては目新しくはない。(伊坂幸太郎の終末のフールが思い浮かんだ) あと1ヶ月で世界が滅びるとあって、作中は世紀末感が漂っている。 荒れ果てていく地球で、生きていく家族の物語という感じか? 4人の視点で描かれている作品。いじめられっ子の高校生。 半グレで自分の暴力性を抑えきれずに生きてきた40代。 女手ひとつで息子を育ててきた母。 日本最後の歌姫LOCO。
前情報なく読んだので、2つ目の短編読んで、あ、繋がんのねとなった。展開はハラハラもあるし、サクサク読めた。
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図書館で借りた本。
隕石が1ヶ月後に地球に迫り、世界は亡びるという世界線の話。それぞれの登場人物の目線で話が語られる。
今までに無かった設定なので楽しく読めた。
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怖かった。苦手な分野のストーリーなのに、惹きつけられて一気に読んでしまった。
こんな世界に巻き込まれたくないし、巻き込まれたとしても最後は穏やかに迎えたい。
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凪良ゆうさん著『滅びの前のシャングリラ』の概要と感想になります。
『ぼく』から始まり、『あたし』で終わる物語
地球に小惑星が衝突すると世界中で話題となり、世界は日に日に混沌へ包まれていった。『ぼく』こと江那友樹は幼き日に出会った藤森さんに恋をして、高校生になっても美人な藤森さんを追いかけて東京へと旅をする。終末が近づく旅の中で江那や藤森、そして多くの人たちは最期の時まで幸せを探し求めていく。
感想です。
終末というと伊坂幸太郎さんの『終末のフール』が浮かびますが、本作は宮野優さんの『トゥモロー・ネヴァー・ノウズ』に近い印象を私は受けました。ディストピアだけれども小さな希望を抱いて最期まで生きようとする人々の姿、凪良ゆうさんらしい青春の描き方は世界観に浸りつつも最期の続きを求めてしまいますね。『汝、星の如く』は読みかけですが本作は様々な感情に共感できて好みでした!!
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隕石衝突で地球消滅まであと1ヶ月。
それぞれの登場人物がどう過ごすか。
短編小説かと思いましたが、少しづつストーリーが繋がっていく話
総合点 3.5/5
ストーリー 3.5/5
最後が物足りなかった
キャラクター 4/5
登場人物はそれぞれ飽きさせないストーリー
母とロコは特によかった
表現力 3/5
普通
テーマ 3.5/5
多分登場人物ごとにメッセージやテーマがあったのかと思いますが、あまり感じなかった。
満足度 3.5/5
最後が物足りなかったため。
ストーリーが繋がるなら、もう少しストーリーを繋げ切って欲しかった
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地球が滅ぶまで1ヶ月、長くも短くもなく、難しい時間だと思う。自分の身にも置き換えてみると、何とかなるんじゃないかと普通に生きようともするかもしれない。作者もかなり悩んだと思うけど、いろんな人の描写が結構リアル。何人か変わっていく主人公は幸せな人生を生きて来れたとは言い難い人たちで、その分、終末に必死で生きようとする描写は力強い。物語としてそれぞれの話が紐付いていくのは単純に気持ちが良いし、最終章の締め方は嫌らしくなく感動出来た。挑戦作でもあるけど、充実していて面白かった。