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全員が結婚せずに終わったのがなんか良かった。結婚して子供を産むことだけが人生の幸せじゃないということを改めて感じることができた。
みんな結婚したからといって友達の縁が完全に切れるわけじゃない(と思う)し、いざという時に助け合えるような関係を構築しておくべきなのだろうなということに気づいた。
春来の気持ちえぐいぐらいわかる。夜には孤独が押し寄せてくるんだよね。でも相手を探す前に自分の世話は自分でやらなきゃいけないし、そのための技術は身につけないといけないのだなぁと。この人が幸せに生きることを願おう。
まぁでも今の私が思うことは、ずっとひとりぼっちは寂しい
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タイトルに惹かれ購入。
自分と同世代の苦悩、哀愁が伝わる。
独りでいる未来を悪く想像してしまうのはわかり、年齢から希望も持てない人物達がそれでももがく姿が描かれるているが、あまり悲壮感がかんじられず重くなく読めた。
選択を失敗したと考えず、前向きに考える人しっかり生きようと生活を見直す姿勢に、最近の自分と重ねられ力をもらう。
やっぱりまずは健康を維持していくのが一番だなあ。そっから楽しみを見つけて充実させていきたい。
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氷河期世代かつ更年期世代が登場人物なので入り込みやすかった。
女性のおひとりさまで楽しく幸せに生きてる人は沢山いるけど、そう言われてみると男性でパートナーを持たずに楽しく幸せに生きてる人ってあまり思い当たらない。そんな性差にもこの本を読んで初めて気がついた。
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タイトルの長さと奇抜さが気になり、手にしました。ゆる〜い仲間関係の40代4人グループ(春来、夏枝、秋生、真冬)の、10年間のそれぞれのエピソードを時代背景の章題とともに描かれます。
冒頭に登場するSNSのバズり投稿「男性は孤独に弱くて、ひとりぼっちでいると生きる気力を失い、おかしくなってしまう‥」を読んだ春来。このツイートが繰り返し脳内再生され、焦るのでした。
本書のタイトルは、春来が自分の破綻しかけた今後を不安視した心の声なんでしょう。
読み進めると、人生を象徴するように、4人はいろんな状況下でいろんな転機と不幸があり、冴えない「ひとり」の生活をしています。共通点は、優しさと不器用さでしょうか? それ故に傷つくことが多いのでしょう。まぁ、共感できる面もあれば、なかなかにイラつく面もあるのですが‥。
人はどうしても他と比較したり、他人の尺度で自分を測ったりし、妬んだり羨んだりします。分かってはいるのですが、形はどうあれ、相田みつをさんがいう通り、「しあわせはいつも じぶんのこころがきめる」べきですよね。
多様性も叫ばれますが、将来への不安はないはずがありません。自分だけの力では解決不可能なことも多々あるので、適度な距離感を保っている人の存在は貴重で、救われるでしょうね。
諦めてとか仕方なくではなく、厳しいことを自覚した上で、前を向く姿に少しの希望が見えます。
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40代〜50代の男女4人、結婚したことがあったりなかったり、子供がいたりいなかったりと違いはあるけど、みんな現在はおひとり様。
これからどうなっていくんだろう…と心配する様子が微妙に違っていて面白い。
冒頭の「未婚男性は平均寿命が極端に短くて65歳位」というのが気になって、思わず調べてみた。
これは事実のよう。離婚しても死別しても男性は寿命が短くなるらしい。
でもこれより気になったのは、女性の未婚者の平均寿命が81歳に対して、女性の有配偶者は78歳なのだそう。
(死別しても離婚してもあまり寿命に影響なし!)
こないだ読んだ「妻の終活」でも感じたように、女性にとって結婚はストレスでもあるってことなのかなぁ。