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日和山 佐伯一麦自選短篇集
著者 佐伯一麦
新聞配達の早朝の町で、暗天に閉ざされた北欧の地で、染織家の妻と新たな暮らしを始めた仙台の高台の家で、そして、津波に耐えて残った小高い山の上で――「私」の実感をないがしろに...
日和山 佐伯一麦自選短篇集
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日和山 佐伯一麦自選短篇集 (講談社文芸文庫)
商品説明
新聞配達の早朝の町で、暗天に閉ざされた北欧の地で、染織家の妻と新たな暮らしを始めた仙台の高台の家で、そして、津波に耐えて残った小高い山の上で――「私」の実感をないがしろにしない作家のまなざしは常に、「人間が生きて行くこと」を見つめ続けた。高校時代の実質的な処女作から、東日本大震災後に書き下ろされた短篇まで、著者自ら選んだ9篇を収録。
目次
- 朝の一日
- 栗の木
- 凍 土
- 川 火
- なめし
- 青葉木菟
- 誰かがそれを
- 俺
- 日和山
- 著者から読者へ
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紙の本
日和山
2020/04/08 19:00
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投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
現代の代表的な私小説作家の初期から震災後までの作品を集めた作品集。『ノルゲ』にも通ずる作品「凍土」や、離婚して離ればなれとなった子との交流、アスベストによる病など様々なテーマがあるが、私小説の性質上著者の人生に通底するものが見られる気がする。