夏休みは命がけ!
著者 著者:とみなが 貴和
バイト先に向かう群馬の高校2年生・瓜生高明は、駅で絶縁状態の幼なじみ・五郎丸とすれ違う。変わり果てたその姿に五郎丸の妹・綾に電話すると、よりによって祖父の猟銃が持ち出され...
夏休みは命がけ!
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
商品説明
バイト先に向かう群馬の高校2年生・瓜生高明は、駅で絶縁状態の幼なじみ・五郎丸とすれ違う。変わり果てたその姿に五郎丸の妹・綾に電話すると、よりによって祖父の猟銃が持ち出され、部屋には遺書が!? 兄を連れ戻して、という美少女の頼みを断りきれず、瓜生は東京行きの電車に飛び乗る。もちろん知る由もなかった――数時間後、五郎丸とともに東京中を犯罪組織に追われる身になろうとは!少年2人が駆け抜ける、夏の1日のせつなく危険なゲーム!
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
こんな友達がいたら…
2002/09/10 19:57
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イーグル - この投稿者のレビュー一覧を見る
この話もなかなかおもしろい本でした。友達にすすめられて買ったのですが友達のいうとおりおもしろかったです。
なにがおもしろかったのかそう聞かれたらまず、こう答えます。“ただの高校生の瓜生が今ではたいして親しくない五朗丸のためにわざわざ東京まで出向くこの矛盾さがおもしろい”と答えるでしょう。なぜ僕自身こんな感想を持ったかはあまりわからないのですが思ってしまったものはしょうがありませんよね^^; たぶんですけど僕の周りにそんな友達はいるのかと思い、そんな友達が欲しいなと思ったからだと思います。
さて、本編の話はなかなか臨場感もありよかったです。最後の方の瓜生と五朗丸の一騎打ちのシーンとかが特に。しかし、ちょっとそれぞれの場面を思い浮かべるとうう〜と気持ち悪く思うところもありました。けれど作品自体はそんなことを忘れさせるくらいとてもよかったです。
少し文句をつけてしまいました。その分が星1つなくした理由です。けれどこれははっきりいって普通の文章です。ただ僕がそういう場面などが人一倍嫌いなだけですので、これを理由に読まないなんてことがないように。
ここからは本編の内容が書かれます。内容が知りたくない人は読まなくていいです。
それでは本編の内容にそっていいところをあげていきたいと思います。まず、瓜生の登場は最高ですね。普通の高校生って感じがでていてとてもよかったとおもいます。そして臆病なところを山にはいるところで読者にわからしておいたところ。これは僕の勝手な意見なのですが、こんな臆病な瓜生があんな大冒険にでるなんてことが決まった時にとても読者を驚かせることに使ったところが“考えてるな〜作者は”と思いました(たぶん僕だけでしょうけどね^^;)。
そして次にりぃなさんの登場のところです。僕はりぃなさんがどんな顔なのか必死に考えていました。そして結構かわいい顔を想像していたので、りぃなさんが打たれ時はショックでした。あと、この辺の場面では瓜生が屏風の裏に隠れていた時の場面は読んでいるほうまでドキドキしてしまいました。そして逃げた五朗丸をおっていったのですが、ここでふと思いました。弾は4発しかないのに大丈夫なのかなっと。しかしいらない心配だったようです。たった4発で瓜生は生き残りました。どんだけ機転がきいてるんだ〜〜!と思いました。さて最後は瓜生にも彼女ができたらしく、ハッピーエンドなのかなと思ったらそうじゃありませんでした。最後の言葉の意味は今も考えているところです。
それにしても五朗丸はラッキーなやつですね〜。こんなに自分を心配する友達や家族がいるってのは最高にラッキーなことなんじゃないでしょうか。僕にもあんな友達や家族が欲しい本気でそう思います。あとこの人生で自殺だけはやめようと思います。もしあんな事件に巻き込まれたらたまったもんじゃありませんから …。最後になかなかおもしろかったです。この次の作品が楽しみです。