偉大な投資家のバフェットの事がよく理解出来ました
2016/05/16 22:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まわし - この投稿者のレビュー一覧を見る
バフェットのバリュー投資に興味があり、バフェットの本を色々と読む中で、見つけた本です。タイトル通り、バフェットのバリュー投資についてというよりは、偉人の伝記という感じの内容で、バフェットの生い立ちから現在に至るまでが非常に詳しく書かれています。まるで本人か家族が書いたのではと思われるほどの内容で作者の調査力に驚かされました。また、バフェットのいい面だけでなく、悪い面もきちんと書かれており、非常に買った価値があったと思いました。
バフェットの人となり
2017/01/26 15:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みーやん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ウォーレン・バフェットのような人にどうやったらなれるんだろうという、人となりに関心がある人向けだと思います。
彼がどうやって資産を構築したのか、そのノウハウに期待すると、ちょっと思惑とは異なるかもしれません。
投稿元:
レビューを見る
幼少期からバークシャー・ハザウェイを取得するまで。素晴らしい小説や映画を体験した後で、作家や監督が実は凄い人格崩壊者でがっくりすることはよくあることだが、がっかりするかどうかは置いておいても、オマハの賢人と呼ばれる彼もこうして自伝的に見ると、人間的にはかなり欠陥ありなのだなと。
ルールや物差しに従って行動してるイメージが強いけど、野心ではかなり肉食であることを再認識。
投稿元:
レビューを見る
[ころころ,こつこつ]「オマハの賢人」との異名を持ち,広く賞賛を集める投資家のウォーレン・バフェット。世界一の大富豪に輝いたこともある人物は,どのような信条を胸に抱きながら投資を行っていたのか......。著者は,バフェットと話すことができる唯一のアナリストと言われるアリス・シュローダー。訳者は,『フラット化する世界』等の翻訳で知られる伏見威蕃。原題は,『The Snowball: Warren Buffett and the Business of Life』。
ウォーレン・バフェットのありとあらゆる側面が盛り込まれた一冊。世界一の投資家の本と聞くとやたらお金の話に終始するような印象を受けるのですが,実際に読んでみると,「人生とは何か」という普遍的な問いを考えることのできる壮大な作品に仕上がっていました。とても分厚い本なので投資する時間はかなりの量に上るかと思いますが,確実に良いリターンも期待できるかと。
〜「ちょうどいい具合の雪があれば,雪の玉はかならず大きくなる。私の場合がそうだった。お金を複利で増やすことだけをいってるのではないよ。この世のことを理解し,どういう友人たちを増やすかという面でもそうだった。時間をかけて選ばなければならないし,雪がよくくっついてくれるには,それなりの人間にならなければならない。自分が湿った雪そのものになる必要がある。雪の玉は山を登ってひきかえすことはできないから,転がりながら雪をくっつけていったほうがいい。人生とはそういうものだ」〜
これ以外にも引用したい金言がたくさんありました☆5つ
※本レビューは上中下巻を通してのものです。
投稿元:
レビューを見る
バフェットの半生記。自伝的な内容で、色々と知らないことも多くて面白かった。
父親はもとブローカーで下院議員にもなっている
もともと計数に強く、6歳のときには教会で退屈したので賛美歌の作曲者の生没年から寿命を計算していた。しかし、敬虔なはずの人たちが長生きしていないことを知り、進行に疑いを持ち始めた
高校生時代から、床屋にピンボールマシンを設置して回ったり、商才をいかんなく発揮していた。
株式については安全マージンなど、グレアムの思想を理解し、実践していたが、過剰な分散は合理的でないと思っていた。
一方、マンガーはフィッシャーの成長株の考え方を信奉しており、これがバフェットにも影響を与えた。
・時は会社の優劣を見極める優れた尺度である。まずまずの会社をすばらしい値段で買うよりも、すばらしい会社をまずまずの値段で買うほうがずっといい。
小売業には非常に慎重。すぐれた会社もいずれ競争に巻き込まれてダメになる、と考えて手を出さない
・投資とは、消費を延期することです。いまお金を出して、あとでもっと大きなお金になって戻ってくるわけです。ほんとうに大事な問題はふたつだけです。ひとつは、どれだけ戻って来るか、もうひとつは、いつ戻ってくるか
・私が他人にお金のことで助言するのがもっとも得意だったのは21歳のときだった。誰も私の話を聞かなかった。どこかで立ち上がってすごく賢いことをいっても、たいして注意を払われなかった。いまは世界一愚かなことを言っても、そこになにか隠れた重大な意味があるとみんなが考える
・一階から100階へ上がって、98階まで戻ると、一階から二階へ上がったときよりも不満に感じるものだ。だが、そういう気持ちは抑えなければならない。だってまだ98階にいるのだから(CEOが多少批判されたり、多少の損をしたからどうだというのだ。家族がいて健康で、世界のために役立つことができる状態であれば恨みつらみをならべるのでなく、ものごとに感謝すべき)
投稿元:
レビューを見る
この本描写が細かくて、よくそんなに人の名前や本の名前、年代を覚えているなぁと思います。これもバフェット氏の記憶力の正面なんだろうな。
根負けして読了、第3部まで読んだ。
そして再読、23章でケネディ暗殺の時の市場の動向の記述が新鮮だった。世界はすごいなと。
株式の売買についても書かれているが、何よりもバフェットのプライベートが書かれていること、奥さんの人柄が書かれていることが面白い。結婚や父の死など普通の人と同じ経験をしていることに、超人と思われる人も、ほかの人と同じなんだと意識を新たにした。
以下ライブ感想文
第8章 買った時の株価ばかりに拘泥してはいけない。よく考えないであわてて小さな利益を得ようとしてはいけない。他人のお金をつかって投資をしてはいけない(間違いを犯した時、他人を怒らせることになる。だから、ぜったいに成功するという確信がないかぎり他人にお金の責任を負おうとしてはいけない)
第9章 取引の詳細は事前に決めておけ。
・アメリカならではなのだろうか。子供のころから政治の話題に付き合わされている描写にショックを受けた。また10代で働いていることも気にかかった。中学生で新聞配達。日本(私の常識)ではないなぁと思った。
第10・11・12章
・学生時代のバフェツトはおもしろいアイデアマンだったな。幼い頃よりDカネギーの人を動かすを読んでいたことにおどろいた。また実践した結果を数字に表す点も注意をひいた。数に強かったんだなと。
第14章 バフェツトは記憶力がずば抜けていたんだと感嘆する。捨てられた馬券を拾って2着などの払い戻しをする記述に、そこまでして、お金がほしかったのか?とあきれた。
第15章 大学卒業後の選択が書いてあった。書面だけで大学の面接に受かるのはすごいなと思う。
第17章 グレアムの講義がおもしろい。以下引用237一級の真実=まったき真実、2級の真実=かくしんにもとづく真実。ある会社の株価がXであると十分な数の人間が思った時、そうではないと考える人間が十分な数現れるまでは、その下部は価値Xになる。それは株の内在的価値ーすなわち一級の真実を動かしはしない。このように、グレアムの投資手法、単純に割安株をかうというものではなかった。心理学の完璧な理解が根底にある手法はおしなべてそうだが、グレアムのこの教えに方よって、生徒たちは意思決定が感情に左右されるのを抑えることができた。引用終わり。
第18章 女性関係について書かれていた。よくここまで細かいことを書いているなぁと感嘆。この本を書くために取材したと思うのだが、相当の時間がかかったと思う。よくそんな時間を割いたなとも。
第26章 ジョン・F・ケネディが暗殺された時の市場の動向について。ニューヨーク証券取引所の立会会場はマヒ状態になっていた。株が売られ下落する中で、大恐慌以来はじめて立会時間の最中に取引が緊急停止になった。FRBは各国の中央銀行が協調してドル売りを食い止めるという声明を発表した。バフェットはアメリカン・エキスプレスの株が下落していく中で、同株の調査を行い、動揺が小都市の中産階級にまで影響していないこと、ブランド利用に影響しないことをつきとめた。父の死に対してのバフェットの悲しみ方に痛ましさを感じた。悲しみ方は人それぞれだが、もうすこしどうにかできなかったか。父の死後もいつものように株の売買を繰り返す彼に対して批判の声も出たと思う。しかし彼も同じ人間なんだ。そう感じる最後の言葉に沈痛した。
投稿元:
レビューを見る
ウォーレン・バフェット氏の激動の人生が語られております。
投資の天才だという紛れもない事実であり、才能という言葉で片づけるにはあまりにも陳腐で、努力と行動、常人離れした発想に裏付けられている一冊であります。
株式投資とはいつもギャンブルだと捉えられ、時に人をどん底に落としいれるマネーゲームだと揶揄されますが、情報を正しく集めその中で失敗と成功を繰り返す事で間違いなく投資で資産を増やす事が出来ると確信しております。
バフェット氏は何度も記述があるが【複利】という考え方は何ものに変えられないほど大切なものであると、尚且つこの考え方は早ければ早いほど効果を発揮し、若いうちに投資に触れるという事は他の人生のカテゴリーにも多大な影響を与えるものになる。
また、人物としてビルゲイツの名前が何度となく出てきており、尊敬の念を抱いているのが分かる。
以下、感銘を受けた文言
・〝褒めるときは名指しし、 批判するときは分野の不特定多数を批判する〟
・ひとつ、買ったときの株価ばかりに拘泥してはいけない。 ふたつ、 よく考えない で あわてて小さな 利益を得ようとしてはいけない。 もっと 辛抱していれば四九二ドル儲けられたことをくよくよ考えるうちに、このふたつの教訓が身にしみた。六歳のときから五年間せっせと働き、やっと 一二〇ドル貯めて、株を買うことができたのだ。ゴルフボールを売り、スタジアム でポップコーンやピーナッツの売り子として働いて稼ぐだけでは、〝 儲け損ね た〟 金額を取り戻すのに何年もかかる。 この失敗は、 ぜったいに忘れることができなかった。 三つめの教訓は、 他人のお金を使って投資してはいけないということだった。 間違いを犯したとき、 他人を怒らせることになる。 だから、 ぜったいに成功するという確信がないかぎり、他人のお金に責任を負おうとしてはいけない。
・ルール1、一レースだけで帰るものはいない。ルール2損するレースに賭けなかうていい
・ぼくにとって一番大事な顧客は誰だろう。そしてそれは自分自身だと確信した。そこで、毎日一時間、自分の為に働くことにした。早朝にそのための時間を設け、建設や不動産開発の仕事をした。だれしもこれを見習い、まず自分自身が顧客になり、つぎに他人の為に働くべきだ。一日一時間を自分に充てるべきだ。
・取扱説明書を五度読む 。ずっとガレ ージに入れておく 。しまっておけばへこみも擦り傷もできない 。錆びたら困るから 、そういうのはすぐに直す 。一生ずっと乗るわけだから 、とても大切にする 。頭脳と肉体に関して 、みんなはそれとおなじ状態にあるんだ 。頭脳も肉体もひとつしかない 。それを一生使わなければならない 。ただ長いあいだ乗りまわすだけなら楽なものだ 。しかし 、頭脳も体も大切にしないと 、四〇年後に自動車とおなじようにぼろぼろになる 。それがいまから 、きょうから 、やらなければならないことだ 。一〇年 、二〇年 、三〇年後の頭脳と肉体の働きぐあいが 、それで決まるんだよ。
・「株式は長く持っているものだ 。生産性が上がれば 、それにつれて株価も上昇��る 。間違いが起きる場合はいくつかある 。売買のタイミングがよくないのが 、そのひとつだ 。高い手数料を払うのも損のもとになる 。そのふたつを避けるには 、低コストのインデックス ・ファンドを時間をかけて買うのがいい 。他人が怖がっているときには貪欲に 、他人が貪欲なときにはおそるおそる 。ただし 、市場を出し抜けるとは思わないこと 。アメリカの代表的な産業が好調をつづけそうなときに 、優れた銘柄を選んで買えば市場平均より値上がりが期待できると 、なぜ思う ?アクティブ投資家で成功するのは 、ほんのひと握りだよ 」ウォ ーレン ・バフェットの人生になにか教訓があるとしたら 、この言葉に含まれた真実こそ学ぶべきだろう 。
・「ちょうどいい具合の雪があれば 、雪の玉はかならず大きくなる 。私の場合がそうだった 。お金を複利で増やすことだけをいってるのではないよ 。この世のことを理解し 、どういう友人たちを増やすかという面でもそうだった 。時間をかけて選ばなければならないし 、雪がよくくっついてくれるには 、それなりの人間にならなければならない 。自分が湿った雪そのものになる必要がある 。雪の玉は山を登ってひきかえすことはできないから 、転がりながら雪をくっつけていったほうがいい 。人生とはそういうものだ 」
投稿元:
レビューを見る
世界一の投資家ウォーレンバフェットの自伝(アリスシュローダーによる著書)
章ごとに時代が変わっており、アメリカの時代背景の説明もあり勉強になる。
登場人物が多いので、続けて読んだほうがいいかもしれない。途中でバフェットの家族以外の人物がよく分からなくなったので、何度か読み返した。
ためになるフレーズが多かった。
・合理性と正直が美徳、興奮や自己欺瞞は過ちの元p54
・二番手になって真似をするという人生を送るのは簡単だが、一番手が間違った音を吹いたらそれは台無しになる。p113
・お金がほしかった。p124
・他人が貪欲になっているときはおそるおそる、まわりが怖がっているときは貪欲にp440
投稿元:
レビューを見る
バフェットの自伝を、アリス・シュローダーがまとめたものである。
上では、小さいころの話からバークシャーの株を買い集めるところまで。
子供のころから一貫してお金儲けを考え、行動していたことがよくわかる。
投稿元:
レビューを見る
ウォーレンバフェットの幼い時の自伝でとても面白い。質素な暮らしをしているが投資には大胆であり、一定の考え方に基付いている。パークシャーハザウェイ、マンガー、グレアム、D.カーネギー、トムソーヤ方式、信用を大事にする、自分から始めない限り成功は無い、裁定取引、複利運用、アメリカンエキスプレス株、投資に参考になる考えは沢山ある。
投稿元:
レビューを見る
◯人がどうふるまうかを大きく左右するのは、内なるスコアカードがあるか、それとも外のスコアカードがあるかということなんだ。(70p)
★突き抜ける人は一点集中だ。幼い頃から暗記、収集、数字の操作、金儲けに異常な執着を示す。
★成功者はよく本を読む。それも暗記するほど繰り返し読む。『1000ドル儲ける1000の方法』『人を動かす』『賢明なる投資家』重要な本との出会いがあった。
★母親リーラとの関係は良いものではなかったが、妻スージーには甘えられた。
投稿元:
レビューを見る
雪だるま☃️は、一日してならず。
数字にここまで興味、関心、執着のある方だとは知りませんでした。さまざまな企業の数字を記憶、分析されているんですね。
また、ベンジャミン・グレアムの本を熟読、本人よりも明確に覚えているとは、もはや神がかっているようにさえ感じます。p243
そんな彼でも、若い時には失敗もあり、その度に自分にルールを作っているところは、大変参考になりました。p128.p310など
あさーい知識と社風や雰囲気だけで企業を判断し、投資していた自分を恥じたいです。
まずは、決算書から読めるやうになろうと意気込んでいる次第です。
中、下巻を読み自分の頭で考えながら、保有株の売却時期を判断する指標にしたいと思います。
投稿元:
レビューを見る
投資の神様と謳われる人物の伝記。読んでいくにつれて、徐々にバフェットの投資の真髄を感じられる、そんな本だと思います。あと中と下の続編が残ってますが、早く続きを読みたいです。
投稿元:
レビューを見る
ウォーレン・バフェットさんの幼少期からの伝記で育った家庭環境や小さい頃から触れたビジネス思想や金融リテラシー。数字にはめっぽう強く、もともとが天才なんだと思いました。本を読んでる最中から節約倹約をかなり意識してめすが、ウォーレンさんほど徹底的に節約するにはかなり訓練が必要ですね。
ウォーレンさんの考え方で、リスクがあまりにも大きい場合には、いつでも儲けるチャンスを見送るつもりで、資本を維持することが使命というのも意外な感じもしました。
とても面白く勉強になりました。
投稿元:
レビューを見る
ウォーレン・バフェットの自伝とも言える内容。投資のノウハウを学べるというわけではないが、彼の生い立ちや、幼少期と青年期を通して培った投資の考え方のベースが垣間見れた。
投資は慈善活動ではなく、あくまでも自分の利益の為に行動している。会社にとっては時には有益であるが有害ともなる。生活は倹約し、その分の資金を投資へと回し複利で稼ぐ。投資の厳しさと、その現実も肌で感じられる。幼少期から好きで経験を積んできた数字の強さと、集中力の高さからくる暗記力、商売をしコツコツと賃金を蓄えてきた資金力と、多大稀なる経験を積んできた結果の今である。億り人の背景も知らず、投資を安直に捉えていた事が恥ずかしい。
バフェットが持つ一つの仕事の事務をさせるためにスカウトした元銀行の信託部門のハーディングが語る。「自分で投資を学びたいと考えるたびに、バフェットの手腕を見てその気を失くした」
複利の強みがある投資を諦めるのではなく、その厳しさを認識した内容であった。
青年期までのバフェット人生編。