ヘルプサイトの作り方

（概要）
単機能なプロダクトではヘルプサイトは必要ないかもしれませんが、機能が増えると、チュートリアルやヘルプなどによるフォローなしにはユーザーがプロダクトを使いこなすことが難しくなっていきます。また、ユーザーに長くプロダクトを利用してもらうためには、機能追加などに伴いヘルプサイトを継続的に改善していくことが必要です。
本書では、ユーザーが知りたい情報を得ることができ、ストレスを感じずに参照できるヘルプサイトの作成方法を解説します。サイト全体の設計から、具体的な記述方法、検索で見つけやすくする方法、ユーザーのフィードバックを受けての改善方法まで、ドキュメント作成の専門チームに所属しているエンジニアがそのノウハウを解説します。

（こんな方におすすめ）
・ヘルプサイトをよりユーザーにとって使いやすいものにしたいと考えている作成者
・自分の開発したプロダクトの魅力を伝えられるヘルプサイトを作りたいと考えているエンジニア

（目次）

第1章：ヘルプの基本

ヘルプ制作に必要なスキル

ヘルプの役割

良いヘルプの要素

ヘルプを制作する流れ

第2章：誰に何を伝えるかを整理する

プロダクトの利用ユーザーを理解する

プロダクトの仕様に関する情報を収集する

第3章：ユーザーの使い方を意識して構成を設計する

ユーザーの情報の探し方を理解する

ユーザー像を意識してヘルプの構成を設計する――サイトマップの作成

第4章：ユーザーの動線からナビゲーションを設計する

ナビゲーションの種類と役割

トップページからのナビゲーション

モバイルのナビゲーション

プロダクトからのナビゲーション

第5章：スタイルガイドや用語集を準備する

スタイルガイドで表現を統一する

用語集で用語を統一する

第6章：記事を作る――文章と図解のテクニック

アウトラインを決める

わかりやすい文章のテクニック

誤解を防ぐ文章のテクニック

わかりやすい機能説明のテクニック

わかりやすい操作手順のテクニック

わかりやすいトラブルシューティングのテクニック

図解で視覚的に伝えるテクニック

第7章：記事を検索最適化する

第8章：データからヘルプを改善する

第9章：ユーザーテストでヘルプを改善する

第10章：アジャイル開発に対応するヘルプ管理システム