ぱんだたさんのレビュー一覧
投稿者:ぱんだた
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紙の本信長公記 現代語訳
2014/10/23 15:03
悪くはないけど面白くはない本。
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
歴史好きで書名だけは良く知っていたので、本屋で見かけて即買いしてしまいました。
内容は記録の羅列みたいなもので、読んで面白いものではありませんでした。
ただ読みやすいように工夫してありましたので、信長公記を手軽に読みたいならこの本が手頃かと思います。
2015/01/15 19:14
電子書籍版は画像が粗く今一つ。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
電子書籍の期間限定お試し版を閲覧。
残念ながら、画像が粗いため、小さいコマだとわざわざ拡大しないと表情が良く掴めないこともあるほど。
画像拡大すれば表情を掴むことはできたものの、2015/01現在のビューアーの拡大機能はいまいち使い辛い上に、拡大すると画像の粗さが目立つ欠点もあるので解決策とはならない。
デジタルデータを出力したもの、というよりも、書籍を精度の悪いスキャナで取り込みしたものであるように見受けられた。
肝心の内容は楽しめる出来だったので、本屋で見かけたら買うこともあるかも知れない。
紙の本魔境の女王陛下
2015/03/23 23:00
まさかの最低点…
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
この作者さん、高校の頃までは一番好きな作家でした。
新書版が出ていたことに数年も気付かず、買いそびれていたこともあって、文庫が近日出ると知り飛びついたのですが…
結果は非常に残念なものでした。
まず、本編。
こんなものだっけ、と思うほど、お涼さんや泉田さん、その他登場人物のお歴々に魅力、精彩がありません。
表面的には、従来と同じような行動をしてはいるのですが、爽快感とはほど遠いのです。
それでありながら、持ち味、というか作者の反骨精神から来る言動はそのままなので、なんというか、平坦な道に愚痴がまぶしてあるような気にすらなってしまいます。
主張そのものは無条件賛同はできないにせよ、同感であるものも少なくないのですけどね。
でも、ここまでなら、ファン補正もあるので、三点あたりとしておいたでしょう。
最悪なのは、巻末の解説です。
これがどこぞの宗教団体の狂信者の筆ではないかと疑えてさえしまうほど酷い。
作者を神扱いして、おべんちゃらの嵐。
語彙が豊富であるのは太鼓持ちとしては名人クラスなのかも知れませんが、まさか、田中さんの作品で、これほど見ていて辛く悲しい思いを味わう羽目になるとは夢にも思っていませんでした。
以前のシリーズ作品で、警察官僚が猿山の猿よろしく、階級順に同心円状に輪になって着座していて、登場人物が失笑している、といようなシーンがありましたが、それと精神的には同類以下に成り下がってしまったとしか思えませんでした。
少なくとも、客観視を少しでもできる人ならば、自身が批判をしているその本で、批判されている側と似たような行動をすることはしないでしょう。
作者のあずかり知らぬ所で、勝手に出版社が解説を付けてしまった…、というような可能性も皆無ではないかも知れませんが、このシリーズはあちこちの出版社で出ているものですし、作者と出版社の力関係を想像すれば難しい気がします。
なんにせよ、この作者さんは、もうs、夏の魔術シリーズのような心に語りかけてくるような傑作を書けるだけの心のありようを失っているのかと思うと、とても悲しい気持ちになりました。
ファンの方なら、本書を読む場合には巻末の解説だけは絶対に読まないことを強くお勧めします。
これまでの実績がありますから、名前買いはまだ一回はすると思いますが、次の作品を読むには多少の勇気が要ることになりそうです。
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