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四片さんのレビュー一覧

投稿者:四片

6 件中 1 件~ 6 件を表示

狂気の居場所

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大学の図書館で見つけた本であった。『さまよえる狂気』というタイトルに惹き付けられて手に取り、読み始めると止まらなくなった。どうしても手元に置いておきたくなり、ジュンク堂で取り寄せ購入した。
「狂気はどこから来たのか 狂気は何者か 狂気はどこへ行くのか」
精神科医・臨床心理士である著者が、最後に出した答が私にはとても美しく感じられたのである。

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紙の本北原白秋詩集 改版

2016/11/19 09:50

言葉の魔術師

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官能的で抒情性に富んだ美しい現象のような詩集です。一つ一つの言葉がきらめきを放ち、読み進めていくうちに麗采な夢へと誘われる心地がしました。特に『思い出』の中の「夜」という一篇の詩がとても好きです。

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紙の本吉田知子選集 1 脳天壊了

2016/10/24 17:48

どこまでが現実か

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悪夢の中をさ迷い歩くような短編集。現実が緩やかに歪曲し、いつのまにか狂気と幻想と不条理の世界に引きずり込まれてしまいます。特に『ニュージーランド』と『お供え』は是非一度読んで頂きたいです。

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紙の本ラピスラズリ

2016/10/24 17:44

美しい装丁

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読後もずっと所有していたいと思わせる、宝物のような本です。
内容はもちろん、装丁が本当に美しい。磁色の函の中にパラフィン紙に包まれた青い本が納まっています。本を包む半透明の紙からうっすらと金箔押しのタイトルが透けて見えるのです。
是非、紙の本で読んでいただきたい一冊です。

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紙の本あやしうらめしあなかなし

2017/03/16 22:46

骨というもの

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この本を購入したのは『骨の来歴』という短編が収録されていたためです。

「骨というのはふしぎなものさ。人間の形骸にはちがいないが、実体なんだ。」

この言葉が琴線に触れるならば、この短編を一読してほしい思います。
恐ろしくも美しい、ひとつの愛のかたちに出逢えることでしょう。

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紙の本日本の文様

2017/03/16 23:11

入門書としてはとても良い一冊

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日本の文様について、その意味や成り立ちを簡単に纏めた本です。専門性には欠きますが、ざっくりと日本の文様について知るには良い本でした。
文様によっては図版が一つしかなく、文様の変化の多様さ(同じ文様でも公家趣味か武家趣味かによる違いなど)には乏しいですが、値段を考えるとむしろ安いくらいの内容です。

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