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廣田道さんのレビュー一覧

投稿者:廣田道

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紙の本天国までの百マイル

2001/03/04 21:48

一気に読ませる筆力は見事

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 うまい。とにかく、この人の筋立てと読み手をうならせる勘所を捉えた表現は見事としか言いようがない。何気なく手にした本だが、読み始めると途中で止められない。
 小説を読む時、多くの読者は登場人物の中に自らの境涯をなぞらえながらページを繰る。昨今の不安定なサラリーマン生活では内外ともに悩みは尽きない。読み進むほどにふと、考えさせられ、時に得心する。
 著者が小説の中で読者を「はっ」とさせるような至言をさりげなく語るのはよく知られている。懸命に母を救おうとする主人公は、ある時、「忙しいふりをして、(おふくろのことが)面倒だった。」と、早死にしたまぼろしの父に語る。父は、「それでいい。親を面倒だと思うくらい自立していたんだ。おかあさんはよくわかってたはずだよ。」と応える。これ以下の2人のやり取りは、切なく、そして熱い。
 中高年層の、とりわけビジネスマン諸氏には30年ほど前のPPM(ピーター、ポール、マーリー)の歌を思い返しながら、ひょっとしたら、「失われているかもしれない」この10数年間のそれぞれの「家族」に思いをはせるのではないだろうか。

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