CROWLEYさんのレビュー一覧
投稿者:CROWLEY
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紙の本幻想建築術
2002/09/13 21:18
終わり良ければ…
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兎にも角にも、起承転結の「承転」部分で読ませる小説です。
起に関して言えば、良くあるパターンであり、結は「これだけはヤメてくれー」という
パターンであり …。物足りないし、勿体無い小説と言えるでしょう。
ただ、承転部分はすばらしく(どうも連載していたようですが)、次へ次へと
読ませる文章や構成には「スバラシイ」の一言です。
著者の作品を読むのは初めてですが、あと2、3作は読んでみたくなります。
ただ書題と異なり、建築に関しては言及は浅く、ダンセイニ、ラヴクラフト、ボルヘス
と言った、帯にひかれて買った方は、かなり失望するのではないでしょうか?
個人的に主題として捕らえた、人間の作る社会(街)の儚さや「絶対」という
もの(言葉)の儚さめいたものは読み取れましたが、それも先達の方々を
超えると言うほどのものでありませんでした。
次作以降へ期待は大きいですが、本作品への評価は、ちょっと厳しく星3つに
留めました。
紙の本奇術探偵曾我佳城全集
2001/01/18 01:29
謎解きを期待してはいけません
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謎解きを期待するのは野暮ってもんです。この本は、曾我佳城先生の伝記です。その人生の中でたまたま遭遇した(してしまったのか?)事件が殺人事件だったというだけの話。佳城先生の魅力を堪能するのに、十分な一冊でしょう。
ラストは個人的にはあまり頂けないですが、女性ってあんなもんでしょうかね(^^)
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