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ももんがさんのレビュー一覧

投稿者:ももんが

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紙の本幕末・明治豆本集成

2004/03/06 00:12

幕末・明治豆本集成の紹介

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 小さな本「豆本」は、時代や国を越えて多くの人々に関心を持たれ、趣向を凝らした創作豆本の愛好家は今日も少なくありません。日本では、江戸時代から袖珍本という携帯可能の小型本が出版され、様々な分野で案内書などとして親しまれていました。
 また、それとは別に、「かちかち山」や「舌切り雀」といった、子どもを対象にした絵本としても、多くの豆本が幕末・明治期に出版されました。けれども、こうした子ども向けの豆本については、その存在が知られていたにも関わらず、これまでその内容を紹介する書籍はあまりありませんでした。
 本書では、約350点の豆本を調査・分類し、多種多様な豆本の中からできるだけいろいろな種類のものを紹介できるよう50点を選び、その全丁を掲載しました。文字部分には読みやすさを考慮した上で翻刻を付し、作品内容や関連事項についても詳しい解説を試みました。また巻末には、所在が確認されている約400点の豆本目録を掲載しました。
 近年、日本の子ども読み物の歴史について関心が高まりつつあるようですが、本書で取り上げたような豆本は、子ども読み物を江戸期から明治期へと橋渡しをしたものではないかと考えられます。その内容は非常に多彩で、明治維新をはさんだ激動期の中で生まれた、もっとも庶民的な出版物として興味のつきないものです。幕末・明治期に子どもたちに愛された豆本の世界を、本書でどうぞご堪能ください。 (文責 編著者・加藤康子)

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紙の本幕末・明治の絵双六

2002/03/26 23:18

絵双六の世界へようこそ

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 本書では、絵双六(えすごろく)の黄金期ともいえる時代の作品121点を、大判・オールカラーで紹介しています。絵双六はありとあらゆるものをテーマとしています。気を引かれるものを挙げてみれば、例えば、妖怪、歌舞伎、鉄道、芸妓、戦争、世界一周、忠臣蔵、角力……など。その一枚一枚が、独特の世界を繰り広げていて、眺めているだけでも興味はつきません。本書ではそれらの絵双六一点一点に、今までにはない詳しい解説をつけ、そこに描かれた多様な世界を読み解くことも試みています。
 幕末・明治期の絵双六は、木版多色摺りのものが多く、さまざまな庶民文化の情報が盛り込まれていました。絵双六は、当時の庶民にとっては今日のビジュアル情報のような役割を果たしていたと思われます。大人と子どもが一緒になって、遊びながら知識を増やしていったことが想像されます。絵双六は、家庭におけるいわば「ビジュアル版百科事典」であったと言えるかもしれません。「すごろくは単なる子どものあそび」という先入観を見事に覆してくれる広さと奥行きが、絵双六にはあります。しかも、そこには遊び心もふんだんにちりばめられています。
 また、巻末にはそれらの中から公の図書館などが所蔵している絵双六、約1200点のリストを掲げています。これは今まで紹介されていなかったリストであり、研究資料としても貴重なものです。
 どうぞ、幕末・明治期の絵双六の世界を堪能してみて下さい。 編著者(文責・加藤康子)

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