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浦部 仁志さんのレビュー一覧

投稿者:浦部 仁志

7 件中 1 件~ 7 件を表示

使い易く強力なアプリケーション作成ツールVisualBasicを学ぶための入門第一歩としての良書

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 Visual Basicはパソコンの黎明期に大きな役割を果たしたBASICから大きな進化を経て,Windows環境に特化した強力な開発言語である。
 本書は,初心者からオブジェクト指向プログラミングに触れるレベルまで読者を一気に運んでしまおうという意欲的な試みである。そしてそれは丁寧かつ分かり易い記述によって,かなり成功している。
 特に後半で,エクセルやアクセスという,業務ソフト自身がもつ機能をVisual Basicから利用する例など,この言語が持つ真のパワーがうかがえるあたりは,読者に更なる勉強の意欲を与えるであろう。
 複雑なアプリケーションを開発する力を有する言語である以上,「入門書」とは言えそれなりの努力は覚悟する必要があるが,日常的にエクセル等の業務ソフトを利用している人にとっては,その一歩先のプログラミングの世界を覗かせてくれ,プログラミングに挑戦しようという人には,良い導入書となるであろう。
(C) ブッククレビュー社 2000

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見栄えの良いビジネス書類作成のための強力なツールであるVisioの最初をていねいに導いてくれる指導書

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 Visioは,2000年にその名もVisio社からマイクロソフトに買収された,高い機能を秘めた図表作成ツールである。本書では,他のソフトは使ったことがあるがVisioは初めて,というレベルの使用者を想定し,ていねいに読者を誘導して行く。
 はじめに基本的な操作を説明し,その後,図形作成練習としてのオフィスレイアウト,図形間の接続を学ぶネットワーク図,見栄えの良いグラフ,画像を利用した企画資料,そしてインテリジェントな組織図の作成を通じ,操作に慣れて行くよう工夫されている。また,各段階でVisioの大きな特徴であるマイクロソフトの他のオフィスソフトとの連携が解説してあり,例えばエクセルとのデータのやりとりが例示される。
 まさに「超入門」と銘打ってある通り,本書は初心者が一度は通過するレベルのための指導書である。従って,例えば既にVisioを導入している職場などで常備しておけば、有用な入門書となるであろう。
(C) ブッククレビュー社 2000

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良い教科書であるのみならず現実の世界を視野に据えた社会人の教養を深めるためにも有用な好書

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 原書は初版に続き「サムエルソンの『経済学』以来の教科書決定版」との評価を得ているが,本書は,それに著者と訳者がさらに手を加え,日本語版3部作として出版しつつあるうちの第2部にあたり,書名が示すとおり「ミクロ経済学」を扱っている。
 ミクロ経済学というのは,社会科学の中では最も精密化された分野と言われており,その分,学究の最先端ではかなり高度な議論が行われていることも事実である。しかしながら,このことは即ち,ミクロ経済学の基礎は既に一般に確立しているということであり,したがって,その基本的理解は現代の資本主義・民主主義の社会で生きる人々にとってはもはや欠くことができない素養となっている。
 本書は,序章に続き,「完全市場」「不完全市場」「公共政策」という3部からなっているが,これは非常にオーソドックスな構成である。「完全市場」というのは,ミクロ経済学の基本的な考え方を把握するために必須の概念規定であるにもかかわらず,その仮定の厳しさに拠る現実とのかい離が際立ってしまうせいか,往々にして軽視されることがあるが,本書ではていねいに説明されている。そして,現実の世界を理解し応用していくプロセスとしての「不完全市場」へ展開され,さらに現代の経済社会で大きな存在となった政府の役割について「公共政策」として述べるという,ミクロ経済学の王道と言えるアプローチを採っている。
 著者は米スタンフォード大教授だが,クリントン政権発足と同時に大統領経済諮問委員会(CEA)委員となり,同委員長を経てさらに世銀の上級副総裁兼チーフエコノミストも務めた。本書は理論と実践の両面から経済学を駆使してきた著者が,あらためて経済の基本を人々に理解して欲しい,という情熱をもって著したものであり,その姿勢が文章に活力を与えている。
 また,随所にちりばめられた各種のコラムが本書に深みを与えている。各コラムは,本論を探求していく過程での一服という趣をもちながら,読者になじみのある現実の世界を経済の言葉で語るという手法を通じて,本論の理解を深める効果を生むとともに,経済学は現実と遊離した学問ではない,という著者の信条を彷彿とさせる。
 いま一つ特筆すべきは,単なる翻訳にとどまらない日本語版としての充実度である。読者に理解して欲しい,という原書の意思を良く汲み取り,読みやすい文章で書かれている上に,日本語版独自の補論や日本の出来事を題材にしたコラムが追加してあるなど,関係者の努力が実を結んでいる。
 決して平易な本ではない。しかしながら経済学的考え方の基本は何か,それで何ができるのか(つまり何はできないのか)の限界をきちんと踏まえて書かれており,現代人の常識をしっかりと養ってくれる。
 これを学生に独占させて置くのはもったいない。たとえば週末を何回か,しかもとても有効に使いたいと思う社会人にとって,知力への投資としてこれほど有意義な本は少ない。
(C) ブッククレビュー社 2000

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わかりやすい業務を対象に,アプリケーションの作成を通じ,Accessの核心を理解しよう

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 実際にありそうな業務を対象としたアプリケーションの作成を通じて,Microsoft Accessを学んでみよう,という企画である。
 対象となる実務は,どのような会社でも日常的に行われている,見積もり・発注・納品・請求・入金,という事務フローに合わせており,ある程度企業で仕事をした経験がある人であれば,特に該当分野の業務経験はなくても,理解に支障はない。
 本書の想定された利用法は,パソコンを前にしてページをめくりながら,見本の通りに打ち込みつつ一歩ずつ理解に努める,というものであろう。しかし他方,ワープロ,表計算などですでにある程度パソコンを使った経験があれば,いきなり添付されたファイルをインストールし,インプットをしたり,処理を一寸変更してみる,とかすると,業務アプリケーション本体にとどまらず,Accessというソフトのダイナミズムまで理解が急速に深まることが期待できる。
 Accessのエッセンスを理解するための入門書として十分お薦めに値する。
(C) ブックレビュー社 2000

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実際的な業務処理アプリの提案。カスタマイズして実用化するもよし,Access理解のためにも利用できる

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 しばらく前までは,大企業でしか開発を負担してその利用の見返りを享受しえなかった「販売管理」というサポート業務のシステム化について,急速なデータ処理コストの低下(と人件費の増大)により,中小規模の事業所でも,オフコンやパソコンを利用して導入が進んでいる。
 そして時代は,「管理」を単なるコスト要因として,その効率化を求めるのみならず,処理の過程で集積された情報を上手に利用することにより,次の新たな発展につなげていくための基盤として機能することを求めている。
 今日,パソコンは中小規模の事業会社の販売を管理するには十分な能力を有している。しかし,上述のような戦略的な「管理」の応用に際しては,単なる処理能力にとどまらず,さらにきめの細かいかつ小回りの効く方法が求められており,ここへきて,強力でかつ融通が利く新たなアプリケーションの提案がなされている。
 本書も,このような趣旨に沿い,Accessという豊かな汎用性と柔軟性を有するソフトを骨格に用い,アプリケーションを作成していく過程を解説したものである。また,同時に,Accessに対する理解も深められるように意図されている。
 対象となる実務は,業種を問わず,一般の事業会社で日常的に行なわれている,見積もり・発注・納品・請求・入金,という事務フローに合わせており,ある程度企業で働いた経験があれば,特に該当分野の業務経験はなくても,理解に支障はないはずである。
 本文は3部構成となっているが,第一部は事前確認事項,第二部は添付ファイルの簡易マニュアル,と,ここまで合わせても50ページ程度であり,主題は第三部の,実際にアプリケーションを組み上げていく過程である。
本書は,初心者向きではない。パソコンを使ってワープロ・表計算などのソフトは日常かなり使いこなしており,かつ,データベースとかプロシジャーという用語に関してある程度はイメージを持っているレベルでないと,歯ごたえがありすぎるであろう。
 本書の使い方としては二様考えられる。
 まずは,Accessをすでにある程度使いこなせる人が,添付されたファイルを元に,自らの業務に適した形にカスタマイズしていくための基礎として利用できよう。そして,もう一つは,Accessの知識を(さらに)身に付けたい,という人の勉強のためである。
 ただし,留意すべきことは,添付されたアプリケーション(あるいはそれをカスタマイズしたもの)を,実際の業務に利用するのであれば,業務フローの詳細検討もさることながら,ハード面・ソフト面,そして物的・人的なセキュリティー(安全性)に対する配慮を十分に行なう必要があることである。一方,勉強のために,ということであれば,たとえば本文中のプロシジャーの内容は最初は読み飛ばして,添付サンプルを色々と好きなように動かし回して見ることをお勧めする。サンプルとして付けられたファイルは非常によくできており,その作用を解明していくことで,理解が深まるからである。
 以上,目的を見定めて,少しの時間と根気を注入する覚悟があれば,非常に有用な書籍である。
(C) ブックレビュー社 2000

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紙の本これが「IT革命」だ!

2000/10/06 15:21

竹内宏氏率いる気鋭のメンバーがそれぞれの感性を生かして書きつづった理解しやすいIT論文集

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 エコノミストとしてエスタブリッシュされた立場であるにもかかわらず,急展開中のIT分野にも造詣が深い存在として,最近とみに活躍が目覚しい竹内宏氏の,これは各氏の経歴から察するに彼の弟子達とでも言うべきグループの気鋭5人が分担執筆した本である。
 全体の構成は緩やかであり,基本的には同じテーマを5人の執筆者が語る論文集といった趣きであるが,さすが「竹内組」の気鋭というべきか,執筆者それぞれの鋭い感性をベースとして新鮮な切り口によるテーマの把握と論旨の展開が行われており,具体的な例も多く挙げられ,非常に読みやすい。
 本書は,教科書というよりは,たとえば,すでに携帯電話を縦横に使いこなしていながら,ITという空間についてはあまり意識をしていなかったような読者が,執筆者の感性と共鳴することで,理解が一気に深まる,というタイプの本である。
 せっかくの感性豊かな本に無骨なタイトルをつけたという感があるが,柔らかに読むことができれば示唆に富んだ良書である。
(C) ブックレビュー社 2000

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経営分析の考え方と手法をオーソドックスに解説しつつ,「病医院の経営分析」が付加されている

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 本書は,一般的な経営分析の概論を中心として,大きく4部からなっている。
 このうち,第二部では,会計情報の重要性と経営分析の基本的な考え方について,第三部では,経営分析の基本的な定義式を列挙,そして第四部では連結企業分析に触れる。
 ただし,第一部「コンピュータ会計概論」はやや期待外れである。コンピューターの認識については,10年余り前のパソコン入門書の域を出ておらず,「会計」との関係については,事務処理の迅速化という指摘以外,ほとんど触れられていない。そして,この第一部が成立しないということは,そもそも書名と中身が一致していない,というかなり大きな問題点である。
 しかしながら,第二部から第四部までは,おおむねオーソドックスな経営分析の教科書の体裁となっており,経営学の入門書ないしはサブテキストとしては有用であろう。さらに,第四部の最後に付け加えられた「病医院の経営分析」は類書にない特徴であり,関係者には参考になるかも知れない。
(C) ブックレビュー社 2000

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