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岸 康彦さんのレビュー一覧

投稿者:岸 康彦

1 件中 1 件~ 1 件を表示

日米企業の実態調査・分析を基に,ダイナミックに動くフードシステムを多面的・学際的に分析

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 フードシステム学は農産物・食品の生産から消費までの全過程を研究対象とする。さらに近年は食品のロスや廃棄,リサイクルなどの新しい問題まで含めて考えられるようになった。必然的にフードシステム研究は学際的にならざるを得ない。なかでも著者は早くから意欲的に学際的研究に取り組んできたことで知られる。本書は著者が1987年からこれまでに書いてきた諸論文に加筆修正して1冊にまとめたものである。
 一読してまず驚かされるのは研究対象の幅広さである。第I部では米国におけるフードシステム研究の成果を検証した後,豚肉,ブロイラー,鶏卵を具体例として,畜産業の構造変化の諸相を分析している。第II部からは国内に目を移し,コメ加工業(清酒,米菓,加工米飯),農業協同組合を含む青果物流通・加工業,飼料産業の産業特性と市場構造,企業行動などを,実態調査の結果を踏まえて考察する。
 最後の第V部ではさらに視点を変え,地域の農産物を生かして付加価値を高め,地域に雇用の場と所得をもたらすアグリビジネス(著者はそれを「地域内発型アグリビジネス」と呼ぶ)をとりあげた。各地での綿密な実態調査を基に,それらが地域活性化のけん引車的役割を果たすための条件と経営戦略を追求している。
 多様な内容を持つ各論文はそれぞれに刺激的だが,著者はそれらを1冊にまとめることで「フードシステム学の体系化」という課題に挑戦したと受け止めることもできよう。フードシステム研究は歴史が浅いだけに,学問としての体系化は遅れている。本書はその面における著者の到達点を示すものだが,結果的には十分に成功したとは言いがたい。比喩的に言えば,横糸を成す各論は盛りだくさんに用意されているが,それを貫く縦糸の理論がまだ完成していないのである。
 専門家のための論文集ではあるが,それにしても難解であり,読みやすい本ではない。読者の手引きとして書き下ろされた序章に誤字,脱字が目立つのも残念である。
(C) ブックレビュー社 2000

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