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先月(2017年8月)

『経済セミナー』さんのレビュー一覧

投稿者:『経済セミナー』

3 件中 1 件~ 3 件を表示

地域紛争から世界をみる

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 幾多の努力にもかかわらず、私たちは「地域紛争」という問題の解決を21世紀に持ち越すこととなった。冷戦が終わっても、国と国、民族と民族との対立は消えることなく続いている。イデオロギーの対立という単純な図式では解けないこうした紛争を、私たちはどのように考えていけばよいのだろうか。
 本書は中部大学国際地域研究所が中心となって行った研究会の成果をまとめたもので、まさにこうした地域紛争をテーマとして扱っている。内容は主に3つの部分に分かれ、第1部では大量難民の問題、第2部ではそうした難民を生み出した地域紛争の問題、そして第3部では紛争をとりまく国際社会の問題が取り扱われる。各章は独立した内容を持っているが、全体としてみると、地域研究のミクロな切り口から問題を深めていき、やがてグローバル化の問題に行き着くという構成になっている。
 各論考を読むと、地域紛争という問題を考える上で現場感覚が不可欠なことを実感させられる。それは地域の多様性を前提とするということである。安易な市場信奉や理念先行の思考からは何も生まれない。それは、私たち日本人が新しい時代をよりよく生きるためにも、貴重な示唆となる。(C)日本評論社

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国際統合をどう進めるか

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 発展途上国を巻き込んだグローバリゼーションが急速に進んでいる。先進各国にとっても、グローバル化によるさまざまな問題が指摘されているなかで、これからキャッチアップを目指す国々がより大きな試練に立たされることは想像に難くない。
 本書は、途上国・移行国がグローバリゼーションによってどのようなショックを受け、いかに対処しようとしているのか、援助や国際機関のあり方など長く開発問題に取り組んできた著者が、開発統合という視点から問題を検討している。まず、後発国が国際社会に参加するには、経済の自由化や対外開放といった国際システムに速やかに統合されることが避けられない前提になっている状況を指摘する。それはつまり、国内の改革と国際統合という2つの課題に同時に取り組むことを意味する。しかし、開発政策を決定する権限が、その国の政府ではなく国際機関や援助国側に移ってきており、各国の発展段階の違いを十分に考慮しないために画一的になり混乱を招いているという。その一例であるアジア通貨危機については、国際機関の対応の問題点と代替案を示している。ベトナムや中央アジアの実情も紹介されており、問題を把握しやすい構成になっている。(C)日本評論社

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なぜいまヴェーバーか

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 『津軽じょんがら節』などで知られる作家によるマックス・ヴェーバーの伝記である。いまどきの経済学部ではマックス・ヴェーバーを勉強する人は少ないと思うが、ヴェーバーは20世紀初頭において世界の行手をおどろくべきほど正確に予測しており、とくに2度目の「敗戦状態」を迎えたわが国の現状を考えるうえで、ヴェーバーの仕事はまたとないヒントを与えてくれるはずだと著者はいう。
 導入部では、ヴェーバーと同時代人であった森鴎外との比較、あるいは当時、ドイツの国家制度を導入しようとした明治の日本の時代状況と関連させて論が展開されるので、自然とこの本の世界に引き込まれる。退屈したり、頭が痛くなったりすることは決してない。
 また本書は、原典はもとより安藤英治らヴェーバー研究家によるヴェーバー理解をさらに咀嚼・要約して紹介してくれているので、ヴェーバーの壮大な思索の世界を非常に平易にしかも親しみ深く学ぶことができる。本書を読んだ読者は、この「資本主義の精神」の発見者の偉大さに感銘を受けると同時に、きっとヴェーバーの書物をじかに読んでみたくなるに違いない。(C)日本評論社

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