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レオネッサさんのレビュー一覧

投稿者:レオネッサ

1 件中 1 件~ 1 件を表示

バトル・ロワイアル

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 深作監督の遺作と聞き即劇場に足を運んだ。メジャーの映画であれだけ堂々たる
反米姿勢を表明できる心意気(?)に感じ入ってすぐ本を買って読んで更に嬉しさ
アップ。今の日本でこの本に出会える幸せをより多くの人に味わってほしいと、切
に思った。前回は国会で「青少年に与える悪影響」が論じられたが、今回は何故か
無視されているように思える。より権力者側にとっての危険度は増したからか。
 前回では子供たちは政府から強要された「殺し合い」をしたが、今回強要されたのは「戦争」である。敵は「テロリスト」七原秋也ただ一人。どこかの国がただ一人のテロリストを殺すために世界の最貧国を最新大量破壊兵器でたたきつぶしたことを彷彿させる展開である。もちろん子供たちは多くは無残に殺され、本物の軍隊が乗り出して淡々と残虐に殺戮していく。一人一人の死はリアルに描写され、一人一人のかけがえのない人生もまたじみじみと語られる。
 人を殺してみたいと思っている青少年達、戦争したがるご老人達、少年犯罪には厳罰主義しか思いつかない大人達、「命の大切さを」をお題目のように語りたい教育者達、みんなきちんとこの本を読んでみようよ。あとジャーナリズムへの皮肉、
報道管制の恐ろしさ、今この国が直面しているすべての問題が赤裸々に描写されている。
 ところで映画のパンフレットがどの映画館でも「売り切れ」なんだけど、これって「政府の陰謀」(?)かな。


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